2019年6月25日(火)
あらすじ
おしん(田中裕子)は、源右衛門(今福将雄)から「竜三(並木史朗)と手を切ってくれ」と、ねじこまれます。
おしんには、竜三とのことなど、言いがかりとしか思えませんでした。
お見合いをすっぽかした竜三は、おしんに「あなたの人間にほれぬいた。わしの嫁になってくれ」と告白しますが、おしんは「私は今の暮らしで充分。自分の力で田舎へも仕送りし、食べてもいける、今の自由を手放す気持ちはありません」と答えるのでした。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
田中裕子、並樹史朗、今福将雄、高森和子
おしんあらすじネタバレ
約束
おしんが出髪にカフェアテネに行くと、竜さまが、ここなら会えると待っていました。おしんは、「あんなマネされて、黙って引き下がれない」と怒ります。
竜さまは、どこかで話さないかと言うと、おしんは、「田倉さんみたいな坊ちゃまとは違う」と断り、「7時なら」と言って、牛鍋屋で会うことを約束します。
竜さまの母怒る
竜さまの母が、外出先から帰ってくると、竜さまが見合いの席に来なかったと怒っています。じいやは、いくらなんでも子供ではないので、床屋にまで着いていかなったと反省しますが、竜さまの母は、今さら言っても遅いと怒ります。
母親よりも、おしんという女の方が良くなってしまったと言うと、じいやは、「おしんのことなら大丈夫です。坊ちゃまが、勝手に思っているだけで、おしんは何とも思っていません。」
竜さまの母「大の男が、あんな小娘にバカにされて情けない。竜三が、あんな女に惚れたところで、どうにでもならない。」
~中略~
作造からの手紙
作造からの手紙を読むと、おしんが送金してくれるおかげで、庄治に嫁が来ることが決まったが、家の修理をしたいので、できたらまとまったお金を送ってくれと言うのです。
働くことは苦になりませんが、おしんの稼ぎを当然に思っている父親の気持ちがたまりません。
兄の結婚が理由で、余分に金を送れと言われ、さすがのおしんも面白くありません。参照元:
感想
迷惑
竜さまは、おしんに話したいことがあると、カフェの近くで待っていました。
おしんは、竜さまのような人は、住む世界が違うからとまったく興味がなく、むしろ迷惑状態で、あからさまですが、どこか気持ちが引っかかる、そんな微妙な女心を表現していて、うまい!
いくらおしんが拒絶しても、避けられないだろうな。
約束した牛鍋屋に行くと、おしんは、「ごちそうになりに来たワケじゃない」とキッパリ言うところはブレません。
竜さまは、低姿勢で「すまん!」と謝り、おしんへの想いを等々と話しますが、誠実じゃないですか。
竜さまは、牛鍋の用意をしようとしますが、緊張して思うように出来ずに、やめてしまいます。
今まで、いろんな女の人と関わっているはずなのに、よほど緊張したのだと思います。
すると、おしんが黙って、お肉を鍋に入れ始め、ついつい手が出ちゃったんですね。
竜さまは、そんなおしんに「私が、好きなのは、そういうところだ」
飾り立てているような人より、おしんの家庭的で、それでいて2度も捕まっているのに、ケロッとした芯の強さを持っているなんて、たいした根性だと見抜いたのです。
「私の嫁さんになってほしい」
そう言って、土下座をするじゃないですか!
これは、驚き。
しかも「幸せにするなんて、大きなことは言わない」最初から、期待させようとしない、誠実だと思うけどな。
あれほど拒絶していたおしんが「お気持ちはありがたいですが、そんな夢みたいなこと」と声のトーンが変わります。
気持ちが揺らいだ!と思ったら、きっと怖くなったのでしょう。
住む世界が違うとか、自分は田舎に仕送りしないといけないとか、言い訳を言い出すけれど、目が潤んでいる。
こんな風に、目が潤んだら竜さまだって「私は、諦めない」って言いますよ。
まとまった”じぇに”
キッパリと竜さまに結婚の申し込みを断ったおしんは、サッサと家に帰ると、作造から手紙が来ています。
「庄治の嫁が決まったから、まとまった”じぇに”送れ」
娘は、ただのいい金づるにしか思わない作造が、ほとほと汚らしく思えます。
いくらまじめに頑張っても、身内が、こんな風だと、腐りたくなりますが、そうはならないところが、おしんの偉さというか強さなんでしょうね。
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