2019年3月7日(木)第23週「新商品!?」
あらすじ
世界に売り出す新商品として麺を意味するヌードルを使って「まんぷくヌードル」と命名し、開発の決意を固めます。
世良さんは、家にどんぶりがあるのだから、カップに入れた麺など売れないと反対します。一方その頃、福ちゃんに思わぬ来客があります。
幸ちゃんが万博で知り合った外国人レオナルド、ビリー、トムの3人です。萬平さんは、ちょうどいいと言って、即席ラーメンを食べてもらいます。
3人は、フォークを使って麺を巻きつけようとしますが、うまくいきません。
萬平さんは海外販売を視野に入れているのに、これは問題だとします。
参考:Yahoo!テレビ
前置きレビュー
ビーフコンソメ
萬平さんは還暦とは言え、とても発想が若いです。世界市場を視野に入れ、スープを洋風のものにしようとビーフコンソメを使うことを思いつきます。あらためて考えると、おしゃれです。
だいたい、カップヌードルの容器も、白地に赤の文字で、今はそれほどでもないかもしれませんが、当時発売されたころは、おしゃれだったと思います。
しかも袋麺が20円で売られていたのに、100円で売ろうとするなんて、なんて強気なんだと思いますが、それだけ斬新なモノだったんだと思います。
今だったら、グルメバーガーみたいな感覚かもしれません。
萬平さんは、スープ作りに、自宅にこもって試行錯誤しますが、なぜか店屋物を取りながらです。
今だったらケータリングでピザとかいろいろありますが、昔は店屋物と言ったら、どんぶりモノとか、そば類だったと思います。
そういう時の、店屋物って美味しいんですよ。
珍客
ちょうど時は、大阪万博が盛り上がっていたころです。
今は、外国人など珍しくないかもしれませんが、当時は、日本にいて多くの外国人を目にするのは、珍しいことだったと思います。
幸ちゃんが、万博で知り合った外国人を家に招くと、ちょうどいいとばかりに、即席ラーメンを食べてもらいます。
食文化の違う外国人に、即席ラーメンを食べてもらうと、麺をすすりずらそうにしていることがわかります。
実際に食べているところを見ないと、気づかないことがあります。
感想
立花教
世良さんは、家にどんぶりなんてあるのに、カップに麺を入っているからと言って買う人などいないと言います。
確かに、今となっては使い捨てが当たり前になっていますが、ゴミ問題を考えるとどうかと思うので、世良さんの考えはまっとうだと思います。
さらに、世良さんは100円で売ると聞いて、黙っていられないとばかりに萬平さんに「高すぎて誰も買わない」と反論します。
挙句の果てに、萬平さんのことを裸の王様とまで言い出す始末。
萬平さんに向かって、はっきりと”裸の王様”と言える世良さんは、やはりなくてはならない存在だと思います。
”イエスマン”ばかりじゃダメなんですよね。
さんざん反対をしている世良さんが、スープの味見をすると、鈴さんと同じく、その美味しさに表情が一変!
わかりやすすぎて、笑っちゃいます。
スープは、萬平さんと福ちゃんが考えて作ったと聞いた世良さんは、「福ちゃんも立花教の信者かいな」
後々のゴミ問題を考えると「立花教」と言われても、仕方がないかも。
野呂さんのお店
福ちゃんは、真一さんの奥さんの好美さんとご飯を食べたと言います。
いつものパーラー白薔薇ではなく、野呂さんの洋食屋さん。
パーラー白薔薇よりは、おめかしして、金額もちょっとお高いと思います。
頻繁にこれるようなお店ではないでしょうが、野呂さんのお店の出番が増えるといいですね。
眉間にしわを寄せて反対する世良さんに対して、福ちゃんは、やんわりと話します。
福ちゃんのこの余裕は、ひたすら萬平さんを信じているからなのでしょうが、世良さんには理解できないようです。
新しい商品は、どこでも食べられるようにしたいと話ますが、世良さんは「そこまでしてラーメンを食いたいか」
まったくです。
萬平さんは「食べたくなるようなモノにする」真一さんは「日本人の食習慣を変える」
そこまで言い切ってしまいますが、世良さんは「おかしい」と、世良さんを説得には至りません。
ここまで反対する世良さんを覆せる日が来るんでしょうか?
福子が社員になってくれればいい
萬平さんは、新商品のイメージが固まらず、家に帰っても頭から離れません。
そんな萬平さんに、福ちゃんは「社員のみなさんも困りますね」と言うと、萬平さんは「福子が社員になってくれればいい」と、確かにです。
一番、萬平さんの気持ちを汲んでくれるのは、福ちゃんですが、現実的ではありません。
だいたい寝ているときは、咲姉ちゃんが夢枕に現れますが、今日は、咲姉ちゃんが出てこない代わりに、萬平さんが寝つけずにいます。
福ちゃんが、朝までぐっすり眠れる日は、まだ先のようです。
萬平さん衝撃
幸ちゃんが万博で知り合った外国人を家に呼んで、福ちゃんが、もろきゅうでもてなしをします。
そこへ帰ってきた萬平さんは、ちょうどいいと、開発しているラーメンを食べてもらいます。
フォークを使って、ヌードルを巻きつけますが、巻きづらそう。
萬平さんがイメージしているのは、美味しそうに食べることだと思いますが、それとはほど遠い光景に、いくつか問題があることに気づきます。
さすがです。
今度のまんぷくヌードルは、世界中にいる人が、美味しく食べてもらうようなものにすることですが、それどころではない様子に、ショックだったんじゃないかな。
でも、このタイミングに幸ちゃんが、外国人を家に連れてきてくれたのはナイスでした。
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