133話~138話
2019年9月2日(月)~9月7日(土)
あらすじネタバレ
佐和折檻
おしんに出て行けと言うお清に、竜三は、「おしんが、何をしたって言うんだ?出て行けなんて、軽々しく言うもんじゃない!」と反発しますが、お清は、「おしんは、ここを出るつもりで、アタシたちには、黙って逃げ出そうとしたんでしょ?
大手を振って出て行けばいい!」
竜三は、必死でおしんをかばいます。
お清は、ただのウワサ話ではなく、耕造の母親から、おしんが逃げ出すのに、佐和を誘ったっと聞いたと話します。
それを聞いたおしんは、「佐和さんが、心配」と言って家を出ると、出くわした耕造から「佐和を返せ!」と言われます。
おしんが逃げる汽車賃だと言って、大金を佐和に渡し、その金を持っていたばかりに、佐和はおふくろに責められ、おふくろや妹が、佐和を折檻したと言うのです。
佐和は、耕造にだけは信じて欲しいと訴えますが、結局、家を出てしまったとワケを聞いたおしんは、自分が余計なことをしたばかりにと、耕造に謝ります。
田倉家
耕造の母の話しが本当だと知った大五郎は、おしんが、どうして逃げるのをやめたのかと問うと、佐和から、女子が雄を抱えて一人で生きていくのは大変だからと聞いた竜三が止めたのだと話します。
お清は、余計なことをしてくれたと言うと、竜三は、おしんのお腹には、子供が出来ていて、それをわかっているから、佐和は、おしんに無理をさせまいとしたと言います。
おしんは東京へ行こうとしたが、ケガをして右手が思うようにいかないから、髪結いはできない。もとはと言えば、竜三が、佐和からおしんが東京へ行くことを聞いて、おしんを止めに行った時、ケンカになり、自分がおしんを突き飛ばしてケガを負わせた。
自分には、おしんを一生みてやる責任があると、きっぱりと言います。
大五郎は、竜三の話しに潔く承知してくれ、これからも、いろいろ風当たりが強いだろうが、気にすることないと言ってくれます。
しかし、お清は、どうしてもおしんに、田倉の家で子供を産ませられない理由があるので許すことはできません。
お清の理由
おしんと竜三の間には、新しい命の芽生えにより、また昔のような絆が生まれていました。
おしんも、篤子と、ほとんど同じ時期にお産があるとわかると、お清は、おしんには、この家で、お産をさせるワケにはいかないから、山形へ帰すと言うのです。
お清の話しでは、一つの家に、お産が一度に2つあると、どちらかの子供が亡くなると言って、一番忌み嫌うと言うのです。
大五郎も竜三も、そんな風習は、ただの迷信だと反発します。
おしんは、誰にも迷惑かけないで、お産だって2度目だし、何を用意すればいいか、ちゃんとわかっている。
田んぼや畑も一生懸命やるから、ここでお産をさせてもらうと、竜三に話し、山形へは帰る意思がないことを伝えます。
恒子の心配
恒子も、お清の言う迷信を気にしていて、おしんのことを心配しますが、長男の嫁は、”見ざる聞かざる”で、嫁が余計なことに口を挟むのは、家の中が乱れるもとだと、福太郎に言われます。
お清は、篤子のお産のために、精のつくどじょうを食べさせますが、おしんには何もしないことに、竜三は腹を立てます。
そんな様子に、恒子は、迷信の話しをして、おしんに山形へ帰ってお産をした方がいいと提案しますが、おしんは、そんなのは迷信だと受け入れようとしません。
同じ屋根の下で、お産をされたくないお清は、昔、家で世話をしていた小作の家にあずかってもらえることになったとおしんに話しますが、おしんは納得がいかないからと断ります。
ぜんざい
おしんが姑のお清に逆らって、田倉の家でお産を決めてから、おしんは、これまで以上に、畑仕事をします。田倉の人間になる以上、お清に文句を言われないようにと働くことは、おしんの意地でした。
竜三は、お腹が大きくなるのに、ロクなモノを食べさせてもらっていないからと、大五郎に頼んで、おしんのために、せめて5円もやってくれと頼みます。
お清は、何かと反発するおしんが面白くないので、お金など渡したくありませんが、物分かりの良い大五郎は、竜三に、精のつくものを食べさせてやれとお金を渡します。
竜三は、お清から嫌みを言われながらも、やっとの思いで、おしんのために5円をもらいました。
お腹が大きくなると言うのに、おしんは、キツイ労働に耐えています。
そんな中、お清は、篤子と言う大事なお客さまが来ているからと、孫たちと、ぜんざいを食べますが、他には言いふらしたらいけないと、子供たちに言い聞かせます。
ところが、竜三とおしんが、田植えから帰ってくると、千代が「今日ね、篤子おばちゃんが来ているよ。ぜんざいもあったよ」と話します。
竜三は、お清に「ぜんざい、あるだろう?一杯、食べさせてあげてよ。」
お清は、そんなモノ作るワケがないとしらを切りますが、竜三は、ウチで、ゴロゴロ遊んでいる者が、ぜんざいをたらふく食べて、1日、腰が曲がるほど田植えをしている者が、ぜんざいも食べられずに、風呂も入れてもらえないなんてどういうことなんだ!と怒ります。
篤子に甘いお清
お清は、篤子は田倉の家から嫁いでいるので、小作の娘のようなことはさせられないが、嫁ぎ先では、なんだかんだとこき使うと不満です。
おしんキャスト
田中裕子、並木史朗、伊藤毅、長谷直美、観世葉子、高森和子、有明祥子、北村和夫、北村総一朗、木内聡、藤田亜里早、金子成美、香野百合子、萩堂譲二、乙羽信子、大橋吾郎、戸川暁子、金野恵子、栃原真美
前置きレビュー
週初めは重いですが、あとはどんよりな週です。
兄嫁の恒子は、感情の薄い人のように思いますが、だんだん恒子の本音が見えてきます。
大五郎にしても竜三にしても、おしんをかばいますが、おしんは、おしんでお清に田倉の家の嫁に認めてもらえるようにと、かたくなに頑張ると言って意地を通そうとします。
雄くんの存在が癒しになると思います。
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