2018年7月19日(木)第16週「抱きしめたい!」
あらすじ
甘~いハズの新婚生活ですが、なんと鈴愛と涼次の新居は、涼次の三オバが住む藤村家の離れです。
当然のごとく鈴愛は、3人の叔母、光江と麦、めありの存在に戸惑います。
姑が3人もいるようなものです。
追い打ちをかけるかのように、涼次に預けた新居用の資金の行方を聞いてみると、なんと涼次は祥平の新作映画の制作に使ったと話します。
無断で使われるなんて、裏切りとも言えます。
翌日、鈴愛が目を覚ますと、涼次はすでに起床し、鈴愛のためにあることをしていて
参考:Yahoo!テレビ
レビュー
出会って6日間で人生が変わってしまったようなものですが、それにしてもいきなり三オバと、ほぼ同居のような事は、当然、考えていなかったハズです。
藤村家の離れと言っても、もともとは帽子屋「3月うさぎ」だった頃の倉庫として使われていたところです。
なんせ、洗練されたおばさまどころか、扱い要注意な特異な人ばかりなので、戸惑いも当然出てくるでしょう。
しかも、三オバにしてみたら、料理上手な涼次を取られてしまったくらいに、思っていると思います。
これは、手ごわいですよ。
しかも、新居のための資金を映画の製作に使われてしまったなんて、寝耳に水もいいところです。
確かに、鈴愛は、漫画家になる夢を諦め、あらたに自分の夢を目指している涼次との結婚で、その夢を叶えられると思ったのかもしれません。
でも、それとこれは別です。
鈴愛なりに考えていた新婚生活があったハズですが、それを見事にぶち壊されてしまいました。
涼次は、三オバにとっては溺愛すべき可愛い甥ですが、鈴愛にとっては、どうなんでしょう。
涼次が、してくれるある事とは、鈴愛に特別なお料理でも作ってくれると言う事かな。
いやでも、毎日何かしら食事をしなくてはいけないのですが、三度、三度、涼次が、作るわけにもいかないでしょう。
うーん、それで全てを水に流せるものだったら良いけれど、これでは、何のための結婚なのかわからなくなりそう。
前途多難な幕開けになってしまったようです。
感想
三オバ紹介
光江を誰だったのかわからなかった鈴愛ですが、光江にしたら面白くもありません。
それでも身内なので、麦とめありに改めて、鈴愛を紹介します。
ただですら姑の存在はウザかったりするのに、一機に3人いるのって、鈴愛でなくとも、プレッシャーです。
すっかり気を悪くした光江は、鈴愛を紹介する時「確か動物みたいな名前だったな?」と、カラスだっけ?それともネズミ?と言われ、子供のころブッチャーに同じく「スズメだって思い白い名前だ。ネズミみたい」と名前をバカにされたことを思い出します。
気を悪くした光江に、意地悪く言われても仕方がないかと思いますが、鈴愛も負けません。
負けないのはいいのですが、いきなり光江に「ブッチャーって呼んでいいですか」
鈴愛の幼馴染のブッチャーだなんて、知る由もありません。
光江の頭に浮かんだのは、おそらく禿げ頭に爪痕が生々しいプロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャー のハズです。
これでは喧嘩を売っていて、可愛くないのですが。
フレンチトースト
新婚ホヤホヤの甘い夜とは程遠い夜。
しかもトタン屋根に雨音が響き、鈴愛には、それが耐えられません。
淡々と普通の人にもトタン屋根の雨音はつらいだろうけれど、自分は片方の耳が聞こえないので、普通の人の3倍は、つらい。
そう言うと、涼次をパシッと叩きます。
涼次の立場、全然ないです。
涼次は、サッと話題を変えて、鈴愛がお茶のお作法を知っていて驚いたと話をすると、かつて秋風先生のところで、茶の湯を題材にした漫画を描くことになり、みっちり茶の湯を習わされたと話します。
鈴愛にしたら茶の湯の話など、どうでも良い事です。
布団からパッと起き上がって、涼次の頭をやさしくなでますが、なぜか怖い空気が流れます。
鈴愛は涼次に渡したお金の行方をツッコミます。
涼次からITバブルのおかげでと聞くが早いはで、鈴愛は、サッとスポンサーがつかなくなった理由を立て板に水のごとく早口でまくし立てます。
鈴愛にしたら茫然と、もしかして私たちの新居用のお金を元住吉祥平の映画のために使ったの?と聞くと、涼次は布団から出ようともせず、布団をかぶって「Oh,Yes」
だいたい、新居をこんなボロ屋にした時点で、はっきり聞くべきだと思うのですが。
いずれにしても涼次は、申し訳なさそうに、祥平の映画のために使った事を話します。
なんだか鈴愛の存在感に対して、涼次のダメンズぶりと言おうか、存在感薄いっ!
鈴愛ちゃんがブチ切れても仕方がないのですけれど、それでも新婚です。
甘い時間が欲しい鈴愛は、気を取り直して涼次に声をかけると、呆れた事に涼次はすでに熟睡です。
普通、こんな話になったら眠れなくなると思うのに、神経が違うのでしょうか?
まったく、やれやれです。
いじましい鈴愛は、涼次の敷布団に自分の敷布団をくっつけ、さらに鈴愛が子供のころ、左足を晴の体に触れて安心して寝ていたのと同じく、涼次の体に左足を触れて寝ます。
こんなセコイ思いをしないといけないなんて、切なすぎるんですが!
なんのために結婚したのかと思ってしまいそうですけれど、それでも朝が来ます。
料理上手な涼次は、フレンチトーストとカフェオレを鈴愛のために用意をしてくれますが、実は、三オバの朝食メニューと一緒!
映画監督でなくて、料理人にでもなった方が、良いんじゃないかと皮肉でも言いたくなります。
涼次の秘密
朝、鈴愛が目を覚ますと、昨日の晩に喧嘩したことは、すっかり忘れたかのように機嫌を取り戻します。
涼次が仕事へ行く前に、黄色い箱について「絶対開けないでね」と言うと、鈴愛は機嫌良く返事をします。
涼次に「開けないで」と言われても、黄色い箱です。
いやでも目に入るので、気になって仕方がないでしょう。
でも約束なんだから、「開けるなよ!」と見ていてじれったくなりますが、開けちゃうんですね~
子供の冒険じゃないんだからさ。
さて、いったい中は何のか、お楽しみです。
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