55話~60話
2019年6月3日(月)~6月8日(土)
あらすじネタバレ
米騒動
大正7年8月3日、富山県の漁師の女房たちが 米の値上がりに怒り、米騒動となったことで全国にも広がります。
8月13日には、東京の日比谷公園で群衆が騒動を起こしますが、おしんが酒田から帰京した日のことでした。
おさよちゃんを亡くした大奥様と若奥様を気の毒に思い、浩太さんに会えれば、お加代さまのことがわかると思ったおしんは、日比谷へ行くと群衆に巻き込まれてしまいます。
髪結いの長谷川でお客さんが、米騒動はアカがやらせたと噂をしていると、警察が訪ねてきます。
警官が「谷村しん」という娘を知っているかと聞いて、米騒動で検挙されたが、容疑は晴れたので、身元引受人がはっきりすれば釈放するから、印鑑を持って出頭しなさいと命じます。
弟子が、おしんは山形へ行ったはずなのに、あんな騒動に加わっていたなんておかしいと訴えますが、お師匠さんは、アカだろうが黒だろうが、ウチで2年も面倒を見ていたので、見殺しにはできないと応えます。
おしんが戻ってきますが、誰も相手にしません。
お師匠さんは、酒田へは行ったのかと聞いてきます。
おしんは、お師匠さまのおかげですとお礼を言い、酒田へ行くために貸してくれたお金も返すと、お師匠さんは、おしんの誠意ある対応に疑って悪かったと謝ります。
自分はいいけれど、風当りが強くなることは、覚悟しておくんだねと釘をさしますが、案の定、先輩から嫌みを言われることになります。
洋髪修業
お師匠さんから、つらいだろ?と心配をされ、日本髪は、お客が減ってもうダメだから、髪結いをやるなら洋髪をやると良いと提案してくれます。
お師匠さんは、手ほどき位ならしてやると言って、おりっちゃんをモデルに、練習をすることになります。
1か月ほど経ったころ、洋髪をお願いしたいというお客が来て、お師匠さんは、おしんに洋髪をやらせます。
おしんは、お客の顔立ちを考えて洋髪に結い上げますが、仕上がりを見たお客は、気に入らず怒ります。
おしんは落ち込みますが、お師匠さんは「いいんだよ、気にすることないんだよ」と言ってくれます。
出髪
翌日、おしんが初めて髪を結ったお客が、またやって来て、「この間は、ごめんなさいね。みんなに似合うって言われて、店の子たちが大騒ぎするの。これからあの子にお願いするわ。」と頼みますが、お師匠さんは、この前は、特別に洋髪をしたけれど、ウチは洋髪はやっていないと断ります。
お客の染子は、チップもはずむからとお願いすると、お師匠さんは、あの子を出髪に出しますと言って、染子のいる神田のアテネという店に4時に行くことを約束します。
おしんは、自分にはできないので、お断りしてくださいと頼みますが、お師匠さんは、もう約束したんだから、しっかりしなさい。ダメなら、出直せばいいから、やってごらんと言われます。
おしんは一人で神田にあるカフェ「アテネ」に行きます。
まだ修行の身なので、出髪に出ても料金はもらわずタダです。
髪結いが終わると、染子に頼みたいことがあると言われ、字を書けない染子の代わりに、竜さまという男性に恋文の代筆を頼まれます。
他の女給も、今まで頼んでいた髪結いさんを断り、おしんに洋髪を頼むようになりますが、そこへ、出入りをしていた髪結いのおつるさんがやってきます。
おつるさんは、おしんを見て、どうせ、素人同然の髪結いがポッと出てきて新しがられ、経験を積んだものにはたまったものじゃないと文句をつけます。
大正8年も明け19歳の春。
カフェアテネの女給たちの出髪も、おしんの日課になっていました。
やがて、他の女給の手紙の代筆も頼まれるようになりますが、みな同じ竜三という男宛てです。
代筆ばかりでなく、おしんは夜中に着物の仕立てもしていると、弟子に、ちょっとばかり出来るからいい気になるんじゃないと文句を言われます。
そこへお師匠さんがやってきて、おしんに、そろそろウチを出る時が来たようだね。
追い出すワケじゃなく、贔屓のお客さんも増えたし、もう立派に料金もとれるようになったから、一人でやっていけると言われます。
おしんは独立することを、カフェアテネの女給に報告すると、女給たちは、よろこんで独立を協力してくれると言ってくれます。
そんなある日、染子から、この前の彼氏が、銀座のカフェで、おしんちゃんに髪結いをやってもらいたいと頼まれたと話します。
銀座の店に出入りするようになれば、箔がつくからと言って、5時に、おしんは銀座のカフェに行くことになりました。
ところが、銀座に着くと、カフェアテネに出入りしていた髪結いのおつるさんが店から出てきて、「こんなところまで来て、人のお客を盗るつもり?サッサと帰れ!」と言われているところへ、中から男が出てきて、おしんを殴り倒します。
すると、カフェの中から、男の人が出てきて「何があったか知らないが、イイ男が女をいたぶって、男が上がるわけではないだろう。」と言って、お金を渡します。
店の中から出てきた女が、おしんに「大丈夫?」と声をかけると、なんとお加代さまでした!
おしんに気づいたお加代さまは、走って逃げます。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
田中裕子、長岡輝子、石田太郎、小林千登勢、渡辺美佐子、乙羽信子、大橋吾郎、田中世津子、木瓜みらい、島村美妃、富沢美智江、真野ゆうこ、名川忍、伊東四朗、泉ピン子、吉岡祐一、高橋悦史
前置きレビュー
出髪(でがみ)
出髪(でがみ)とは、ざっくり言うと、美容師の出張サービスです。
遊郭(遊女は上得意)や顧客の家を訪問していました。
こちらは、関東江戸様式の結髪師さんだそうです。
私の担当部分は
完了?!素敵オーラ出てます! pic.twitter.com/isY92ej9Nq
— 和の手仕事屋 日本髪結い (@Nihongami) 2018年11月10日
コメント