東京ラブストーリー第2話ネタバレあらすじ
出社しようと人ごみを歩いていると、目の前で、なぜか手を挙げて飛び跳ねるリカに遭遇するカンチは、他人のふりをして通り過ぎようとします。
ところが、リカに見つかってしまいますが、リカの片方の靴が、木の枝にあるのを取ってほしいとカンチに頼みます。
どうすれば、あんな高い木の上に靴があるのかと、カンチは尋ねます。
リカは、天気占いをしようとして足をけったら、靴が思わず、高い木の枝の上にのっかってしまったのです。
カンチは、リカにキスされたことを思い出します。
リカは、知らないふりして通り過ぎようとしたカンチを責めます。
カンチは、リカにキスされたことを気にしていますが、リカはけろっと「私のバレンタインデーは年中無休だもん」
関口と三上の路上キスを目にしたから、同情したのかとカンチは言います。
リカは「電話帳250冊分しゃっべても説明できないよ」
和賀から、商品の在庫チェックを頼まれるリカは、和賀と二人きりになります。
和賀は、相談相手くらいならなれると、リカを飲みに誘います。
リカは「上司と部下として?それとも・・・」
どちらでもと、和賀は応えます。
会社から出てくると、カンチを三上は待っていました。
昨日の夜のこと、カンチがいないと、さとみと二人きりでは苦労した、関口の扱いはカンチの方がうまいと三上は話します。
三上はそれを聞いて、そらならなぜ関口と路上キスなどするのかと聞こうとしましたが、同僚がいる手前、話しをやめます。
カンチは同僚と三上の前から立ち去ると、様子を見ていたリカが、三上に話しかけます。
カンチは、昨日の夜の三上と関口の路上キスのことを知っていると話します。
関口は、一人、三上のことを思い出しています。
カンチの部屋へ、三上とリカが訪れます。
三上は、関口との路上キスを見たんだなとカンチに問いただします。
カンチは、リカにしゃべったんだなと声を荒げます。
三上は、何も考えていないんだ。何から話せばいいんだ。
おい、そんな不思議なことかよ。いつものことだろ。と、黙っているカンチに言い寄ります。
三上は、俺らしいだろ?と問うと、カンチは相手が違うと返します。
カンチは「あいつは、お前のさびしさを癒すおもちゃじゃない」
すると三上は「俺は、あいつが好きだ。世界中でたった一人、あいつだけを愛しているんだ。あいつキスしたら震えていたよ。よっぽど、俺のことキライなんだな。あれ?あいつ、キスしたの初めてなんじゃないか?お前まだ、手出してないんだよな」
三上の一言に、カンチは我慢なりません。
そこへ、リカの明るい声で「お待たせ~♪お湯割りでいいよね」
カンチは、つまみ買ってくると言って、外へ出ます。
三上は、リカにあいつは、ほんとに関口のことが好きなんだなと話します。
リカは、三上君もでしょ。
三上は、あいつとは半ズボンはいているときからのつき合いなんだ。
小学校からのつき合いで、あいつだけが信頼できるけど、関口のことを好きだと知っていて、キスした。
リカは、それっていけないこと?三上君がキスしたのは、カンチが好きなさとみちゃんじゃないでしょ。三上君が好きなさとみちゃんなんでしょ。
三上は「まさか、永尾から聞いてるんだろ?俺は遊びでしか、つきあえないんだよ。」
そんな三上に「うそついて、わざとカンチにゆずろうとしている」
三上は「考えすぎだ。永尾のこと好きなのか?」と聞くと、リカは素直に好きと応えます。
つまみを買いに外へ出たカンチは、公衆電話からさとみのところへ電話します。
さとみは、あのころ、さとみが元気のないとき、よく電話をしてきたと話します。
さとみは、三上のことは好きじゃないと言います。
するとカンチは、それじゃあなんであんなことと、つい口走ってしまいます。
さとみは、なんのことなのか聞くと、カンチはしまったとばかりに、話しをそらして明日暇かと聞きます。
カンチが部屋へ戻ると、三上は帰ってしまい、リカが一人でいました。
カンチはさとみちゃんのことで、いっぱいなんだね。
でも、リカは、自分はこれで諦めたワケではないと言います。
リカは帰りしなに、明日どうする?とカンチに聞くと、明日はと言葉を濁します。
するとリカはアイスホッケーのチケットをあげると言って差し出します。
翌日、さとみと待ち合わせをして、アイスホッケーの試合を見に行きます。
さとみは、三上君と永尾君は、足元を見ると、どっちかわかると言います。
いっつもかかとを踏んでいるのが、三上君。
くつのひもがほどけているのが、永尾君。
そんな会話を楽しんでいる所へ、リカが現れます。
アイスホッケーは、リカのクライアントなので、リカには当然のことです。
観戦が終わると、リカは、じゃあねと言って二人と別れようとしましたが、さとみは、仕事でないなら、一緒にごはんでも食べに行かない?と誘います。
せっかくの夕食ですが、リカとカンチの会話に、間に入っていけないさとみは、席をはずそうとします。
するとリカは、さとみちゃんがいない間に、インドから取り寄せた幻の惚れ薬を入れるかもしれない♪
カンチは、リカに人のデートについてくるなんて、どういうつもりだと聞きます。
リカのおとぼけに、カンチは、そんなんだから会社でへんなウワサが広まるんだよと、和賀部長のことを言います。
リカは、あっけらかんと、ほんとだよ。
カンチは、あの人は、奥さんも子供もいるんだよ。
リカは、知っていると、サラッと返します。
カンチは、好きだったら誰とでも寝るのかよ?
するとさすがにリカは、怒ってビールをカンチにぶっかけます。
三上は、教授に出席日数は足りない、レポートも提出していない、試験にも出ていない。
留年するかと、詰め寄られます。
三上は、廊下ですれ違った女の子にノートを貸してほしいと頼みますが、スルーされます。
当然のように、長崎にも相手にされません。
三上は諦めたように、一人タバコを吸っていると、長崎が近づいて話しかけます。
三上の態度に「バカみたい、かっこつけて」そういうと、長崎はノートを三上に置いていきます。
三上は、助かったという表情で、長崎にありがとうとお礼を言いますが、長崎は、ここでもスルー。
オフィスで、カンチは和賀部長から仕事を頼まれます。
リカが、この資料をお願いと、そっけなく指示すると、カンチは昨日のこと怒ったなら謝るよと言うと、リカは満面の笑顔。
許してくれたのかと思いきや、パソコンのキーボードを無造作にたたき、データを消してしまいます。
リカは「私の心の傷は、死ぬまで消えない」
さとみの部屋で、さとみの手料理でもてなしされるときこは、さとみの料理の腕がもったいないと言うと、前話をした永尾君ともうすぐ何かあるかもと応えます。
ときこは、三上君じゃないの?
そんな中、この間のことを謝ろうと、三上から電話が来ます。
さとみは、何も後腐れがないかのように、電話を無言で切ってしまいます。
残業をしてデータを探しているカンチに、和賀部長が、そんなのフロッピーで検索すれば出てくるだろうと言います。
そんな大変な思いをしているのは、赤名リカのことに違いないと和賀はカンチに問いかけます。
あいつは、いったん怒ると雷みたいに怖いからなと言って笑う和賀部長。
和賀部長は、リカは何でも背負ってしまって不器用だから、カンチのような正反対のやつと合うと話します。
ときこが帰り、さとみは三上のことが気になり電話をします。
さとみは、永尾君につきあってって言われているんだと話すと、三上はそっけなく「そうか」と返事します。
さとみは、すごくうれしかったけれど、すごく迷っている。
今まで三人でいつも友達で、そういうことなしでつきあってきた。
すると三上は「もう、高校生じゃない。17歳じゃないんだ。いつまでも三人じゃいられないんだよ。いいんじゃないか。関口と永尾って合うよ。間違っても友だちのままでいましょなんて言うなよ」
思わせぶりな話をしていると、三上の彼女がお風呂から上がってきて話声が聞こえてきます。
ぼう然と立ち尽くす、さとみ。
朝早くから、カンチの仕事をしているリカ。
カンチが出社すると、すでに仕事は出来上がっています。
助かったとばかりに、カンチはリカに何でもごちそうすると言います。
するとリカは、自分のことは放っておいてと言って、さとみちゃんのことを考えたら。
カンチは、君にヒドイこと言っちゃったから。
リカは、気にしてくれているの?
胸がチクチク痛んだ?
カンチは素直に「傷んださ」
リカはすかさず「恋心!好きなんだ私のこと」
カンチはリカの唐突な発言に「あっ?」
リカは、何でもおごってくれるの?
キャビアでも?フォアグラでも?
カンチは、仕方がなしにキャビアでも、フォアグラでも。
すると、リカは温かいおでんがいい!
カンチは、じゃ7時にマックスロードで。
カンチが帰ろうとした矢先に、さとみから電話が入ります。
カンチは、メモ書きに「ごめん、行けなくなった。夜にでも言い訳のTELします」
そう書置きを残して帰ります。
ところが、リカはそのメモ書きに段ボール箱を置いて、気づくことなく、カンチが待っていると思われる店へと喜び勇んで行きます。
さとみは、カンチと二人でバーにいます。
さとみの実家はラブホテルを経営していて、女子からはそのことを理由に、机に落書きされるなどのいじめに遭っていました。
落書きを消してくれたのが、カンチだと思い続けていたのですが、カンチは、それは俺じゃないと言います。
実は、三上が放課後、一人で残ってずっと消していたんだ。
カンチが、高校生のころの真実を話すと、自分にはさとみとつき合う資格がないと悟ったのでしょう。
さとみにつきあおうと言ったことを撤回するといい、雨の中、傘をさとみに渡すと、立ち去ります。
さとみは雨の中、家路に向かうと、三上が待ち受けていました。
一人、カンチはバーで飲んでいると、同僚が店に入ってきて、リカと一緒じゃないの?、リカ行ったよと言われます。
カンチは雨の中、走ってリカの元へ行きます。
リカは、4時間近く待っていたのです!
感想
リカの小悪魔
出社時に、カンチがリカを知らないふりして通り過ぎようとしたことを、リカは責めますが、その時のリカの不服そうな表情が、なんとも可愛いです。
石井は、カンチのことを、噛めば噛むほど味が出るとスルメに例えますが、渡辺は、噛めば噛むほど味がなくなるガムと例えて笑ってしまいました。
会社の前で、カンチと話す三上に、渡辺が名刺を差し出して挨拶をしようとすると「あんたには、用がないんだ。あっち行ってくれ」ってイヤな奴ですね。
それ以前に、連絡もなく、会社の前で待ち伏せだなんて、今だったらストーカー的な行為と思われるでしょうね。
この頃、ストーカーなんて言葉は、なかったと思います。
リカがカンチを好きと言っているのを聞いて、三上は、カンチが関口のことを好きなの知っていても平気なんだ。とリカに言ったとき、そんなこと気にしないとばかりのリカのうれしそうな表情が、ちょっと怖いです。
さらに、リカは、カンチはさとみのことでいっぱいだけど、白旗あげるつもりないから、諦めないからと、ここでまた小悪魔発言。
アイスホッケー
アイスホッケーの試合を観戦するカンチですが、ガチで応援しているのが伝わっておかしいです。
リカとさとみ、カンチの三人で食事をすることになりますが、今日誘って楽しかったでしょ?とさとみに問いかけるリカに、誘ったのは俺だからと反論するカンチ。
さとみは、カンチの言葉にスルー。
すると、カンチは、「もしもし」の意味で、リカに電話をするマネ。
リカはおとぼけで、電話をとったふり。
カンチは「誘ったの俺ですから」
するとおとぼけなリカは、カンチの言葉をスルーして「キャッチだ!」ガチャ。
コントのようなやり取りが、またおかしいです。
リカは、一人のときも陽気です。
第一のコース!と言ってベッドに飛び込み!
ふと垣間見る、リカのちょっと無表情なところを見ると、サイコパス?
あっけらかんとしたリカと言えども、現実が、思うようにまわらず、不服くそうな表情。
フロッピーで検索
カンチがオフィスで使っているパソコンが、WindowsではなくDOS画面なので、画面が真っ黒です!!
この頃、インターネットなど、一般に普及していません。
もちろんUSBもありません。
フロッピーディスクは、USBがない前のストレージですが、和賀部長が言った「フロッピーで検索」ですけど、フロッピーというストレージにデータが入っていて、そのデータをパソコンで検索して拾えば良いという意味だと思います。
さとみが三上に電話
さとみが三上のところへ電話をして、永尾からつきあって欲しいと言われて、迷っていると話すと、三上は、もう高校生じゃないんだからと話します。
三上の言っていることは正しいです。
さとみは、本音は、三上にあるのに、自分に自信がないのでしょう。
なんとか諦めようと思ったのかもしれないけれど、そこへ三上の彼女の声が聞こえます。
三上の話をしていたことが、上っ面のように思え、傷ついたのかもしれません。
自分から、思わせな電話などをかけるから、痛い目に合うと思うのですが。
三上も彼女がいながら、思わせなことを話して、どっちもどっちですが、お互い、ちょっとずるいです。
メモ書き
リカとの約束をドタキャンしたカンチですが、今と違いラインなどありません。
メモ書きを机の上に置いて、帰ってしまうのですが、まさかなことが起きます。
書置きの上に、リカが段ボール箱を置いてしまって、メモ書きに気づくことがありません!
ネットのないことでおきる悲劇です。
30年の月日は、怖いワーーーー
落書き
さとみの実家がラブホテルを経営していて、そのことで落書きなどされいじめにあっていたと話します。
でも、その落書きを永尾君が消してくれたんだよねと言うと、実は三上が、一人で消したと返します。
カンチは、さとみのことが好きだったのに、なぜ、落書きを消さなかったのでしょう。
そんな勇気がなかったのか。
ともかく、さとみは、三上が自分のことをまじめに思ってくれているとは思っていなかったのでしょう。
今さらながらに、さとみは三上のことを好きだったと気づいたかのような表情。
ネットのない悲劇
ネットのない時代の悲劇が、またおきました。
リカは、カンチがいつ来るか、ずっと待ちぼうけをくらいます。
今だったら、よほどのことがない限り、こんな待ちぼうけをくらうことなど、まずないでしょう。
ラインで、「今どこ?」
それでおしまい。
カンチは、リカとの約束よりも、さとみとの約束を優先させて、会います。
心待ちにしていた、さとみの返事だったはずですが、さとみが三上と路上キスをしていることを思い出し、そしてその後、さとみの口から「こんな私で良かったら」と言わせたこと、何かが違うと思ったのでしょう。
自分が、さとみにつきあってと言ったことは、撤回して、友だちのままでいようと告げます。
一人、バーで飲んでいると、店に入って来た同僚に、リカと一緒にいると思われますが、その時、リカを待たせていることに気づいたカンチは、雨の中、走って会いに行きます。
リカは、ひたすら純粋に、カンチを信じて、雨の中を待っています。
リカは、カンチに待たされたことを、ちっとも怒っていません。
それどころか、待っていたことを楽しんでいるようでもあります。
カンチは、そんなリカを愛おしく思ったのでしょう。
さとみへの想いは、いつの間にか、カンチの心から、とんでいるようでした。
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