2018年7月13日(金)第15週「すがりたい!」
あらすじ
鈴愛がただバイトに励んでいると思っていた晴と宇太郎に、突然、とある発言をされ大パニックになります。
仙吉は、ただただ素直に鈴愛の結婚を喜びますが、そのどさくさに紛れるかのように、草太が仙吉にある相談をします。
そのころ100円ショップ大納言では、失踪から戻った田辺が、鈴愛の結婚が決まったことを知ると、涼次の三オバにあいさつをしたか尋ねます。
その時、涼次が大納言のオーナー三姉妹のおいであることを鈴愛に打ち明け、涼次の生い立ちを知ります。
何も知らない鈴愛に、田辺は、どうして結婚を決めたのか理由を聞くと。
その夜、鈴愛は涼次の部屋を訪ね、祥平と出会います。
参考:Yahoo!テレビ
レビュー
世間では、もう28歳なのだし、結婚して子供もいてもおかしくない年齢です。
当然、晴と宇太郎は、すんなり受け入れてくれると思ったと思うのです。
ところが、晴と宇太郎にしてみたら、バイト生活に明け暮れている鈴愛の口から結婚という言葉が出てくるとは、考えてもみなかったのでしょう。
心の準備がないとは言え、そんな大げさなとも思いますが、この二人には、そんな事は通用しないようです。
そんなてんやわんやな状態をいいことに、草太は、仙吉にある相談って、どんな事でしょう。
車が欲しいとか、そういう話なのでしょうか。
でも、わざわざ仙吉に話すような事でもないです。
まさか、自分の店を持ちたいから、資金を援助してくれとか。
それなら、ありえそうな気もしますが、安くない話です。
それはそうと、失踪から良く田辺店長、復帰できましたね。
時々、こういう無責任な人っていますが、普通の会社だったら、とっくにクビにでもなっておかしくないのに、オーナーが、あの三オバなので、
クビにならないところが、またすごいです。
いわば、田辺店長にとって三オバは恩人であるハズです。
そんな三オバが、実は涼次の叔母である事を鈴愛に打ち明けます。
いずれわかる事ですし、誰かの口からもれる事ではあります。
こういう話は、案外、第三者から告げられると、受ける衝撃は小さくて済んだりもします。
田辺店長にしてみたら、いくら何でも自分が失踪している間に、結婚に至るまでになるとは思ってもいなかったでしょう。
ちょっと面白すぎな展開。
だいたい、あの美女は何だったのか?気になります。
感想
11時25分
結婚の報告を聞いて晴よりも宇太郎の方が、どんな男かわからないと激怒したのは、意外な気がしました。
田辺に、相手の事を知らないのに、どうしてそんなに結婚を急いでいるのと聞かれると、鈴愛ちゃんは「気が変わらないうちに」と、おどおどと応えます。
それは、涼次の気が変わらないのと、鈴愛自身の気が変わらないうちに。
ん---自信が、ない感じです。
初めての相思相愛で、舞い上がっているとばかり思っていましたけれど、鈴愛ちゃんは、大胆な部分もありつつ、繊細なんですね。
鈴愛の結婚したい理由が、風呂のない生活で、毎日銭湯の閉まる11時25分を気にしないといけない生活が耐えられない。
うーーーーん、それは現実的でシビアです。
毎日仕事から帰って、そのあと、銭湯に通うって、結構面倒です。
結婚は縁とタイミングと言いますが、まさに、この時を逃したら、今まで通り、銭湯の生活を続けないといけません。
草太の告白
晴は、ひそかに鈴愛のために、結婚成就のためにお守りをいくつも持っていたなんて、親心を感じます。
鈴愛はもうすぐ30で、しかも片耳が聞こえないので、人一倍、心配なんでしょう。
晴は結婚前はモテて仕方がなかったのに、宇太郎にしつこく言われて、仕方がないから結婚したと、晴と宇太郎が結婚に至るまでの事について、今更ながら、
言い出して、喧嘩が始まります。
何十年もたってから、こういう喧嘩は、やですね。
そんなどさくさの中で、草太が仙吉に、10歳年上でバツイチの子持ちと結婚したいと告げます。
これは、言われた仙吉にしてみたら、寿命の縮む思いです。
今ほど、まだ男性が、年上の女性と結婚するなんて、許される風潮ではなかったハズです。
しかも、バツイチ、子持ち。
仙吉くらいの年齢であれば、許せる話ではないでしょう。
普段温厚な仙吉も、さすがに驚き、すんなりと受け入れられません。
と言うか、鈴愛の結婚話よりも驚きです。
涼次の自宅訪問
鈴愛が涼次の家に、初めてのお泊り☆
ルンルン気分で、涼次の家に行くと、涼次が、家を案内してくれます。
ふすまをサッと開けると、なんとそこに男性が!
「誰これ?」
祥平は、祥平で、見知らぬ女が入ってきたことを歓迎している様子ではありません。
追い打ちをかけるように祥平は、鈴愛に「人の家に入って、コート脱いで!」
うーーーーん、カーディガンをコートに見えるとか、さすがに爺さんじゃあるまいし、そんな違いわからないのかと思いますが、鈴愛に対して生理的に嫌悪感が走ったのかもしれません。
それは、鈴愛も同じこと。
涼次は、祥平が素晴らしい映画監督であることを紹介しますが、祥平の名前を聞くなり「へんな名前」
もう、こりゃダメだの世界。
初対面から険悪で、お互いに仏頂面です。
しかも、二人で住んでいる事をゲイだと思い、鈴愛は「自分との結婚は、もしかして目くらましか?」
やさしさにあふれる涼次は、見ようによってはゲイに見えなくもないですから、そう思っても、致し方がないでしょう。
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