NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まんぷく』
2019年3月18日~3月23日放送
『まんぷく』第25週あらすじ
まんぷくヌードルの開発チームは、具材選びのためにフリーズドライで色々食材を試します。
源ちゃんのアイデアで、スクランブルエッグをフリーズドライにしたものを試作すると、萬平さんは、彩が良いので採用します。
萬平さんは、豚のミンチを買ってきて、福ちゃんに肉づくりを手伝って欲しいと頼みます。
ミンチに味付けをして、誰も食べたことのない肉を作ろうと考えたのです。
さらに、神部さんのアイデアで彩りよく高級感が出るからと、エビを試そうとしますが、芝エビでは色が悪く、サクラエビでは小さいと、何とか条件にあうエビを探すことになりますが、世界には2500種類のエビがあります。
肉づくりを始めて2週間経ったころ、ようやく満足できるモノができ、みんなに試食してもらうとおいしいと満足してもらいます。
克子姉ちゃんが立花家を訪れると、鈴さんが、おなかが痛いと救急車で池田総合病院へ運ばれます。ところが病名がはっきりせず、入院することになり、気弱になる鈴さん。
一方、具材が決まりましたが、カップの形や大きさ、デザイン、ふたはどうするかなど、細かなことは決まっていません。
ふたは何かの拍子に、開いてしまわないように密閉しなくてはいけませんが、そんな話を福ちゃんとしていると、萬平さんは、アメリカの出張帰りに、飛行機の中で出されたマカダミアナッツのアルミのフタがついた容器を思い出します。
福ちゃんは、萬平さんが、その容器を見て感心していたので、戸だなに閉まっていたのです!
そんな中、鈴さんの容体が急変します。急遽手術をすると、虫垂炎ではなく、大腸憩室炎という命に係わる病気でした。
幸いにして手術は成功し、3週間ほどで退院できることになり、順調に鈴さんは回復していますが、萬平さんたちはあらたな問題に直面することになります。
カップ麺を製造ラインに乗せた場合、カップの中にまっすぐ麺を固定して入れられないというのです。
問題が解決しない間に、真一さんは、忠彦さんに新しいカップ麺のカップのデザインを頼みに行きます。
「洋風で、新しさがあって、世界に通用する」
それは萬平さんの要望でした。
ある日、萬平さんは不思議な夢を見ることになり、製造ラインに、うまくカップ麺がカップに入れられるヒントを思いつきます。
ようやく製造ラインの設計も進むことになり、カップのデザインがどうなっているか、忠彦さんにたずねると、弟子の名木に考えさせると言います。
幾多の問題を乗り越え、1970年(昭和45年)秋、まんぷくヌードルの発売を迎えます。
『まんぷく』第25週 前置きレビュー
カップヌードルの謎肉の原点
話は、残すところ2週間となってしまいましたが、今週は、ようやくまんぷくヌードルが完成しますが、順風満帆とはいきません。
ともかくカップヌードルと言えば、「謎肉」です。
この肉のことが気になる人も少なくないと思いますが、残りわずかとなったこの週で、話が出てきます。
肉と言われれば、肉っぽいですが、今一つどんな原料が使われているのか謎です。
安藤百福さんは、カップヌードルに、これまでのラーメンに使われていない、彩の良いモノを具材に考えていました。
それだけではなく、海外進出を考えていた安藤百福さんですが、市場調査で、「アメリカ人は動物性たんぱく質を好むので、でんぷん主体のめん類に成長性はない」そんな報告に、がっくりしてしまいます。
もともとお金をかけての市場調査は、好きでなかったそうですが、動物性たんぱく質を好むという話は、頭のどこかかたすみにあったのかもしれません。
ドラマでは、萬平さんが肉を自分で作ると言って、豚のミンチに野菜エキスを入れて、誰も食べたことのない肉を作ろうと考えます。
コスト的なことが関係しているのでしょうけど、実際にはお肉だけではなく大豆も使っています。
カップヌードルの『謎肉』の正体が判明https://t.co/oKWZJ8E2Y4
"カップヌードルの謎肉の正体は大豆。46年目の真実に涙"
謎肉の正体は「肉や大豆、野菜などをミックスしたハイブリッドミート」だということです。
「驚いた」などと様々なコメントが飛び交っています pic.twitter.com/wWj4Dc31tM— ニコニコニュース (@nico_nico_news) 2017年9月20日
ともかく萬平さんと福ちゃんが、この謎肉を2週間で作り上げます。
福の神の福ちゃん
萬平さんは、人生をひた走りしてきましたが、その傍らには、福ちゃんがどんな時でも、寄り添ってくれます。
しかも、ここぞと言うとき、福ちゃんの一言で、目の前が明るくなることを萬平さんは感じているはずです。
今回も、今となっては当然のようにある、アルミのフタですが、これも福ちゃんの内助の功が発揮されたかのように、救いとなります。
機内食に出されたマカダミアナッツの容器に、いたく感心を示した萬平さんを思って、そのマカダミアナッツを取って置いてくれてたなんて!
まさに福ちゃんは、福の神です!
萬平さんは、ほんとうにいい伴侶を得たと思います。
そして福ちゃんの偉いところは、強気な態度で、いばることがないところです。
世良さんだったら、ここぞとばかりに得意になるでしょうけれど、そんなはしたないマネはしません。
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