2019年7月3日(水)
あらすじ
酒田の米問屋、加賀屋のくにに帳簿のつけかたから読み方までみっちり仕込まれたおしん(田中裕子)は、田倉商会の帳面を見ただけで、その経営状態がひと目でのみこめました。
それは、竜三(並木史朗)の人柄のよさがそのまま出ているような、おうような商いで、今のうちに売掛金を回収する手を打たなければ、いわゆる黒字倒産ということにもなりかねないとおしんは見抜きます。
それをふまえ、髪結いの仕事に一層打ち込むおしんでした。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
田中裕子、並樹史朗、今福将雄、日向明子、谷川みゆき、北村和夫
おしんあらすじネタバレ
試される
源右衛門は、おしんに、そろばんができるかと聞き、そろばんの出来具合を試し、出来具合に納得した源右衛門は、帳面づけはできるかと聞きます。おしんは、そろばんを入れて書き込むくらいならと応えると、出髪で忙しいと思うが、しばらく店の帳面づけをしてもらいたいと頼み、今夜はもう休んでくださいと言います。
おしんが、竜さまの帰りを待つ間、仕立物をしていると、竜さまが帰ってきます。
源右衛門が入ってきて、まだおきていたのかと聞いて、私が、旦那様のお茶を入れると言うと、おしんは、お茶漬けの用意をしておきましたと、準備を始めます。
竜さまは、「私のことはおしんがやるから、じいは、もういいよ」と言って、源右衛門は、部屋へ戻ると、おしんが「あんた、源右衛門さんに、あんなことを言ったら気の毒ですよ」と気を使います。
竜さまは、「源じいに、おしんの人柄を見てもらおうと思ったのに、これでは逆効果だな。」
帳面づけ
翌朝、源右衛門が、おしんに帳面づけをさせようとしますが、竜さまは、そんなことをおしんにさせないと反対します。源右衛門は、商家の嫁が、帳面づけくらいできないと困ると言って譲りません。
おしん「私が、やると言ったんです。なんでもやって損することはないです。」
竜さまは、「逆らうのか?源じいはな、あらを探しているんだ。帳面づけを出来ない嫁はダメだと難癖をつけるつもりだ。」
おしんは、「源右衛門さんは、そんなお気持ちではない」と、かばいますが、竜さまは、「私の言うことが聞けないのなら、勝手にすればいい!」と怒って、奥へ入ってしまいます。
おしんは、「旦那様は、気が立っておられるので、許してください」と源じいに謝ります。
源じいが、帳簿づけの説明をします。
~中略~
客人にお茶をもてなす
料亭に、源右衛門と現れたおしんは、外国人の客にあいさつをします。竜さまが、「茶の湯の話になって、ワイフが少したしなむと言ったら、どうしても見せて欲しいと言って」
おしんは、心得たとばかりに、お茶を立て始めます。
家に帰ってから、竜さまは、「フォックス夫妻も、満足して帰られた。英国でも1位、2位を争う毛織物メーカーだから、どうしても成功させたいんだ。外国人は、女房を大切にする。いい女房を持っていると、亭主も信用される。おしんのおかげで、私の株も上がったよ」と満足しています。
竜さまの父現る
突然、佐賀の竜さまの父、田倉大五郎がやってきます。参照元:
前置きレビュー
いつまで続くのか
冷たい源右衛門に、やれやれなおしんですが、それでも、源右衛門とうまくやっていこうと、気を使います。
あらさがしに余念のない源右衛門ですが、竜さまは、おしんがそばにいてくれることで、多少のケンカはあっても満足しています。
社交的で海外との取引もしている、やり手な竜さまに、加賀屋で仕込まれた、おしんは、お似合いの夫婦に思えるのですが、この絵に描いたような幸せがいつまで続くのか。
感想
痛快!
おしんのことを受け入れたくない源右衛門は、おしんが一生懸命心を砕こうとしても、頑なですが、強いおしんは、ぜんぜんめげていません!
いいぞーー
それにしても、祝言を挙げたとたん、竜さまのこと”アンタ”呼ばわりなんですね。
この感覚は、今一つ理解できないな。
竜さまとおしんが仲良く銭湯に行く姿を、源右衛門は、さびしそうな表情で見ていて、その気持ちはわからなくはありません。
自分が、ずっとお世話をしてきたのに、自分の言うことよりも、竜さま自信で伴侶を選んで、気持ちが離れてしまったと思い、さびしいのかもしれません。
源右衛門が、おしんのあら捜しをしようと画策しますが、竜さまは、そんな源右衛門の仕打ちに、男気をはっきして真剣におしんをかばいます。
いい人!
でも、心優しいおしんは、源右衛門の言うことを尊重しますが、能ある鷹は爪を隠すじゃないけれど、うまく源右衛門を立てつつ、田倉商会の経営状態をおしんは、知りたかったのかもしれませんね。
そしておしんは甘い商売をしていることに気づき、立て板に水のごとく訴えますが、痛快ですねーーー
小気味いいです!
開き直りがかわいい
どうせ、いずれは店を出るからと、開き直っているおしんは、花を抱えて家に入る前に、自分を奮い立たせますが、その動作がかわいい☆
人前では楚々とすましているけれど、ほんとのデキる女は、どこか余裕というか可愛げがあると思います。
おしんの意地
竜さまが外国人の接待に、お茶を立てて欲しいと聞いたおしんは遠慮しますが、「芸者衆に頼めばよい」と聞いたおしんは、「それなら自分がやる」と、急にムクムクと意地が出たみたいですね。
源右衛門の心配を打ち消すように、とっとと支度をしようと中へ入っていくおしん、笑っちゃうけど、いいぞーがんばれ!
凛としたおしんが部屋に入り、茶の湯を始めますが、その様子を見る源右衛門のあごの外れたような驚いた表情がウケる!
なめらかなおしんの見事な作法に、管理人も見惚れてしまいますが、源右衛門がすっかりデレてる!
この源右衛門の微妙な感情表現が、いいですね!
そして、おしんの状況に応じて表現がクルクル変わる様は、飽きません!
あっぱれ!
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