4月21日から始まるNHKの土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(やけ弁)の主人公を神木隆之介が演じる新人弁護士の田口章太郎は、法律を武器にして、さまざまな学校問題に立ち向かっていく、スクールロイヤーです。
スクールロイヤーとは?
いじめの問題を解決するために教師のサポートをしたり、いじめを予防するための教育を子どもたちに実施をするために、学校に派遣される弁護士のことです。
スクールロイヤー神木のNHK学校弁護士ドラマのネタバレ!
新人教師(岸井ゆきの)が生徒の手をつかんだことを「娘が体罰を受けた」「担任を代えてほしい」と、モンスターペアレント(堀内敬子)が乗り込んできます。
モンスターペアレントの水島は「この際、担任を代えてもらえないか。望月先生は教師になって3年目ですよね。最初から不安だったんですよ。新人の方が教師だなんて」と担任の望月先生と校長を前に話します。
「このまま暴力を振るう先生の所へ、娘を安心して預けることなどできません。今回の事で不登校になったら訴えますよ」
そこへスクールロイヤーの田口が校長室に入ってくると母親に「訴えたいのは、こちらの方だけど。あなたが学校へ来たのは午後1時、3時間が経過しています。その間、こちらの先生は授業に出られず、生徒たちの学習権を奪われました。
これは刑法第234条威力を用いて他人の業務を妨害する威力妨害罪に当たります。3年以下の懲役、または50万円以下の罰金です。
アメリカでは弁護士が学校へ関わる事は一般的なのですが」と言って、すかさずスマホで「弁護士を学校に派遣”スクールロイヤー制度”スタートへ」とページを母親に見せます。
尺全としないながらも母親は学校をあとにして、担任の望月先生は、げんなりと言ったところ。
スクールロイヤーの田口は、あらためて職員室で自己紹介をします。
「週2回派遣されて学校へ来ることになりました田口章太郎です。いつでも困った事があったら言ってください。モンスターペアレントに、セクハラ、パワハラ、放課後トラブルにいじめ、すべて法律を持って解決します。
教師生活25年目のベテランの教務主任三浦の話では、「問題になった生徒の水野真帆の昨年の担任はベテランだった。それをいきなり法律を持って追い払うやり方は、いかがなものでしょうか。
保護者対応も我々職員の大事な仕事です。」
田口は「ただのガス抜きですよね」
そして望月先生に「いったい何回、申し訳ございませんでしたと言いましたか?この3時間の間に、何回も言ったんじゃないですか。新人教師が不当なクレームをサンドバッグ状態で浴びせかけられても、ガス抜きにつきあえと。
おかしいものをおかしいままにしておくと、さらにおかしい事になります。これは一般常識です。」
解決したのかと思いきや水島の自宅には、担任の望月先生が訪問していました。
水島の母親は「このままでは、娘を安心して学校へ行かせられません。反省しているなら”覚書”に書いてください」と先生に言います。
「娘に体罰をしたと認めてください。そして2度とやらないとここへ書いてください。書くまで娘を学校へ行かせません」
望月先生は「学校へ持ち帰って校長と相談します」
母親「自分で判断できないの?」
その陰で娘の真帆は親の保護でぬくぬく。。。
翌日、覚書を読んだ校長は、「これはマズイでしょう」
望月先生「一人で来るように言われたので、それを書かないと娘を学校へ行かせられない。相談させて欲しいと何度も話したのですが」
校長は「田口先生、これは法律的にマズイですよね?」
すると田口は「校長は今朝、電車で女子中学生に痴漢行為を働いた。」
校長は慌てふためき「やってないですよ」
「やっていない。いくら後から、そう否定しても、このように署名・捺印をしてしまえば、やった事になってしまいます。それほどこの覚書は重い意味を持つのです。ただ対抗策はあります。ほぼ監禁状態で、署名や捺印を強要をされ白を黒に変えられた。そこの所を強調して法的効力をグレーにする」
今回のスクールロイヤーである田口はセリフは量が多く、テンポも速いので、単に早口なだけでなく、説得力を持ってまくしたてられるのは、20代の俳優のなかでも神木さんがオンリーワンなのだとか。
神木君の素直で、ウソのない人柄は撮影現場の出演者もスタッフにも伝わり「神木君のためならひと肌脱ごう」そんな雰囲気なんだとか。
新人弁護士である田口の年収は200万円前後の設定で、スーツは一張羅ですが、オーダーメイドのスーツです。
学校の先生の中にいて、違和感を際立たせるために、あえて仕立ての良いオーダーメードのスーツにしたそうです。
スクールロイヤー神木のNHK学校弁護士ドラマのキャスト
スクールロイヤーとして中学校に派遣させたボス:南果歩
事なかれ主義の校長:小堺一機
教務主任:田辺誠一
担任の望月:岸井ゆきの
保護者・水島:堀内敬子
佐藤隆太
濱田マリ
菅原大吉
【やけ弁】 #神木隆之介 主演!土曜ドラマ #やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる いよいよ今夜8:15スタート! https://t.co/Lde2byersP #NHKドラマ #やけ弁 pic.twitter.com/R8c9j0qBsd
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2018年4月20日
神木のNHK学校弁護士ドラマの原作?
原作はオリジナルですが、ノベライズ本が2018年6月6日に発売です。
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番組のスクールロイヤー考証を担当しているのが、神内聡(じんない・あきら)さんです。
神内さんは本郷さくら総合法律事務所 代表弁護士、淑徳中学高等学校 社会科教員として、子どもの権利や教育問題を専門とする弁護士を兼業しています。
弁護士資格を持つ医師や公認会計士はいますが、弁護士資格を持つ教師は日本ではまだ珍しい存在です。
現在、高校2年生の担任と現代社会の授業を主に担当しながら、教育委員会や学校法人のスクールロイヤーを担当しています。
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学校内弁護士 学校現場のための教育紛争対策ガイドブック |
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神木のNHKドラマの感想!
いや~モンペと話題になりますけれど、学校の先生は、大変です。
ヒドイ親もいますね。
子供を過保護に育て、しかも親が教師を見くびっている事から、子供も教師をなめるようなってしまうんですね。
そこへスクールロイヤーの登場で、一方的に法律をまくしたてられます。
法律的な解釈で言っている事は正しいのでしょうが、慣れていないので、みんな唖然としてしまいます。
将来的には、そんな事の積み重ねになるのでしょう。
先生も法律的な知識が加わることで、トラブルの対処方が変わるかもしれませんね。

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