2020年2月17日(月)
あらすじ
昭和42年秋、おしん(乙羽信子)は67歳になり、田倉商店は従業員20名を使う大店舗になります。
仁(高橋悦史)や辰則はチェーン店を出すようおしんを説得しますが、堅実さ第一のおしんは、他に店を出すことに反対します。
しかし、2人の説得におしんはついに根負けして、希望(のぞみ野村万之丞)に窯を持たせてやることに対して文句を言わないことを条件に、チェーン店を新設することを認めたのでした。
参考:Yahoo!テレビ
おしんキャスト
乙羽信子、高橋悦史、浅茅陽子、野村万之丞、佐々木愛、寺田路恵、吉野由樹子、桐原史雄、玉野叔史、長廻達也、中谷朋寛、岩渕健、甲斐みどり、米沢由香
おしんあらすじネタバレ
田倉商店
セルフサービスの店が、1周年記念のセールを迎えた昭和32年の春から、いつか10年の歳月が流れた。おしんも、すでに67歳、田倉家も様々に変貌しつつ、昭和42年の春が巡って来ていた。
おしんと初子、たまの休みだが、仁や辰則家族が集まるために、ご馳走の用意をしている。
おしん「昔は1年中、店を開けていて、定休日なんかなかったが、今では従業員が強くなり、人を使うのも楽じゃない」
仁の家道子が、娘のみどりを連れて行くのは大変だから、自分は、田倉のお母さんのところへ行かなくていいでしょ?と、仁に話す。
仁「長男の嫁なのに、みんな初子に押しつけて、こんな時くらい、機嫌良く親孝行してもバチが当たらないだろうが」
道子「別に私が行っても、お母さんは喜びませんよ。あなたと子供たちの顔が見れれば」
仁「今日は、他にも大事な話があるんだ。お前にも聞いておいてもらえないかな?」
希望の家
希望が、圭の手を引いて表に出ると、百合が「お母さんと初子さんによろしく」と言います。
希望「何も私が行くことはないのだが、仕事が違うせいか、話しもあわなくて。母さんに仕事のことを聞かれると、肩身が狭いよ」
百合「また、そんなこと!焼き物は商売とは違うんですよ!長い長い年季のいることなんだもの。
何も慌てなくたって。今度の出品会に出展なさった作品だって、私はとってもいいと思っているわ。じゃあ、行ってらっしゃい!」
~中略~
仁「これで希望も、独立できるんじゃないかな?まっ窯持つとなったら、そうとうかかるだろうけどな」
おしん「仁、さっきのチェーン店の話しだけどね、アンタたちが、どうしてもやりたいって言うなら、やってもいいよ。ただしね、一つだけ条件がある。もし希望が、一人立ちしたいって言ったら、母さん、希望に窯を持たせてやりたい。そのことは、誰も文句を言わないこと」
仁「そんな、いくらかかると思っているんだよ」
おしん「だから、文句言わないって言ってるだろ?それをしてあげることが、母さんの努めなんだよ。希望には、とうとう加賀屋を再興させてやることはできなかった。
せめて、希望を独立させてやることが、お加代さまへのご恩返しだと思っている」
そこへ圭ちゃんがやってきて、希望も現れる。
おしんには、貧しさに堪えて、ただひたすらろくろを回し続けてきた希望と、黙って希望を支えてきた百合が、誰よりも不憫であった。
それだけに希望の受賞が、嬉しかったのである。
参照元:
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前置きレビュー
おしん67歳
おしんは67歳になりましたが、最近のドラマに見慣れていると、おしんの容姿に驚くかもしれません。
ドラマが放送された1983年当時は、アンチエイジングなどいう概念はありませんでした。
もちろん、年を重ねても、若々しくてキレイな人もいたとは思います。
役柄の設定で、コツコツ商売で貯めたお金で、投資で土地持ちになったとは言え、おしんは、おしゃれにお金を使うようなことは、この時点ではしていません。
おしゃれにお金をかけるようになるのは、まだ先のことです。
感想
すっかり昭和
昭和42年のスーパーたのくらですが、地方でこれだけのお店は立派だと思います。
おしんは、昭和というか明治のおばあさんと言ったいで立ちです。
仁も道子も、それぞれに年を取り子供も増え、すっかりこなれた感じの夫婦になりました。
我がままだった道子は、ちゃんと子育するようになって、親になったんですね。
しかも、おしんに愛想よく挨拶するようになって、できた嫁になったじゃないですか。
おしん、ここでも辛抱した甲斐があったものです。
孫のあかねが4月から小学校へ行くと話しますが、子供が小学校へ行くことなど、珍しくともなんともない時代になり、おしんも自然と笑顔でうれしいでしょうね。
さすが禎
仁はチェーン店を、新しく出すと告げます。
昭和42年の大卒の初任給は26000円の時代です。
今思えば、スーパーとしての成長は、まだまだなので仁の見込みは間違ってはいないと思う。
禎なんて「子供なんてすぐに大きくなるから店の一軒くらいもたせてあげたい」とは、辰則との結婚の決め手は「姑や小姑がいないから」でしたが、チェーン店の件も抜け目のない禎らしいです。
動揺する仁
初子が電話に出ると百合からの電話に仁、落ち着きを払いつつ動揺していておかしい。
昔気質のおしんの思い
希望が、焼き物で賞を取った知らせに、チェーン店に渋い顔を見せていたおしんは、チェーン店を出す代わりに、希望に窯を持たせたいと条件をつけます。
加賀屋を再興できなかったけれど、希望に窯を持たせることで恩返しできると、お加代さまが亡くなってどれくらい経っただろう。
仁とほぼ一緒なので、昭和4年として、38年経っています。
33回忌過ぎているし、50回忌になると、確かにおしんが存命しているかわからないので、うーん、そう考えるといいのか。
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