2018年7月30日(月)第18週「帰りたい!」
あらすじ
無事、鈴愛が出産を経て、物語は、鈴愛と涼次にとって初めての子供の花野が1歳の誕生日を迎えるところからです。
三オバたちが花野のお誕生祝いの準備をして大納言で働く涼次の帰りを待ちますが、なかなか帰ってきません。
そのうちに鈴愛は花野の体が異常に熱くなっていることに気づき、慌てて病院に駆け込みます。
診察室から聞こえる花野の激しい泣き声に、鈴愛は動揺して、居ても立っても居られません。
そのとき鈴愛はカバンから携帯電話を取り出し、気持ちを落ち着かせようと、ある人に電話をかけ始めますが、その相手とは。
参考:Yahoo!テレビ
レビュー
鈴愛と涼次の産まれた子供の名前は花野と書いて「かの」と名づけられました。
物語は、その花野が、満1歳のお誕生日を迎えるところからです。
当たり前ですが花野にとって、晴は祖母、宇太郎は祖父、そして仙吉はひいお祖父さんになります。
それから1年、花野の1歳の誕生日になります。
ユーコとボクテが、花野のお誕生日を祝いに訪れます。
でも、それは花野のお誕生日だけではなく、実はユーコのダンナの仕事の関係で、東京・青山から仙台に引っ越す事になり、その挨拶も兼ねてです。
大納言で働く涼次に店長の田辺が、ふと雑誌に「今年の顔」に元住吉祥平が掲載されているのを見せて、映画の世界を辞めた事は良かったと話します。
田辺は若いころ、ミュージシャンを目指していました。
そんな時、帝王製紙の社長令嬢とつきあっていて、婿に来てくれたら社長の座を用意すると言われていたのに、音楽の道を諦めきれませんでした。
でも、今となっては、孫でも抱いてのんびりできていたのにと、そのことを田辺は後悔しています。
だからこそ、田辺にしてみたら、子供ができた涼次の決断は間違っていなかったと。
三オバたちにしてみたら、初孫のような存在の花野のために、盛大にお誕生日を祝おうと、準備をせっせと始めています。
そんな中、ふと鈴愛は、涼次のノートを見つけます。
映画の世界は、きっぱり諦めると言っていたはずなのに、それは、涼次の新作でした。
ともかく、鈴愛にとっては、それよりも花野の事で手一杯。
すると花野が高熱を上げ、すぐに病院へ連れていきます。
ところが、肝心の涼次が、なかなか大納言から帰ってきません。
そうこうしているうちに、花野の様子がおかしい事に鈴愛は、気づきます。
なんと、花野の体が熱で異常に熱くなっているのです。
子供の急な熱は、放ってはいられません。
自分と同じように耳が聞こえなくなってしまったら、そんな不安がよぎっても不思議ではないです。
ともかく病院へすぐさま駆け込みますが、診察室から、花野の激しい泣き声が聞こえてきて、鈴愛はどうしてよいのかパニック状態になります。
とっさに、鈴愛はある人に携帯電話をかけますが、そのある人とは、晴です。
子供の熱と言っても、いろんな原因があるでしょうが、激しい泣き声に、自分が何か間違った事をしてしまったのかと、心が折れそうになってしまうのでしょう。
自分の身が削られる思いで、すがれるものならすがりたい、そんな状況だと思います。
鈴愛の心配さ加減を察した晴は、あんただって生まれてきた時は、へその緒がグルグル巻きになっていて、生きるか死ぬか、半々の状態だったのに、ちゃんと育ったと言います。
だから、心配することはないと、この母の言葉は、ほんとうに大きいです。
母としては、まだ未熟な鈴愛にとって、何より説得力のある話です。
そんな鈴愛を余所に、一向に帰って来ない涼次はと言うと。
感想
花野の誕生
産気づく鈴愛に涼次は失神で倒れかけますが、誕生した我が子に対面すると涼次は、感動で涙にくれます。
仙吉はじめ、楡野家の人々と三オバも駆けつけ、産まれたばかりの赤ちゃんに誰しもが頬笑みます。
それから1年後、クリスマスの時期、花野のお誕生日でもあります。
三オバたちがお誕生日の用意をしているとき、花野が高熱を上げ、すぐに病院へ連れていきます。
まだ1歳の子供に、点滴をする様子を目の当たりにして、鈴愛はフラフラとして、パニックに陥ります。
看護師さんに気をしっかりしてと言わんばかりにされますが、花野の泣き声が、しんどそうなのが伝わってきて、居ても立っても居られない鈴愛は、晴のところに電話します。
すると晴は、さすが年季が座っています。
パニくる鈴愛に、みんなちゃんと育っているのだから、大丈夫と落ち着かせます。
涼次に女の影?
鈴愛が花野の事で、パニくっている最中、光江が、まだ来ない涼次を心配して電話をします。
すると電話に出たのは、女性の声。
一体、誰なの?
光江でなくとも、疑惑が広がります。
まさか、大事な一人娘の誕生日を放っておいて、女と浮気?
いくらダメンズな涼次とは言え、それはないと思います。
考えられるとしたら、作家の佐野弓子でしょう。
でも、三オバのいるところで、映画の世界は諦めるときっぱり言ったハズですが、やっぱり映画の世界から切れていなかったのでしょう。
それは、鈴愛が何気に見つけた涼次のノートでわかります。
そうとは知らない光江は、涼次に対して不信感でいっぱいです。
ダメンズな甥を、どこまでかばいきれるかと言ったら、いくらなんでも難しいと思ったのかもしれません。
本当なら、今日は、花野のお誕生日をみんなで楽しく祝う日で、朝からずっと楽しみにしていたと思います。
それが、予定外の事ばかりですが、その究極に、涼次の浮気疑惑が発覚します。
鈴愛でなくとも、やってられないとばかりです。
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