2020年4月7日(火)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、渡辺謙、小林稔侍、ガッツ石松、柳沢慎吾、益岡徹、小野ゆかり、山内明、丹阿弥谷津子、沢田研二
はね駒 あらすじ ネタバレ
正月の夜、鶴次を狙う怪しい人影に気づいたりんは、松浪の身が危ないと、巻き尺を持って男たちに迫るのでしたが、松浪に止められます。
2日朝の雑煮は、小野寺源造(渡辺謙)が作り、そのおいしさに母のやえ(樹木希林)も祖母のこと(丹阿弥谷津子)も感心させられた。
そんななか、兄の嘉助(柳沢慎吾)が帰って来ました。
りんは、いいなずけの新之助(益岡徹)から借りた20円を返すよう、嘉助に迫まります。
参考:Yahoo!テレビ
感想
腕っぷしの良い松浪
真っ暗闇で松浪を狙う男たちを、りんは退治しようとした、その時、松浪が「シーっ」と止め、優しい口調で「家に戻りなさい。出てこないように」
きゃージュリー!
落ち着いている松浪は男たちに「この部屋に何か用か?私がうかがおう」
いちいちカッコいい。
敵は、そんな松浪に「このヤサ男、くたばれ!」と歯向かいますが、以前、徳右衛門が松浪を見抜いた通り、松浪は素早く切れのある動きで、難なく男たちを仕留めます!
あっという間でしたね。
りんは、ただ茫然とするばかりですが、松浪が現れてくれて良かった。
りんが一人で、男たちをやっつけようなんて、無謀すぎます。
そこへ、何事があったのかと源造が現れますが、今頃になって現れた源造に、意地っ張りなりんは、何も答えずに家に入ってしまいました。
せっかく料理の腕前で、株が上がったのに、残念な源造です。
嘉助が帰る
2日目の朝の雑煮は、小野寺源造が作り、そのおいしさに母のやえは「まるで殿様の吸い物みたいだ」と感心していますが、さぞや上品な味わいなんでしょうね。
来年の正月は、新之助が作った雑煮を食べることになると、彌七にからかわれると「そんなことしねーよー!!」とまぁ、嫁に行く自覚がまだないのか、りんは怒りますが、やっぱり現実になって欲しくないのかな。
そこへ嘉助が帰ってきますが、りんは、ここで会ったが100年目とばかりに、嘉助を引っ張って行きますが、フラメンコのようなギターがドラマチックです。
それに反して、わけもわからず引っ張られていく嘉助は、どう見ても漫画のルパン三世に見える。
りんは新之助に借りた20円、ちゃんと返せるかと迫ると、嘉助は「あいつ、黙っていろって言ったのに、男らしくないな」なんて、お前が言うなです。
さらに嘉助は「あれは結納代わりだ」
はっ???ですよ。
りんは、怒って「あの20円のおかげで、どんな思いをしたことだか」
ほんと、生理的に受けつけない新之助に夫婦同然のようにされ、つらかった。
それなのに嘉助は、まだ幼い妹なのに「金で買われるような思いがしてやだ」なんて、ケロッと言ってのけて、やなヤツです。
嘉助は、借りた20円で、西洋人から道具など買って、横浜で大儲けしたので、利子付けて20円返してやると言います。
ただのほら吹きじゃなくて、ちゃんと商売していました。
しかも、りんに向かって「20円っぽちをくすねるようなつまんない男だと思っていたのか?失敬なやつだな。怒るぞ俺は」
これ、思いっきり柳沢慎吾さん、カッコつけていると思う。
喜怒哀楽の激しいりんは、喜びで嘉助に飛びつきますが、漫画っぽいと思っていたら、やえが5年ぶりに良く帰って来たと、抱きしめます。
表からちゃんと帰って来たのは、5年ぶりだったのですね。
やえは、家で郵便取り扱い所を開いていましたが、始終、嘉助から連絡が届いていたわけじゃないでしょうから、5年は、長かったと思います。
新之助に20円返す
やっと新之助に20円返すことができましたが、新之助は清々しく「これで、いつ結納しても大丈夫だね」と安心した様子ですが、りんは、素直に同意できなさそう。
りんは、落ち込んでいると、嘉助に「もっと景気のいい顔をしろよ!」と言われると、何かがはじけたのか、「よし!元気出すべ!」と、自分の人生を悟ったのかもしれませんが、ちょっと切ないです。
嘉助とは、元気よく飛び跳ねることは合っても、あの新之助と、こんな風にはしゃぐことはあるのかな。
ハイカラ料理
嘉助が横浜仕込みの、ハイカラ料理・・・天ぷらを披露します。
源造の雑煮に、嘉助のハイカラ料理と、年の初めから景気が良さそうです。
パン粉をつけたフライや、卵の白身をフワフワにさせてつけたフリッターと、これまたおしゃれです。
借金を返し心の重りがなくなったからと言って、結婚の予定が変わるわけではありません。
りんは、明るく振る舞っているけれど、心で泣いていそう。
西洋の料理の説明をする嘉助ですが、「目指し棒を持って、おとっつあんなんて”この薩長め!”と言ってつくんだろうな」と陽気に話すと、不機嫌そうに黙って嘉助を見る弘次郎が、怖い。
嘉助は「ベリーナイス!」と言うと、すかさずりんは意味を聞きますが、「おいしゅうございますってことよ」と答えると、それを聞いたそばから、祖母のことは「お前が作った、この天ぷら、ベリーナイス!」
もう、素敵なおばあちゃん!
嘉助も、「ウッター♪」と、これまたノリがいい!!!
それなのに、いまだ武士から抜けていない時代錯誤がかった弘次郎は、嘉助にどんな仕事をしているか聞きます。
西洋の物を日本で売り、日本の物を西洋に売ると説明しますが、古物商を営んでいる弘次郎は、嘉助のやっていることが、面白く思わないのだと思います。
堅物です。
嘉助は、陽気に時代が違うんだよと話し、横浜に来てみればわかると言うと、りんが「私、行きたい!」
すると弘次郎は、「お前の行くところは越後屋だ!」
バッサリ!!!
援護射撃のように、徳右衛門が、「新之助さんに連れて行ってもらったらいいだろう」
りんは、新之助との結婚が少しもうれしくないのに、嘉助には「ハニームーン」だとか言われ、強気なところはあるけれど、まだ15歳のりんには、かわいそう。
源造が、むしゃくしゃと、ご飯をかきこんで食べて、居心地の悪い雰囲気になっちゃいましたね。
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