2018年7月14日(土)第15週「すがりたい!」
あらすじ
鈴愛は、涼次の自宅に訪ねると、同じ部屋で祥平と暮らしていることを初めて知ります。
初対面の鈴愛と祥平は、お互いにかち合ってしまう相手で、話がすんなり進まず、険悪です。
しかも、鈴愛が涼次を意識したきっかけとなった詩が、実は祥平が書いたものだったことを知ります。
鈴愛が勝手に思い込んでいた事が違った事で、祥平とより気まずいムードになります。
一方涼次は、溺愛してきた三オバに鈴愛との結婚を報告します。
そんな涼次に光江はあるものを差し出すが。
参考:Yahoo!テレビ
レビュー
出会って6日で、結婚を決めてしまったワケですから、予想しない出来事が押し寄せてくる感じかもしれません。
ユーコとボクテに、売れない映画監督助手では、一生貧乏と冷やかされていたので、経済的な余裕はない事は、理解していたと思いますが、当時、シェアハウスと言う概念はない、もしくはそれほど知られた状況でないので、単身で住んでいないのは、それだけで驚くと思います。
しかもゲイと言うワケでないのに、特殊な事情がない限り、いい大人が男同士で住むのは、珍しかったハズです。
涼次の場合は、何と言っても三オバと生活をずっと共にしていたら「愛し殺される」から。
ともかく、鈴愛にとってそれよりショックだったのは、鈴愛が涼次の事を気になるきっかけになった詩は、涼次ではなく祥平が書いたものだったと知る事。
鈴愛の人生をなぞったような詩の内容だけでなく、その詩のでき具合に、映画監督としての才能を見出し、それで結婚をしようと多少は思ったと思います。
それが、涼次のものでないなんて、自分の判断力を試されたようで、二重に驚いたとしても無理もありません。
祥平にしたら、ただ勝手に思われて良い迷惑以外の何物でもないです。
光江は、涼次が結婚すると聞いて、映画監督になるとか言って、根無し草のような事をしている涼次を不憫に思っていたでしょうに、単純に喜んでいました。
いつまでも男が独身でいるのは、身内にとっては、つらいものに違いありません。
でも、ここで涼次にあるものを差し出すとありますが、単純に結婚祝いではなさげです。
間違っても、ペアのマグカップなんて平凡なものではなく、ここが三オバたる所以と思われるようなモノなんでしょう。
どんなモノが出てくるのか、楽しみです。
感想
本音
祥平と涼次の二人の生活を目の当たりにした鈴愛は、自分みたいなモテない子が、こんなすぐにうまくいくはずがない、自分は目くらましのための結婚相手にすぎない。
この場にいたら、そう思っても不思議ではありません。
これまで28年間の人生で、ずっと好きだった人に裏切られ、やっと幸せがつかめると思ったと鈴愛は、本音を話すと、涼次は「かわいそう」と、そんな鈴愛に近寄り手を取り合います。
祥平は、「やってらんねー」と叫びますが、まったくです。
涼次が、もう少し機転を利かせて、あらかじめ状況を説明しておくべきでした。
祥平にとって、涼次は、弟のような存在で、可愛く思っていたのが、突然結婚すると聞いて、寂しくなったと漏らします。
涼次の嘘が判明
祥平は、「私は弱虫だったのかもしれない・・・」それは、鈴愛が、涼次のノートにはさんであったメモに書かれた詩の内容でした。
鈴愛が暗唱すると、祥平は「なぜそれは?」と聞きます。
鈴愛が涼次の詩が感動したので、覚えたというと、実は祥平の新作映画「追憶のかたつむり2」のファーストシーンのナレーションだと判明!
涼次が、あまりに詩がステキだったのでメモして手帳にはさんでいたのでした。
祥平の詩を読んで感動して、涼次を好きになったなんて、普通なら許せないと思ってもおかしくないのに、鈴愛は、「余計、涼次を好きになった!」
ビクビクして言い出せなくて、そんなところが鈴愛にしてみたら「かわいい」
そうですかーーー???
恋は盲目とは、よく言ったもんです。
預金通帳
涼次の結婚の報告で、光江は涼次の母が亡くなった時、涼次のためにと残しておいた通帳と印鑑を渡します。
お金を渡すとすぐ使ってしまう事を見越して、光江は何かと必要になる結婚の時を待って、涼次に渡したのでした。
親代わりのようなものですから、こういう気持ちはとってもありがたいハズです。
改まった中に、麦とめありが猫可愛がり状態で、涼次によってきますが、これを大人になってからもされるって、結構ウザイです。
光江が、涼次は結婚が決まったのと言うと、麦とめありは「騙されているんじゃないの?」
可愛い甥っ子の事が、心配で仕方がないのはわかるけれど、いい歳なんだから、ほっといてくれって感じです。
柳ケ瀬のバーのママ
仙吉は、草太の結婚について、確認します。
草太の結婚相手は、10歳年上で40近く、7つの子供がいる柳ケ瀬のバーのママのヒカル。
若い事をいい事にして、吸い取るだけ吸い取るんじゃないかと、仙吉だけじゃなくても、これでは心配します。
草太は、鈴愛の結婚のどさくさで結婚してしまおうと考えていましたが、仙吉は、事を荒立てないためにも、鈴愛の結婚の後が良いと諭します。
仙吉の思いやりある態度に安心ですが、本音を言えば、諦めてほしいとどこかで思っているのではと思います。
どう聞いても、安心できる要素が、ありません。
結婚してからも、バーのお客とつきあいがあるかもしれませんし、だいたいバツイチになった理由は、聞いていないですよね。
前のダンナの浮気が理由ではなく、そのヒカルの浮気が原因かもしれません。
世間知らずもいいところです。
結婚の挨拶
草太がお茶をこぼして、思わず岐阜弁で「熱い」ことを「ちんちん」と、言ってしまうのですが、知らないと唖然です。
しかも結婚の挨拶に来て、緊張状態で、笑うに笑えませんが、と思ったら、まさかな展開!
初めて見たネクタイにスーツ姿とかしこまった涼次ですが「お嬢さんをください」と言ったとたん、我慢できずに笑ってしまう!
それ、ダメでしょ!
確かに、あまりにも緊張しているのもあるでしょうし、周りが粛々としている状況も、普段とのギャップが見えるのでしょう。
でも、ここは我慢じゃないですか!
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