ドラマ「おしん」で、佐賀の地主様の三男坊でモテ男の竜三の母、お清は、旧家の奥様ですが、嫁には厳しく娘には甘い人です。
おしんの舅であり夫の大五郎は、そんなお清に、時に叱りつけますが、おしんへの冷たい仕打ちを、それでもやめよとしませんでしたが・・・
そんな全国のおしんファンを敵に回した、お清を演じた高森和子さんについてまとめました。
高森和子の現在画像は?
高森和子さんは女優業を引退されているので、現在のお姿はわかりません。
こちらは、1984年の年始の特別番組より、お借りしましたm(__)m
高森和子さん、綺麗‼️ https://t.co/8x7wQojXEi
— マダムワン (@Strawherry) September 23, 2019
高森和子の結婚・経歴とプロフィール
高森 和子(たかもり かずこ)
生年月日:1932年(昭和7年生まれ)3月21日
出身地:大阪市東住吉区
元女優、エッセイスト
最初は、桜真智子という名前で活動をしていたみたいです。
1950年、東大谷高等女学校(現在:東大谷高等学校)を卒業します。
学生の時は、バレリーナを目指し友井バレエ団に在籍していました。
1951年、大映京都撮影所に入り、映画「上州鴉」でデビューを果たします。
1953年、姉がNHKに在籍していたこともあり、大阪放送劇団へ入団します。
「正確な大阪弁が話せる女優」として大阪制作のドラマで、売れっ子となります。
1973年、41歳の時、「けったいな人びと」では、高森和子さんより1つ年齢が上の八千草薫が三姉妹を演じたときの母親役を演じます。
樹木希林さんもそうですが「けったいな人びと」などで実年齢よりも、かなり高齢の老け役を多く務めています。
1973年、同番組の演技により日本放送作家協会女優賞を受賞します。
「けったいな人びと」の動画、高森さん、この時41歳!
【 追悼 #八千草薫さん 出演作振り返り① 】八千草薫さんの生前のご活躍を偲び、貴重な出演作のダイジェスト動画をご紹介いたします。『連続ドラマ #けったいな人びと 』(1973年~1974年)⇒ https://t.co/T8Xpf600Zt
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) October 28, 2019
「けったいな人びと」の動画以外にも、貴重な動画が、こちらのNHKのページから見られます。
1983年、「おしん」で演じた姑のお清役が話題になります。
「おしん」以外にも、朝ドラには他にも出演されています。
1972年、藍より青く
1976年、火の国に
1979年、「鮎のうた」和江役
29 1982年 ハイカラさん
音楽:千野秀一
手塚理美 ジュディオングさんも出てたんだ
明治時代、海外留学生としてアメリカの空気に触れて帰国した“ハイカラ娘”が、中伊豆に当時珍しかった外国人用ホテルを作り上げる奮闘記。『おはなはん』以来の明治女性の一代記もの。
1983年、「おしん」田倉清役
佐賀のお母さん、丸くなられた。。。#おしん #高森和子 pic.twitter.com/i3dDWv2Icm
— まこ (@makomako12) December 10, 2019
1986年、「都の風」吉野常役
その後、舞台でも女優として活躍する。
いろいろ見たのですが、結婚はされていないのではと思われます。
放送当時の乙羽信子さんにしても、高森和子さんにしても、対談のお写真を見るととても美人で、ドラマの時は、老けメイクをされていたのがわかります。
そこまで徹して役に没頭しますが、さすがに、「おしん」が放送されていた時、落ち込んだこともあったそうです。
ドラマ「おしん」での鬼姑が反響を呼びますが、「佐賀県のイメージダウンになる」と視聴者からNHK佐賀放送局に抗議の電話が殺到したり、ロケ先で石を投げられたり、町ではにらまられたりされたそうです。
ちなみに作造を演じた伊東四朗さんは、「お宅のご主人は娘に厳しすぎる」と、視聴者が、伊東四朗さんの家を訪れ、家人から「あれはそういう役なので」「うちには娘はいません」と応対しますが聞き入れてもらえず、最後には庭先で口論となってしまったそうです。
それで「ヤクルトタフマン」なんですね。
作造の伊東四朗さんと高森和子さんが共演している1982年のNHKドラマ「けものみち」で、伊東四朗さん演じる刑事と、割烹の女将に扮する高森和子さんの対決?が見られます。(第2話)
U-NEXTでNHKドラマ「けものみち」が、31日間無料で視聴ができます。
伊東四朗さん演じるアクの強い刑事の最後は、「おしん」がやさしく思えてしまいました。
「けものみち」は、2006年に米倉涼子さん主演で放映され話題になった作品です。
主演の名取裕子さんは、田中裕子さんより2つ年下ですが、田中裕子さんとはまた違った大人の雰囲気の色気があります。
本ページの情報は2019年9月時点のものです。
最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。※動画には、視聴期限がありますのでご注意ください。
そんなこともあってか、女優業とは別に高森和子さんは、
1986年、母の老いや痴呆について、母と娘のつき合いをつづった「母の言いぶん」を出版すると、辛口にもかかわらず、30万部のベストセラーとなります。
しばらくして、1990年、女優活動を引退すると、新聞などの執筆や「母の言いぶん」をもとにした講演を1993年、60歳過ぎくらいまで行っていたようです。
2008年、76歳、(社福)朝日新聞厚生文化事業団に2億円の寄付をしています。
現在、87歳になりますが、表舞台からすっかり遠ざかり、画像は見つかりませんでした。
高森さんのエッセイ「母の言いぶん」は、明治生まれの高森さんのお母さんの、こってこての関西弁が、なぜか心地よいです。
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最近飛び抜けて印象深かった本は、大阪のことばがみずみずしく、私→母→106歳のお母さんがいる近所のおばさまが読んでみんな泣いた、おしんの佐賀編でみんなを嫌な気持ちさせちゃう(でも美人)お姑さんお清役の高森和子さんの書いたエッセイ、母の言いぶん。高森さんもお母さんも愛しい。#おしん pic.twitter.com/1jRLHVn1dS
— Chiezo (@Chiezo_Uogin) October 5, 2019
高森和子の年齢おしんのお清母役!竜三ママ激おこ!
役どころは、佐賀に代々続いた士族の流れをくみ、土地のしきたりやしつけに厳しい。
「佐賀のイメージダウンたい 『おしん』県観光連がNHKに抗議」
(1983/9/7 朝日新聞 朝刊)#おしん pic.twitter.com/I2eNimKgOP— コレデナイト鉱石/放送 (@KredNI) August 16, 2019
高森さんは、橋田壽賀子さんの作品は、これが初めてで、佐賀弁も初めてなのだそうです。
『明星』1983年10月号に、田中裕子と高森和子の2ショット写真が掲載されています。
高森和子さんが、ドラマ「おしん」に出演されていた時の年齢は、51歳!
この当時は、今のようにアンチエイジングなんて概念がありませんでした。
何かにつけ、おしんにつらく当たるお清ですが、その声のトーンが、より一層キツく聞こえます。
まとめ
加賀屋の大奥様を演じた長岡輝子さんは、その好演から、後々まで慕われていますが、いくら役柄とは言え、高森和子さんの女優人生はお気の毒な気がします。
30年経ち再放送されたのは、高森和子さんのためだったと思うのは、勝手な管理人の思い過ごしでしょう。
おしんの加賀屋のおばあちゃんのモデルやキャスト?加賀谷の大奥様
コメント
最初の画像は高森さんではなく、八千草薫さんです。
小林信子様
高森さんは、あまりご存知ない方でも、八千草薫さんをご存知な人は多いと、あえて八千草薫さんの画像を出したのですが、誤解を招いてしまいましたね。
同じドラマで共演とあったのですが、高森さんの画像がなかったので、八千草薫さんだけを出しました。