真一さん苦渋の表情で担保物確認票を貼る / まんぷく あらすじ第89話

まんぷく最終回ネタバレ朝ドラ / 歩行者天国!福ちゃんバンコクの屋台で麺食べる

2019年1月17日(木)第16週「あとは登るだけです!」

あらすじ

池田信用組合で取り付け騒ぎがおこった2日後のこと、恐れていた事態が起きてしまいます。福ちゃんの家を訪ねてきた真一さん。

一緒にいるのは信用組合の男たち。母店の銀行に命じられて、担保に入れた家と家財を差し押さえにやってきたのです。

苦渋の表情を浮かべた真一さんは、福ちゃんや子供たちの前で、担保物確認票を家財道具に貼りつけ作業を終わらせると、信用組合にいる萬平さんのところへ電話をします。

池田信用組合では、梅田銀行の矢野から、家屋と土地は現金化しても貸付金に足りない場合、組合員さんから、これまでの融資金を回収してくれと言われます。

そうしなければ、池田信用組合は、梅田銀行に借金は返せないでしょうと言うのです。

萬平さんは、池田には優秀な企業がたくさんあるのに、融資金の回収などしたら、会社がつぶれると反論します。

家財は、1週間後に売却です。

夕方、萬平さんが帰ってくると、鈴さんが克子姉ちゃんと忠彦さんに支えられ2階から下りてきて、萬平さんに、これからどうなるのか詰め寄ります。内心動揺しながらも、気丈に振る舞う福ちゃんでしたが… 

参考:Yahoo!テレビ

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前置きレビュー

取り付け騒ぎ

みんなが殺到してお金を引き出すとなったら、信用組合自体が危ないですが、当然のように大騒ぎになります。

一刻も早く、預金を引き下ろさなければと、人々が信用組合に駆け寄ります。

当時は、ATMなどないので、預金を下ろすとなったら、通帳と印鑑を持って直接窓口に並ばなければなりませんが、人が押し寄せるとなかなか進みません。

そんな人だかりを見た萬平さんは、血の引くような思いをしたことでしょうが、ようやくことの大変さを思い知ります。

担保
話は、それで終わりません。

萬平さんが自宅を担保にしたので、信用組合のいわば身内が萬平さんの家を訪ねて、家財道具に担保物確認票を貼りに来るのです。

こんな恥は、ないと思います。

進駐軍が通帳の差し押さえに来たときは、まだ見知らぬ人間でしたし、子供も小さかったので不安を与えるようなことはありませんでした。

ところが、今回は自分の部下がやってきて、子供たちのいる目のまえで貼りつけるのですから、これは本当に一変で白髪になってしまっても不思議ではないくらいのストレスです。

子供たちと言っても、鈴さんにいたずらするくらいの分別が備わっているので、通帳どころか、家ごと捕られてしまうのですから、子供でも状況の察しがつくと思います。

それでも、福ちゃんは気丈に振る舞うのですから、こういう人が奥さんだったことに萬平さんは、心から安堵すると思います。

感想

差し押さえ

まさかのことが、突然、おきました。

真一さんが、銀行員を伴って、福ちゃんの家にやってきて、家財道具を差し押さえにすると、目にするものすべてに、担保物確認票を貼っていきます。

真一さんは、同僚だけではなく、一応親戚です。

真一さんは、姑である鈴さんに詰め寄られ、萬平さんの判断によるとは言え、これほどつらいことはないと思います。

ちょうど学校に行く準備をしていた子供たちにとっては、よくわからないけれど、スーツ姿のおじさんたちが、担保物確認票をペタペタと貼っていくさまは、とても怖いものに違いありません。

福ちゃんは、覚悟をしていたとは言え、子供たちを安心させ守らなければならないので、ただ黙って時の過ぎるのを待つしかないのです。

やっと、ここまでの生活を築き上げてきたのに、あっという間に、奪われて行くさまに、乾いた感情でしかないと思います。

気丈に振る舞う福ちゃん
福ちゃんは、何もないかの如く、パーラー白薔薇で仕事をしていますが、かえってオーナーの川上アキラは、そんな福ちゃんの様子に、まともに見られないと弱音をはきます。

家財道具の差し押さえなど、めったにないことですから、そんな不幸な人を目の前にするのは、複雑な心境だと思います。

しかも、パーラーで働いているとは言え、理事長夫人だったのに、運命が急転直下になってしまうのですから、どうやって接していいものか困ってしまったのでしょう。

そんなところへ、福ちゃんの親友の敏ちゃんが、現れると、オーナーの川上夫妻の前もあってか、いつものように明るく振る舞う福ちゃん。

よほどしっかりしているのか、そうとう凹んでいても不思議ではないのに、人間力が違うのかな。

悪の手先

福ちゃんは若いから、まだ耐えられますが、還暦を過ぎた鈴さんには、たまったものではないでしょう。

体力気力の落ちた鈴さんが、寝込んでしまっても無理もないと思います。

やさしい忠彦さんも、鈴さんの様子に同情すると、担保物確認票の貼られた家財道具を見渡します。

見慣れない異様な風景にしか見えなかったと思います。

それに応えるかのように、鈴さんは、枯れた声で「真一さんが貼ったのよ。悪の手先」

気持ちわからなくもありませんが、あの温和な真一さんを「悪の手先」呼ばわりするなんて、真一さん気の毒。

へそくり
萬平さんが帰ってくると、克子姉ちゃんと忠彦さんに支えられた鈴さんは、力なく、どうなるのかと問います。

さすがの萬平さんも、今度とばかりは身から出た錆ではないけれど、頭を下げます。

そんな湿った状況を打破すべく福ちゃんは、「こんなときのために働いているのだし、へそくりもあるし」こういうことを言ってのけてくれると、力が湧きます。

そんなところへ、パーラー白薔薇での気丈な振る舞いに、察したかのか敏ちゃんが訪れます。

敏ちゃんの予感は当たっていました。

福ちゃんは、どこまで萬平さんを支えていけるか、怖いと言って泣き出します。

47歳の萬平さんを支えて、これから先どうなるのか、まったく見えなくて不安になってしまったのでしょう。
そりゃそうですよね。

いきなり、無一文の生活を強いられることになるのですから、自分がいくらパーラーで仕事をしていると言っても、それだけでやっていくのは、大変です。

ただ気風が良いワケではなく、自分の感情を押し殺していただけで、本音をはきだせる敏ちゃんがいてくれたのは、福ちゃんにとって幸いだと思います。

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