2018年7月12日(木)第15週「すがりたい!」
あらすじ
出会ってわずか6日で、涼次から電撃のプロポーズをされた鈴愛は、ユーコとボクテに、結婚するつもりだと報告します。
しかし、相手は売れない映画助監督と知ると、ユーコとボクテの反応は微妙です。
一方、涼次は、師匠である映画監督の祥平に鈴愛との事を報告しますが、祝福どころか、料理上手な涼次がいなくなる不便さを訴えられ、
思っていたほど、あまり感心がない様子です。
ただ、涼次を愛する三オバが、結婚をすんなり許してくれるのか、余計な事を色々と言ってくるのではと、その後の展開が気になるようです。
参考:Yahoo!テレビ
レビュー
前回、雨の中のダンスシーンは、まさにアメリカ映画の「雨に唄えば」を彷彿させるものでした。
これまで漫画一筋で、頑張ってきた鈴愛には、これから別な世界が待ってくれると予感させるに十分です。
興奮冷めやらぬうちに、ユーコとボクテに結婚の報告をします。
でも、バイトしている先で、出会って6日の人からです。
しかも、売れない映画監督助手なんて、まったく先が見えない、何も保障がありません。
そんな勢いで、結婚を決めてしまって大丈夫?とは言わないかもしれませんが、すんなり祝福というワケにはいきません。
ある意味、鈴愛は、世間知らずですから、本来は、報告の前に、相談して欲しかったかもしれません。
雨に打たれてもへいっちゃっらな鈴愛に対して、風邪を引いた涼次は床にいます。
涼次も、師匠である祥平に鈴愛との事を報告しますが、こちらも結婚についてなのか、それとも助手だからなのか、今一つの反応です。
普通に考えて、助手レベルで収入も何も安定しておらず、結婚だけ先に決めてしまっていいのかと無言の返事だったのかもしれません。
結婚は、もちろん自由ですが、一人の身軽さとはいきません。
収入が安定していないからと、途中で辞めてしまう可能性だって考えられるので、そっけなく思える反応は、当然ではあると思います。
こういうところが、クリエイティブ系のつらいところです。
おまけに、涼次の場合、ちょっとクセのある三オバの存在がいます。
三オバと言っていますが、いわゆるモテない、結婚できない、若くない、行かず後家が3人いるって、キツイです。
その行かず後家に、3つの時からおしめを取り換えられていたと、事あるごとに言われてきた涼次には、一緒に暮らすのが耐えられなくなり、祥平の
所へ転がり込んできたと言うのもわかります。
もしかすると、祥平自体、何を言い出したり、しでかすかわからない、この三オバが苦手なのかもしれません。
それを思って、余計、気になってしまうのでしょう。
感想
プロポーズ
涼次の「好きです」の告白に鈴愛の返事は「me too」
そうですか、結構シンプルと言うか、照れずに言えるのは、これくらいかな。
でも、その後に「結婚しましょう」と言われ、さすがに鈴愛ちゃん「出会って6日」と言うのは、驚いたみたいです。
それに対して、涼次「ロミオとジュリエットは出会って5日だよ」
技、一本あり!
と言う事でしょうか。
堰を切ったかのように、鈴愛ちゃんは「好きだよ」と返します。
雨に打たれて、お互いが余計色濃く見えたのかもしれません。
すぐユーコとボクテに結婚する事を報告しますが「マジ?」との返事は、当たり前でしょう。
「ビビビッときたの?」と聞かれ鈴愛ちゃん「ロミオとジュリエットです。あれは5日間だけど。あれより1日多いけど」とすっかり洗脳状態。
ユーコは冷静に「鈴愛はジュリエットじゃないし、涼次は、ロミオじゃない」
厳しいツッコミですが、これも現実です。
どこがステキだったの?と聞かれると「全部!」
そりゃ、最初はそんなもんでしょう。
「どれかと言われたら、青く透き通る声が好き☆夏のソーダ水みたいな」
ユーコは、ソーダ水なんて、気が抜けたら、ただの甘いだけの水だよ。
確信ついてます。
しかも生まれて初めての相思相愛なので、舞い上がっているんでしょう。
鈴愛ちゃん曰く「イケメンでたっぱもあるし」もうデレデレです。
病床の祥平
涼次の作ったおかゆを食べながら、涼次から結婚の報告を聞かされますが、おそらくぼーっと聞いているのでしょう。
淡々と祥平は、会話を続けますが、一番の心配は、涼次がいなくなったら、涼次の手料理が食べられなくなるって、どんな関係だよ!
すっかり祥平の胃袋をつかんでしまった涼次は、嫁のような存在でしょうかw
祥平の存在も、朝ドラにしてはちょっと浮いているように思うのですが、それはともかく、三オバの存在を心配してくれるので、いい人ではあるんです。
のろける鈴愛ちゃんに対し、涼次も祥平に「弾むボールみたいで、いつまでもつきない」そんな所に惚れたんだとか。
涼次にしたら鈴愛ちゃんの存在は、一緒にいると、可能性を感じるんでしょう。
やっぱりクリエイティブ系の人って、理論的、理性よりも、感性に訴えるような人と一緒にいた方が、充実できると思います。
でも、そんな涼次に対して、祥平は、それがどうしたとばかりで、とってもクール。
いますねーーーこういう冷めた人。
晴へ報告
ユーコとボクテに報告してる傍へ、晴から電話がかかってきます。
晴にしては、鈴愛ちゃんがバイトで生活をしている事に心配でたまりません。
それなのに鈴愛ちゃんの口から突然「結婚する」なんて聞かされて、パニック状態!
その衝撃度を現しているのが、BGMに流れた「仁義なき戦い!」風だったこと。
田舎の親にしてみたら、不安定な生活をしていて、その上、結婚すると言うのが理解できないんです。
親が心配するなど、鈴愛ちゃんは考えないんでしょう。
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