2019年9月30日(月)
あらすじ
大正14(1925)年5月、加賀屋の大奥様が76歳で亡くなった。
大奥様は、8才から16才まで加賀屋に奉公したおしん(田中裕子)を、孫娘の加代(東てる美)と同じようにいつくしみ、女としてのたしなみをしつけてくれた恩人であり、師でもありました。
おしんは、大奥様の葬儀を手伝い、初七日まで大奥様のそばにいたいと、加賀屋で世話になることにした。
そのおしんに、加代が酒田で商売をしないかと切り出します。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
田中裕子、山野礼央、泉ピン子、吉岡祐一、渡辺えり子、渡辺富美子、小林千登勢、東てる美、石田太郎、中村綾子、長岡輝子
おしんあらすじネタバレ
加賀屋
酒田の米問屋の大奥様が亡くなった。8つから16まで加賀屋に奉公したおしんを、孫娘の加代と同じように慈しみ女としてのたしなみをしつけてくれた恩人であった。
大奥様の葬儀を手伝い、せめて初七日まで大奥様のそばにいたいと加賀屋で世話になることにしたおしんに、加代が思いがけない話を持ち出した。
酒田で商売をしないかというのである。
おしんに何か商売に、お店を貸すことを考えていると、お加代が話しますが、清太郎は反対します。
清太郎「あの店が惜しくて言っているのではなく、おしんは田倉という家の嫁だ」
お加代さま「おしんはな、佐賀の家をとっくに飛び出しているんだ。隠していたってしかたがないだろ?」
若奥さんは、驚いて「佐賀の家を出たのは、旦那さんもか?」
お加代「竜三さんは、お義母さんのところへばりついているんだと」
おしん「私が、いけないんです。お姑さんの辛坊ができなくて」
若奥さん「逃げ出してきたのか?」
お加代「小さい時から、人の2倍も3倍も苦労してきたおしんが、そんなことをするなんて、よくよくのことだ」
若奥さん「今は、どこにいるんだ?」
おしん「春から実家に帰っています」
清太郎「どうりで酒田へ来たのは、おかしいと思った」
若奥さん「おっかさんのところに来ていれば安心だろうが」
お加代「それが、兄さん夫婦の代になっているので、いろいろあって、おしんは日銭を稼ぎにあっちこっち行ってんだと」
おしん「ウチの田んぼや畑は、兄や母で手が足りているもんですから」
お加代「おしんと雄坊の食べる分は、稼がないと厄介者扱いされるんだと」
若奥さん「それはないだろう?ウチで働いていた分は、みんな家に送っていただろう?」
~中略~
山形
おふじさんが、野良仕事から帰ってくるが、おしんは、戻って来てない。庄治「初七日がとっくに終わっているだろ。のん気なもんだ」
おふじさん「お前に、迷惑をかけているワケでないし、文句を言われることはない」
庄治「俺、かあちゃんが寂しいんじゃないかと思ってよ」
おふじさん「散々、お世話になったんだ。知らん顔して、帰ってくるわけにはいかない。でも、そろそろ帰ってくるよ」
庄治「かあちゃん、一人の間、俺たちとめし食え!」
そこへおとらが現れて「おしんさんからだ」手紙を渡す。
手紙
おしんからの手紙を、おりきさんに読んでもらう。――――――初七日がすみ、無事に帰るつもりでいたら、お加代さまに、酒田で商売をやらないかと言う、突然のお話で・・・
おふじさん「それで、商売するって?いったい、酒田で、何があったんだ?」
おりきさん「当分、帰って来ないようだな。加賀屋さんの世話で、めし屋をすることになったんだと。お加代さまが、おしんちゃんの事情を察して、心配してくださったんだと。雄坊のことも考えて、そうすることにしたんだ。
自分の店なら、雄坊を手元に置いて働けるしな」
おふじさん「自分さえ、いなかったら庄治夫婦とうまくいくと思ったんだ」
おりきさん「おしんちゃん、ここにいたって、出戻りの余計者だからな。おふじさんが、いくら守ってやると言ったって、肩身の狭い思いには変わりない。
おふじさんが、かばおうとすればなおのこと、おしんちゃん、つらかったんじゃねーか?
それにしたって、店を始める前に一度くらい帰って来たって」おふじさん「おしんらしいな。帰って来たって、また酒田へ行ってしまうんだったら、おれだって会わない方がいい。わざわざつらい別れするために帰ってくるなら、たくさんだ。このままでいい。酒田だったら、またいつでも会えるから」
おりきさん「店がうまくいったら、かあちゃん迎えに来るって。一緒に暮らせる日を楽しみに、一生懸命働くって、ここに書いてある」
店
おしん、大工さんに注文している。おしんにとっては、何度目かの商売でした。成功するかしないかは、わからないが、新しい商売を取り組むたびに、おしんは、商に対する勘と腕を磨いていくことになった。
参照元:
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感想
良かった
お加代さまの提案で、商売をはじめることになったおしん。
事情を知らない清太郎は、おしんが商売をすることを反対しますが、佐賀の家から出てきたと話をすると、お加代さまは、もしおばあちゃんが生きていたら、自分と同じことをしていると思うだなんて、うまいこと言います。
佐賀の家よりも、加賀屋の人たちの方が、よほど温かみを感じてホッとします。
しかも、たとえお店がうまくいかなかったとしても、これくらいのことで潰れる加賀屋ではないと、さすがお加代さま!
器が違います!
そのお加代さまの期待に十分応えるかのように、おしんはめし屋を始めようと話しだしますが、おしんは、店の様子を見て、どんな商売が良いのか思いついたのかもしれません。
商才があると言うか、センスが良いのでしょうね。
しかもおしんだったら、大奥様に仕込まれた料理の腕がありますが、こんなことに活かされるなんて素敵!
おふじさん
娘かわいいおふじさんのところへ、待てど暮らせど、おしんが戻ってきません。
何も知らず、おふじさんの焦っている様子が気の毒。
珍しく、庄治がおふじさんに「一緒に飯でも食え」って、こんなことを言ってくれることもあるですね。
おふじさんには、庄治のやさしさなんて、不愛想な嫁にすぐ消されてしまって、どのみちうれしくないかも。
めし屋
お加代さまと店で、どうしたら良いかと話しをするおしん、キレイですねー
図面など描かなくても、頭の中で、いろいろ浮かんでくるのだと思います。
子供服のお店を始めたころのイキイキした姿がよみがえってきて、やっと曇りが晴れてきて良かったー
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