バーベキューって、楽しい反面、場所を選ばないと、ハエにたかられ大変な目にあった事があります。
そこへ行くと、焼肉は無難に食べられると思うのですが、岡村隆史さんはアウトドア派で、グッズは全部持っているって、本格的なんですね。
ところで、バーベキューBBQと焼肉の違いは?
チコちゃんは知っている!
焼きながら食べるのが焼肉!
焼いてから食べるのがバーベキュー!
チコちゃんに叱られるバーベキューと焼肉?
日本バーベキュー協会の会長の下城民夫さんに伺ってみました。
みなさんがバーベキューと思っているのは「青空焼肉」で、伝統的なバーベキューではないんです。
本当のバーベキューって、どんなものなのでしょうか?
そのヒントが、映画「風と共に去りぬ」(1939年)に隠されていました。
主人公のスカーレットオハラが劇中で出会いを求めて心待ちにするのが、バーベキューパーティーなのですが、そのバーベキューのシーンで違和感が・・・
スカーレットオハラの自宅で行われたバーベキューのシーンですが、誰一人、お肉を焼いていません。
一体、なぜなのか?
このころのバーベキューは、自分たちで肉を焼くことはしませんでした。
実は、バーベキューは、家の使用人が前日から仕込み準備するものだったのです。
日本のように焼きながら食べる事は、ありませんでした。
BBQの起源は?
16世紀の大航海時代です。
スペイン人が西インド諸島に上陸したときに、現地の人が行っていた調理方法です。
木で組んだやぐらに肉を乗せて、下から火を焚いて、じっくりくん製する調理法で、現地の人はバルバッコアbarbacoaと呼んでいました。
その後、メキシコ、アメリカ南部へと伝わり、全米へと広がっていきました。
その過程で、バルバッコアbarbacoaがバーベキューbarbecueと変化したと考えられます。
どのようにかわっていったかと言うと、曹洞宗宝林寺(千葉県市原市)住職の千葉公慈さん曰く
こんな感じでしょうか?
やがて奴隷解放宣言で使用人たちがいなくなり、手間がかかるバーベキューを家でやる人は激減します。
しかし、1950年代にケトル型グリルが発売されると、使用人がいなくても家庭でバーベキューっぽいことができるようになりました。
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使用人に代わって、張り切っているのがお父さん。
こうしてバーベキューと言えば、お父さんのイメージが定着します。
ケトル型グリルで牛のステーキを焼くことが「バーベキューっぽい」と全米に広まりました。
アメリカで大流行したバーベキューっぽいものが、アメリカのホームドラマを通して日本に伝わりました。
ちょうどそのころ、1946年、日本で初めて焼肉店(京城料理・明月館?)がオープンします。
アメリカから伝わったバーベキューっぽいものと、ほぼ同時期に日本に入って来た「焼肉」という食べ方。
この2つが、同時に広まったことで、日本人は焼肉もバーベキューも、一緒と思ってしまったようです。
チコちゃんに叱られるビーフブリスケットとは?
ビーフブリスケット7kg(約25人分)牛の肩の部位にあたります。
スモークしながら低温でじっくり焼くインダイレクトグリルで、柔らかくてジューシーな肉になります。
午後10時に調理が始まります。
塩コショウベースの調味料をまんべんなくかけ下味をつけます。
そしてラップをかけ、最低2時間かけ、肉に味をしみこませます。
午前0時
ロー&スロー低温でゆっくり焼きます。
温度計を肉にさし、中まで火が通っているか常にチェックします。
表面を焼くのに、およそ3時間かけます。
午前3時、お肉の焼き加減を見て、ソースをかけます。
待っている間、各々好きな事をして過ごすのが、本格的バーベキューの極意です。
午前4時、表面はいい色に焼けてきましたが、中はまだまだなので交代で焼き加減を見ます。
夜食も適度なタイミングで!
午前5時、ここでもう少し焼くか余熱で焼くか、様子をみます。
午前6時、しっかり焼き色がついたところでグリルから出し、肉を包んで中の水分を保つホイリングをする。
余熱で約3時間、待ちます。
午前11時半、完成!
焼肉とは違いバーベキューは、肉を焼いてから切ります。
おいしそうなお肉と言うか、肉の塊です!
これなら、満足感高そうですね!
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まとめ
あまり良いお肉ではないものを、努力して美味しく食べようとしたのが始まりとの事ですが、それを言ったら、フランス料理もそうです。
内陸で良い食材が手に入らなかったので、それを美味しく食べるために”ソース”ができたそうです。
いずれにしても110度~130度の低温で15時間も時間をかけるので、美味しくないわけがないです。
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