2020年3月26日(木)
はね駒 あらすじ ネタバレ
りん(斉藤由貴)のいいなずけで越後屋の長男の新之助(益岡徹)が、祖父の勘兵衛(花沢徳衛)とともにあいさつにやってきました。
越後屋は造り酒屋と質屋を営む、この近郷の随一の分限者で、この辺りで酒と言えば、越後屋の馬上杯と言われているほど繁盛しています。
来年の春、新之助の父親の七回忌の法事で、親族にお披露目したいというのだ。
新之助が、まだ12歳のころ父が亡くなっています。
りんの父の弘次郎(小林稔侍)も、母のやえ(樹木希林)も15歳での結婚は早すぎると心配します。
妹のみつも、りんが嫁に行くのをいやがり、りんは、やえに嫁に行くのはいやだと抵抗します。
勘兵衛は、りんが良い娘になってと喜んでいます。
徳右衛門は、弘次郎に越後屋にりんを嫁にやると決めたのは、いつだと聞きます。
新之助の亡くなった父親が、弘次郎と同じ年で、りんが5歳の時のことでした。
りんは結婚話に気が進まず、友人たちに相談しますが…。
参考:Yahoo!テレビ
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、小林稔侍、柳沢慎吾、大方斐紗子、益岡徹、山内明、花沢徳衛、丹阿弥谷津子、沢田研二
感想
結婚の話におびえるりん
りんの知らないところで、勝手にいいなづけを決められ、それだけでも嫌だと思いますが、いよいよ結婚の話が現実になりそうです。
あんないやったらしい新之助と一緒にされるなんて、りんは、必死にやえに抵抗しますが、無理もありません。
新之助の祖父の勘兵衛は、14歳のりんの気持ちなど、まったく考えず、犬の子でももらうような感覚なのかもしれませんね。
徳右衛門は、15歳ではまだ早いと反対しますが、祖母のことは、自分は15歳で嫁いできたと言いますが、まだ遊びたい盛りに、今の感覚では、ピンと来ません。
当時は、簡単に離婚などできなかったでしょうから、相当の覚悟が必要だったと思いますが、14歳や15歳で、それをしないといけないのです。
もっとも、そのころの寿命は短かったので、今よりも生きる覚悟が、違っていたのでしょうね。
徳右衛門に、りんの結婚話しはともかく、嘉助のことを聞かれると、弘次郎は、黙って酒を飲みますが、弘次郎は人生のすべてに満足がいかず、お酒に逃げているのかな。
良いお酒では、なさそうです。
おたまちゃん糸繰工場へ
りんの同級生たちは、学校を出たら、それぞれ嫁に行くとか、女学校へ行くと、それくらいしか選択肢がなかったのだと思います。
そんな中、おたまちゃんは、お父さんの病の薬代のために、糸繰工場へ行くと言います。
出ました、糸繰工場パワーワード!
糸繰工場と聞いて、「おしん」のはる姉ちゃんを思い出してしまい、明るい未来が想像できません。
何も知らないおたまちゃんは、「女子は黙って働くしかない。べっここやうまっこより女子は役立たずだから」と聞いたりんは、「べっここやうまっこより女子の方が大事なのか」と反論します。
男尊女卑だったからこそ、おたまちゃんのような考えになってしまったのかもしれません。
ちょうちん祭で出会った人に言われた「男も女も、人間としては同じです」この言葉が、強烈な体験としてあったりんは、たまちゃんの考えを強く否定します。
りんには、衝撃的な話だったのでしょうが、おたまちゃんには、その言葉が通じないようです。
神社にお参りしたそばから
たまちゃんとりんは、神社にお参りに行きますが、それはおたまちゃんのお父さんの病気が良くなるようにと、もう一つは、りんの結婚話がなくなるようにお願いしたのだと思います。
するとお参りしたそばから、新之助が現れ、びっくり!
おたまちゃんは気を利かせて、一人帰ってしまうじゃないですか!!
キャー悪夢を見ているようです。
しかも「何も恥ずかしがることないよ。俺たちはもう夫婦も同じなんだから」
いやー言われたくないよー
りんは、大きく息を吸い込んで逃げるところに、必死な加減が良く分かります。
突然嘉助が現れ驚くりん
慌てて家に帰って、井戸水を飲んでいると、兄の嘉助が、りんを呼びますが、いかにも遊び人ぽくて恥ずかしい人です。
嘉助は、徳右衛門から遊郭が出来たと聞いて、何もしないのは男が廃ると、店に行くと、嘉助と同じ小学校にいた、西山のお清がいたと話します。
そのお清は、嘉助の顔を見て泣くので、見捨てるわけにいかないと女郎のところにいて、一緒に来ようとしたが、失敗して、自分だけ命からがら逃げてきて、いつ追っての怖いお兄さんが、嘉助を探してやってくるというのです。
へたに情けをかけると、痛い目に合うんですよね。
あーあ
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