2019年9月11日(水)
あらすじ
おしん(田中裕子)は、竜三(並木史朗)の妹の篤子も自分も元気な子を産めるように祈っていた。
出産の日を今日か明日かと待ちながらも、おしんは稲刈りに出なければなりません。
生まれてくる幼子を抱えながらの労働は、今までより苦しいことは覚悟していました。
篤子は難産の末、無事に出産します。
その明け方、おしんが雨の中、気を失って裏庭の水たまりに倒れているのを竜三が発見します。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
田中裕子、並木史朗、長谷直美、観世葉子、高森和子、有明祥子、北村和夫、北村総一朗、木内聡、藤田亜里早、金子成美、萩堂譲二
おしんあらすじネタバレ
朝
産み月を迎えると、おしんは母屋の納戸を出て、田倉家の屋敷の外にある、小屋へ移ることになった。一つの家に、同時にお産が二つあると、どちらかが欠けると言う迷信を、姑のお清が気にしてのことである。おしんが、小屋のそうじをしているところへ、竜三が、布団を持ってくる。
お清「よく、片づいたね。」
おしん「竜三さんが手伝ってくれて」
竜三「ずいぶんひどくて、どうなるかと思ったけれど」お清、柱を見て「立派なもんだね。作男が、しっかり作ったからね。台風が来ても、びくともしないし。おしん、アンタ、一人で心細くない?竜三にも、ここで寝てもらえばいい。いつ、傷みが来るかわからないからね。」
おしん「大丈夫です。陣痛が始まったからと言って、すぐ子供が生まれるワケじゃないし。お産婆さん、呼んでもらいに行きますから。」
竜三「夜中に、何かあったらいけないから、お産がすむまでついていてやる。」
お清「あー、そうしてやって。私も、安心だ。おしんは、2度目だから、知っているだろう。この上に、油紙を敷いて」
おしん「はい、よくわかっています。」
お清「油紙は、篤子にも用意したから。アンタのも買って、そこに用意した。」おしん「すみません、助かります。」
お清「おしめと産着はあるよね?」
おしん「はい」
~中略~
出産
やがて1年で、一番忙しい稲刈りが始まった。今日か、明日かと出産の日を待ちながらも、おしんは稲刈りに出かけなければならなかった。でも、おしんはグチ一つこぼさず働いた。
田んぼの畔で、子を産み落とした言う、山形の母のことを思うと、どんなつらさにも耐えられた。竜三「今日も、そんな腹を抱えて、よくがんばった。まだ、傷みはこないのか?」
おしん「そろそろ来たかなって思うけど、まだまだ。もうしばらく我慢しないと。今度の子供は、おとなしいの。雄の時は、お腹をけとばしたんだけど」竜三「女の子なんだね、やっぱり」
恒子がやってきて、「始まったよ。すぐ、産婆さんを迎えに行ってほしい。電話をかけたら、すぐ行くと言って、裏の入り口まで、誰か迎えに来てくれと言って、暗いから道案内できないと、産婆さんも来られない。村の産婆なら、すぐ来られるが、篤子さんは、町の産婆さんだから、提灯」と言って、竜三に提灯を渡すと、産婆のところに迎えに行きます。恒子「篤子さんの方が、先だったね。」
おしん「何か、お手伝いすることは?」
恒子「いいよ、おしんさん疲れているでしょ。晩御飯ができているから、先に食べればいいよ。私は、いつになるかわからないから。無事に生まれるまでは、大騒ぎだから。」
おしん、小屋へ戻る。
おしん、陣痛が始まる。
「まだまだこれくらいじゃ、生れないんだから。」
油紙を敷いて、その上から布を敷く。産着を出して「かあちゃん、かあちゃんいてくれる。何にも怖くない。」
竜三が戻ってきて、お清に「産まれた?」
お清、首を横に振る。「12時、過ぎたよね。」
お清「赤子の頭は見えているが、難産だ。何度も気を失いかけて。あれじゃ、赤子は出てこれない。かわいそうで、とてもそばにはいられない。」
そこへ大五郎が現れ「お清、何をしているんだ?お前が、篤子を力づけてやらなくて、どうするんだ?」
福太郎「そんな、ヒドイのか?」
大五郎「あぁ篤子を、ゴロゴロさせておいたから、こんなことになった。」お清「やっぱり、おしんと一緒にお産をさせたのが祟った。おしんさえ、私の言う通り、よそに行っていれば」
大五郎「まだ、そんなこと言って、ふざけたこと!」
お清「篤子や赤子に、もしものことがあったら、おしんが殺したんだ」
大五郎「お清!!!」
恒子が走ってきて「篤子さんの、そばにいてください!お母さま、呼んでいらっしゃいます。」
大五郎「行ってやれ!」
お清「見ていられないのよ。どうして、篤子が、こんな苦しまないといけないの?みんな、おしんのせいだ!お前が、あんな女子を連れて来たから!!」
大五郎「お清!!」
と言って、お清を張り飛ばす!~中略~
大五郎がやってきて「おい!産まれたよ!篤子も無事だった。ごくろうだったな。」
竜三「よかった。これでおふくろに恨まれなくてすむ。おしんに知らしてやらないと。おしんも、気にしていたから。」
そう言って、おしんのところへ行こうとすると、おしんが倒れているのを見つける竜三。
竜三は、おしんを抱きかかえ「おしん!しっかりしろ!」
竜三には、何がおこったのか、わからなかった。なぜ、こんなところで、おしんが倒れているのか。血の気の失せたおしんの顔は、竜三に、なにも語り掛けてはくれなかった。
参照元:
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感想
上機嫌なお清
かわいい娘の出産が間近とあって、ご機嫌なお清は、おしんにも、珍しく人当たりが良いです。
何はともあれ、孫の出産は、うれしくてしょうがないのでしょう。
恒子さんいい人
おしんのお産のために、麻の葉の模様の布地を縫ってくれた恒子さん。
とても手間がかかると思うのに、おしんのことを同じ嫁としてつらさがわかるからと、用意をしてくれていたなんて、こんなうれしいことはありません。
でも、おしんは、誰にも迷惑をかけないで一人で産むと言いますが、意固地だなと思います。
大五郎
ふだん気丈にしているお清が、篤子のお産が難産なことに、竜三に、おしんのせいだと感情をぶつけ取り乱しますが、極限に陥った人の醜い感情を良く高森和子さん演じられていますけれど、哀れと言おうと言うか醜いさまです。
それに対して、大五郎が「お清!」と一喝してくれますが、「良くぞ、言った!」
家長として、お清の醜いさまを放っておいてはいけないんです!
アホ!
大五郎は、とにかく一家の安全を願って、気を働かしていると思います。
竜三に、おしんのところへ行かなくて良いのかと問いますが、夜中の12時ですよね。
行った方がいいでしょ。
それなのに、おしんなら大丈夫って、安易だよー
かわいそう
おしんが、脂汗を流して、雨の中「竜三さん」と呼びますが、竜三は、医者のところへ行ってしまったので、おしんの声は届きません。
かわいそう。
大五郎の、お清を一喝して号泣したところへ、おしんのかわいそうな様子で、もう感情が、ぐちゃぐちゃなんですが、、、
竜三が、医者をつれて家に戻ってきたころには、すでに朝方。
この時点で、まだおしんのところへは足を運んでいないなんて、ほんとイラつく。
篤子が無事に、お産できたことなんて、どうでもいいと思ってしまう。
竜三が、やっとおしんのところへ行くと、うつぶせで倒れているなんて!
この展開、ひどすぎる。
どう考えても、助からならいでしょう。
すべてが、裏目になるようなことばかりで、竜三も、運がないというか、かわいそうな人だ。
それにしても、田中裕子さんの演技もすさまじいですが、モチベーションが、無茶苦茶高かったのだろうなと思う。
朝ドラ、見るのに、どうしてこんな疲れているんだろう。
「まんぷく」くらいでちょうどいいのかなと思いつつ、朝ドラで、こんなクオリティの高いものなんて、もう見られないのかもと思ってしまった。
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