■第3話:二人の始まり
■放送日:1991年1月21日
東京ラブストーリー第3話ネタバレあらすじ!
さとみは、カンチにふられたと三上に告げると、涙を流します。
すると三上は、涙をふくようにハンカチを差し出します。
三上は「あいつは、誤解しているんだ。お前と俺に何かあるそう思っている。俺から話してやる」
さとみは、三上のやさしさに、ほだされそうになり「どうして、そう言う事言うの?やさしくしないで」
そう言って、家に駆け込んでいきます。
待ちぼうけをくらったリカは、一人暗い部屋へ帰ると、パズルを落としてピースがバラバラになってしまいます。
翌日、リカは社内でカンチを見つけ、声をかけます。
カンチは「昨日は、悪かった」と謝ると、リカはけろっとしています。
カンチは、ぶん殴られるかと思って焦った、というと、リカは「ぶん殴ろうか?ぶん殴って、まわり蹴りして、それで元気になれるなら、とっくにしている。」と返します。
土曜出社で、リカはショールームの飾りつけをしています。
みどりは、カンチとの仲を疑っていますが、リカは、何にもないと応えます。
会社にいるカンチに、さとみから電話が来ます。
さとみは、リカのいるショールームに会に来ると、近くの広場に行き、そこでカンチから言われたことを伝えます。
さとみは、それっきり何も手がつかない。他に好きな子ができたのかなとリカに聞くと「そんなことないよ。カンチは、一図だもん。さとみちゃんは、カンチとつきあいたいと思ってた?」
さとみは、うなずきます。
リカに、好きと聞かれると「一緒にいたい。さみしいとき、かなしいとき、一番会いたい。そういうことでしょ?」
リカは、会いたくないなら、もうすぐ、ここへカンチが来ちゃうよと言うと、さとみは「ううん、さっき電話で、ここで待ち合わせすると話したから」
そこへ、カンチがやってきます。
カンチは、リカも一緒にいるのに気づきます。
リカは、二人一緒にしてあげるよ!と言って、仕事へ戻ります。
さとみは、「永尾君に、甘えてたのかな?私がはっきりしないから」
カンチは「今までと同じように、高校の同級生、同郷の友だちでいいよ」
さとみは「永尾君から、先に言ったんだよ。友だち以上になろうとしたのは、永尾君の方だよ」
カンチは、三上とさとみが路上キスをしたのを見たことを打ち明けます。
三上は、その時、関口は泣いたって言ってた。
「俺のこと、よっぽどキライなんだな」って。
カンチも「そう思ったけど、そん時、泣いたのは、三上が好きだから泣いたんだろ?
おととい、俺に見せた涙と同じ涙なんだろ?」
ショールームに戻ったリカは、ぼう然として、仕事に身が入っていません。
さとみはカンチに「私のこと、いつから思ってくれてたの?」
カンチは「初めて、会った時から」と応えを聞いた、さとみは「ごめんなさい」と一言言って、走り去ってしまいます。
その様子を、リカはショールームごしから見ていました。
家に着いた、さとみに、三上の母から電話が来ます。
三上の母は、東京に出てきたが、さとみに折り入ってお願いがあると頼みます。
商品をチェックするカンチに、声をかけるリカは「ふられたの?」と聞くとカンチは怒って「ふられてない!」
リカは「泣いちゃいな。お土産にして持って帰るとつらいよ」
カンチはむっとして「目ん玉に玉ねぎすりこまれたって泣かないよ」
リカ「相談にのってあげる」
カンチ「あなたに、相談するくらいなら、こっくりさんに相談します」
無視を決め込むカンチに、リカはカンチを盛り立てようと「頭にあるのは、さとみちゃんか?」
するとカンチは「一人にさせてくれよ」
リカは、さらに「元気出せよ。そんなんじゃ」と言いかけます。
カンチは一人、さとみに言われたことを思い出します。
さとみは、三上の母に頼まれものをして、三上のマンションを訪ねます。
三上の母は、三上に電話しても出ないからと、三上のお父さんは、心臓発作で倒れたと話すと「いつものことだよ」と、そっけなく返事します。
三上の部屋を見て、さとみは他にもつきあっている女の子がいるんでしょ?
と聞くと、三上は「だから軽蔑するのか?近づきもしない、離れもしない。そんなお前に、俺を縛る資格はあるのか!」
リカは、部屋でパズルをしていましたが、思いついたように、カンチに電話します。
リカ「私が元気ないのは、カンチが元気ないから。後悔している?さとみちゃんのこと」
カンチは「とりあえずOKしてくれたのを、こっちから諦めたんだから。」
リカ「そこが、カンチのいいところだよ。さとみちゃんの気持ちを一番に考えてあげて」
カンチ「ただ、ふられただけ」
リカは「恋愛は、参加することに意義があるんだよ。ずっとずっと残っていくことなんだよ。暗い夜道を照らす懐中電灯になるんだよ。」と、慰めます。
リカ「がーんばれ!私もがんばる。だいじょうぶだよね?あの二人、さとみちゃんと三上君」
カンチ「三上だって、いつまでたって、あんな女の子と遊んでばっかりいないさ。ちゃんと関口のことだけ考えてられるさ。あっそっか、二人のこと、応援しなきゃいけないんだもんな。きっとうまくいくよ」
三上は、長崎からノートを借りたことで、留年せずに済んだと伝えます。
お礼に何かおごるよと、長崎に言うと、長崎は無視して立ち去ろうとします。
三上は、そんな長崎を壁ドンで、止めると「あなたみたいな人は、悪性腫瘍っていうの。こんなことして恥ずかしくないの?」
三上は「君みたいな、清く正しいお嬢さんじゃないんでね。」
と言って、長崎に待ち合わせの約束をして立ち去ります。
会社で、カンチに会うとリカは、今夜暇でしょ?と尋ねます。
「この前の、10倍にして返すってアレ」
カンチ「君と話していると、時間経つの忘れちゃうよ」
するとリカは、うれしそうに「ほんと?」
カンチは「今度二人で旅行しよう。二人で縁切り橋渡ろう」
リカの笑顔もつかの間「ちえっ」
カンチとリカは、バーに行くと、三上は長崎と一緒にいました。
カンチは、むっとした表情で、三上のところへ行きます。
察したリカは、長崎に、向こうの席へ行こうと、場所を変えさせます。
三上は、カンチに「お前もやるよな。関口を泣かしちゃうんだから」
すると「あいつは、お前のことが好きなんだ」と三上に返します。
三上は「わかってる」
カンチはそれを聞いて怒って「それなら、はっきりしろよ」
三上は「考えているさ。あいつが逃げなきゃ、とっくにしてるさ」
カンチ「俺は、お前が、いつまでも他の女と遊びまわっているから」
三上は「いいのか、俺が他の女切って、関口の気持ちを受け留めても」
カンチは「俺が、口出す事じゃねーだろ」
三上「意地はるなよ。取り消すなら、今のうちだぞ。」
応えのないカンチに「そうか、今度会うときには違うぞ」
そういって、三上は去ります。
帰り道、カンチをリカは家に誘います。
カンチは帰ると断りますが、リカは、何もしないと約束します。
カンチは部屋に入るなり、完成間近のパズルをバラしてしまい、結局、カンチは、そのパズルを完成する羽目になります。
リカが料理作ってやると言って、作ってくれたのは、カップラーメン。
リカは、バーで三上におこったのは、カンチがさとみちゃんのこと、全然諦めていないと言います。
パズルの最後のワンピースが、どうしても見つかりません。
帰ろうとするカンチに、リカは、タクシーを捕まえようと、タクシーを体を張って止める様子に、カンチは驚きます。
さとみは、三上に、おせっかいだけど、一度家に帰った方がいいと話します。
三上が、家を出た後、おやじは養子をとったと話します。
だから、俺には帰る場所がないと三上は言い、さとみに、俺のそばにいてほしい。
返事はいつでもいいよ。5年も待ったんだから。
さとみは、三上君に好きって言ったとたん、あのころの私たちが、遠くへ行ってしまうように感じる。
すると三上は、いいんだよ。昔の事なんて、全部忘れちまえ。
さとみは「三上君のこと、好きになってもいいの?」
三上は「信じてくれよ。なーんて言っても無理か」
そういうと、三上は女の子の名前を書いた手帳に火をつけ、さとみに口づけます。
一晩を、三上の部屋で過ごしたさとみは、朝、三上のために朝食を作ります。
出社途中、渡辺とカンチが歩いていると、リカが通り過ぎ際に「今度はちゃんとお料理作るから」それを聞いた、渡辺は「あれ、昨日寝たの?」
カンチは断固、拒絶したように首をふります。
さとみは、保育園に行くと、三上は、カンチとの約束を果たしたと、わざわざカンチの会社に電話します。
関口と寝たと三上の電話に、カンチは聞きたくないとばかりに電話を切ります。
そこへ石井が、渡辺君と赤名さんが大変だと駆け寄ってきます。
リカは、「今、ここが崖っぷちだったら、あなたの背中を押してたわよ」と、渡辺の顔を平手打ちします。
リカは、カンチの顔を見るなり、外へ飛び出し「会社なんだから、謝れよ!」カンチは追いかけます。
様子を察した和賀が、カンチを昼飯に誘います。
渡辺が、リカに見栄えなく誰とでも寝る女だと言ったらしいと話します。
しかし、リカが怒ったのは、そのことではなく、永尾を庇って怒った。
渡辺が、お前のこと、あんな女と寝るなんてバカだとかなんとか。
そしたら、リカは「私のことで、何をいうのも勝手だけど、カンチのことを侮辱するのは許さない」
カンチは、ふと上着のポケットから、パズルのピースを見つけます。
リカは足取りも重く家へ着く手前で、家に帰らずにいると、カンチが、パズルのピースをリカに渡しに来ました。
カンチは、自分のために悪かったとリカに謝ります。
リカにだって、元気のないときはある。
どんなに元気な歌を聞いても、バラードに聞こえる夜もある。
カンチは「俺は、人を元気にさせることを知らない。こんな時、どんなことを言えばいいか」
リカは「僕は、君が好きだ。ラブじゃなくていい。ライクでいいからさ。うそでもいい。それでファイトが出るからさ。」
カンチ「好きだ」
リカ「どれくらい?」
カンチは「こーーーーーーーーーーのくらい」と言って、走ります。
するとリカは「SEXしよう」
名言SEXしよう!ロケ地は?
リカがカンチに放った「SEXしよう!」このセリフを言ったのは、
東京都品川区上大崎2丁目にある白金桟道橋です。
そして、リカの住んでいるマンションは、
東京都目黒区三田にあります。
ロケ地散歩
【東京ラブストーリー】★東京都目黒区三田にあるマンション
★赤名リカ(鈴木保奈美さん)が住んでいたマンション pic.twitter.com/vzlVO9rMpI
— どらchan@ロケ地散歩やってます (@dra_cha) 2014年8月5日
感想
すねるリカ
昨日、リカと会えなかったことで、カンチは謝って、10倍にして返すよと言うと、リカは「おでん、10倍は食べられない」
と、すねて言うリカが、かわいいです。
三上の部屋で
三上の部屋で、さとみの態度にイラつき、三上のことを好きだと言っても、近づくわけでも、かと言って離れるわけでもなく、まとわりつかれているだけで、つまらないと思ったのだと思います。
三上の言ったことは、すごくわかります。
三上が、さとみの態度に、怒ってもしょうがないのかな。
リカが電話する
カンチは、本命のさとみにふられてしまうのですが、それは、さとみが三上のことを好きなのがわかったので、身を引きます。
そして、ほんとうにさとみが、三上とうまくいくことを思い、それをリカに打ち明けるのですが、そんなカンチは、男として押しが弱いというか、人が良いなと思います。
長崎といる三上
バーで、長崎といる三上に出くわしたカンチは、さとみとのことを思って、三上に詰め寄ります。
当の三上は、長崎といる自分を棚に上げて、カンチがさとみのことを好きなのをわかっているので、ほんとうに、いいのかと聞き返します。
カンチとしては、自分の想いよりも、さとみの気持ちを汲んでやりたいと思ったのでしょう。
ともかく、カンチは自分の想いよりも、ここは友人として、さとみの気持ちを大切にしているのです。
パズル
パズルに熱中しているカンチをうれしそうに見るリカ。
いちいちカンチのやることに、手を出すリカに、うるせーとカンチは、怒ります。
すると、リカは「これ、あたしのだもん!」
「あー、そうですか!」
リカ「あー、やだやだ、こんなやつと同じ空気吸っているなんて、息止めてよ。勝手にします」
そういって、リカは、本当に息を止めますが、その様子に笑っちゃうカンチが、おかしいです。
SEXしよう!
肉食なリカは、何事も躊躇しません。
カンチとの事は、好きなんだから好き!
それが叶えば、それで良いとばかりに見えます。
ただ、相手も当然、自分のことを好きでいないとイヤです。
そこは、フェアではないと。
リカは、カンチがどれくらい自分のことを好きなのか、聞きます。
カンチは、リカの想いに、のせられたというか、はまってしまった感じ。
カンチが、自分への想いを見定めると、唐突に「SEXしよう!」と言います。
リカのあっけらかんとした性格だからなのか、エロスなどはふっとんで、ただのエクササイズにしか思えないのですが、リカは、それで満足です。
それが、翌日の朝の二人の態度に現れていると思うのですが。
ナンパな三上が、リカに気持ちを動かされないのは、リカにエロスを感じないからじゃないかと思います。
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