私が、一番恐れているのは、がんよりも脳関係です。
これは、食べ物を気を付けるだけでは、無理そうな予感がしているからです。
さっさとぽっくり逝ってくれれば良いのですけど。
簡単に、予防できることがあればと思っていたら、「主治医が見つかる診療所」(2016/05/23放送)で、真向法という体操が紹介されていたので、ちょっとまとめてみました。
真向法の効果で脳卒中予防?
真向法とは、80年の歴史を持つ健康体操です。
脳卒中により左半身不随となり、長井津(ながいわたる1889~1963)が、仏教の礼拝の姿勢をもとに、編み出し病気を克服しました。
福井県出身
真向法の長井津宗教なの?
真向法と言うからには、なんだか宗教臭いですが、長井氏は、福井県の越前岬に近い勝鬘寺と言う浄土真宗の寺に、9人兄弟の3男として生まれます。
妻に30歳で先絶たれ、多忙とストレスの続く生活の中、42歳の時に脳溢血に倒れ、左半身不随になります。
当時、医師からは不治の病と診断される中、気持ちの安定のために、実家のお寺の経典から勝鬘経を紐解きます。
勝鬘経って、ちょっと難しいのですが、しょうまんぎょうと言って、仏教における中期大乗仏教経典のひとつで、その中のお祈りの仕方に目が留まり、このお祈りの仕方を毎日練習しました。
後に第一の真向法の体操になったのですが、これを3年行い、さらに第二体操を編み出して、練習するうちに、体が柔らかくなり、不自由だった体がもとの通り動いてきたそうです。
現在ある4つの体操は昭和18年ごろに完成したようで、当時、今のようなしゃれたネーミングなどは、きっとありえなかったと思います。
宗教ぽいですが、戦前風とでも言ったら良いかもしれませんね。
真向法体操のやり方
人間にとって、いちばん大事なところは、腰とおなかです。
真向法体操は、一般的な体操とくらべ、腰回りなどの姿勢を維持する筋肉、いわゆるインナーマッスルを中心に動かすため、体幹が鍛えられ、認知症を予防するには、最適なんだそうです。
真向法その1
足の裏の外側を合わせて背筋を伸ばして座り、ここから胸を床につけるように、息を吐きながら、ゆっくりと状態を前に倒します。
これを10回繰り返します。
真向法その2
両足を伸ばして、座り、背筋をのばしてから、息を吐きながら、ゆっくりと上体を前に倒します。
これを10回繰り返します。
真向法その3
足を左右に開いて背筋を伸ばし腰を立てて座り、両足は120度程度を目安に、できる範囲で開きましょう。
息を吐きながら、ゆっくりと上体を前に倒します。
これを10回繰り返します。
真向法その4
最後に正座の状態から、両足の間に、お尻を下ろします。
そのまま、上体を後ろに倒して、両腕を伸ばし約1分キープしましょう。
3分ほどでできるので、長続きしやすいです。
体幹力アップには、その他、ラジオ体操や、太極拳も高い効果が表れるそうです。
まとめ
太ももの筋肉が衰えると、そこから老化が始まると言いますし、スクワットもそうですが、とにかく太ももを鍛えることが、何にしてもいいらしいですよね。
あと、簡単で長続きするのが、チベット体操です。
一定のリズム感があるので、ヨガよりもやりやすいと思います。
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