2020年4月6日(月)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、渡辺謙、小林稔侍、矢崎滋、ガッツ石松、綿引勝彦、益岡徹、岡本茉利、小野ゆかり、山内明、丹阿弥谷津子、沢田研二
はね駒 あらすじ ネタバレ
明治24年(1891)橘りん(斉藤由貴)が15歳となる年が明けます。
高等小学校の卒業を控えたりんですが、まだまだ正月は遊んで楽しみたい年頃です。
妹のみつと羽根つきを楽しんでいると、小野寺源造と叔父の彌七が現れます。
昔から福島県相馬の正月三が日は、男炊事といって料理は男が作り、女は台所に入れない風習があります。
父の弘次郎(小林稔侍)や祖父の徳右衛門(山内明)に料理は任せますが、慣れない台所仕事でてんやわんや。
母のやえ(樹木希林)は満足顔です。
叔父の彌七(ガッツ石松)に連れられて橘家を訪れた小野寺源造(渡辺謙)は、寺で修行をしていただけあり見事な包丁さばきを見せ、男たちの先頭に立ちます。
小野寺源造の人懐こく明るいふるまいに、りんはしらけてながめています。
初詣から帰って来たりんは、松浪を狙う男たちの姿に気づきます。
参考:Yahoo!テレビ
前置きレビュー
今は、お父さんが料理を作ることなど、珍しくも何ともありません。
男尊女卑の根強い時代、男子厨房に入らずと言われていましたが、もとは孟子の「君子遠庖厨」(君子は厨房に近づかない)から創られた言葉だそうです。
全国的な話なのかと思っていましたが、一部の地域では、正月の期間、男がお雑煮やお煮しめなどを作る「男炊事」「男正月」と言われた習慣があったようです。
相馬市史より、正月をお正月さまともいい、女の神さまで、ぜいたくが好きではじめはよいがだんだん食物が乏しくなって終わりには粥でお帰りになる。
引用元:https://www.pref.fukushima.lg.jp/
そんな言い伝えからなのか、女性が扱ってはいけないと言われ、お正月の3日間は男が雑煮を作っていたそうです。
小野寺源造が気に入らない
小野寺源造は、商人になるべく彌七について勉強しているので、大きな目標に向かって頑張っています。
りんは、人懐こく明るい小野寺源造の振る舞いが、気に入らない様子。
嫌と思っても、実は、どこかで気になっていしまっているのかもしれません。
感想
小野寺源造の態度が
りんが、羽根つきを楽しんでいると、小野寺源造とぶつかりそうになりますが、源造は、機嫌良くりんにあいさつをするじゃないですか!!!!
外面の悪いりんですが、そんな気の強いりんを源造は、気に入ったのかな?
それにしてもガッツ石松さん、なんとも言えない笑顔が、いいですね!
正月の三が日は、男炊事だからと、弘次郎や徳右衛門が、食事の支度をしています。
少しかかんで、慣れない台所仕事をしている弘次郎が、おかしい。
源造が「なんですか?」と聞くと、やえが「正月の三が日は、女は台所に入れない。女はけがれているからでしょ」というと、りんは「そんなことないってば!!」と声を大にして言うと、源造の視線がなんだか愛おしいと言っているよう☆
源造は、「よし!私も手伝います!」と潔く言ったかと思うと、見事な包丁さばきを見せますが、弘次郎の不器用なさまがじれったかったのかもしれません。
包丁のトントンとした音に、腕の良さを感じます。
やえの思い
やえは、嘉助の借金は、自分がなんとかするからと、りんを安心させますが、樹木希林さんのなんとも言えない話し方が、温かい母の思いをあらわしているようで、ホッとします。
りんが心配することなどないのですが、ずっと心に引っかかっていたりんには、うれしい知らせです。
雑煮
男炊事で作ったお雑煮をみんなで美味しそうに食べていますが、やえは「人の作ったものをただ食べるのは、おいしいものでござりやすない」
独特な言い回しが、いいです。
やえは、これから正月が1年に5度も、6度もあれば良いと言うと、彌七は、1年に5つも6つも年とっていいんですかい?と聞きます。
やえは「たちまちしわしわの干し柿になっちまう」
また、これに戻っちゃう
ジュリー~!
樹木希林とジュリー#寺内貫太郎一家 pic.twitter.com/aQ0IevsZYx— よっしー (@SYoshiaki0721) February 22, 2018
源造が泣く理由
正直、「おしん」は、確かに面白かった。
でも「はね駒」の方が、見ていて安心します。
橘家のみんなは、朴訥な弘次郎や、ちゃらんぽらんな嘉助もいるけれど、温かくなごやかな家族です。
特別お金持ちではないけれど、お正月に、みんなで和やかに過ごしている姿に、平和なものを感じます。
そんな中、源造が、久しぶりに、一家団欒のような雰囲気で食事が出来てと泣きますが、けして貧乏で、ろくろく食べられず、たまのご馳走に泣いているわけではありません。
他人の家で、自分の感情を包み隠さず泣く源造に、りんは驚きますが、あれほど源造に良い気持ちを持たなかったりんの気持ちに変化が訪れたようです。
人目もはばからず、泣く源造に、りんはまっすぐに山盛りのご飯を差し出すと、源造は、笑顔になります。
ちょっと口の悪い所はあるけれど、源造は、素直な人です。
新之助現る!
せっかく源造が、橘家にいい感じに溶けこんでいると思っていると、新之助が、初詣の誘いに来ました!
いいなずけなので、当然のごとく橘家に来ますが、りんとの温度差が気になります。
源造は、まさかりんに、いいなずけがいるの?と驚いているようですが、やっぱり、りんのことが気になるんですね。
弘次郎が、からくり人形をいじっていると、源造が、何気に「おりんちゃんは、新之助さんって人と、もう決まっているんですか?」と聞きます!
キターーーーーー
さぁどう出るかな???
からくり人形って、電池など使っていないんですよね。
100年足らずで、5Gとか、スゴイ時代になりました。
女の子は、置いてきぼりをくらった表情で、ふて寝しておかしい。
ジュリー現る!!
夜風にあたってうっとりしているりんですが、まだ冬寒いはずなのに、何にうっとりしているんだろう?
ふいに、りんは、松浪を狙っている男たちの存在に気づいて、眠っている源造をおこしますが、なんで起きないの!!
じれったいんだから!
勇気のあるりんは、巻き尺を持って、男たちに立ち向かおうとしますが、無茶なことしますねー
ヨーヨーの話しは、見ていなかったので知らないんです。
すると、ジュリー!!!
松浪先生は、そっと指を唇に当てます。
暗すぎて、麗しさが良く分からないので麗人!
化粧映えがスゴイ!!
料理の腕前を披露した源造に、そして元士族だった松浪先生の腕っぷしはいかに?
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