2020年4月20日(月)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、小林稔侍、二谷友里恵、今井和子、辻伊万里、仙北谷和子、風間舞子、小野ゆかり、今成友見、丹阿弥谷津子、山内明
はね駒 あらすじ ネタバレ
橘りん(斉藤由貴)は自宅のある福島県相馬から、1日かかって岩沼まで歩きました。
翌日、汽車に乗って仙台に行き、女学校の入学試験を受けるためです。
慣れないりんは、宿屋でぞんざいに扱われ、酔っ払った女性と相部屋になり、困りはててしまいます。
翌日汽車で出発したりんは、とても親切な女性と席が一緒になり安心しますが…。
参考:Yahoo!テレビ
前置きレビュー
相馬から岩沼
二谷友里恵
後にりんの同級生となる水野節子を演じるのは、二谷友里恵さん。
二谷友里恵さんのお父さんの二谷英明さんは、石原裕次郎、小林旭、宍戸錠などと並ぶ日活映画のスターの一人でした。
懐かしくて見入ってしまった。
エクボの友里恵ちゃんカワイイ。1977-1993 二谷英明一家CM集 with
Soikll5 https://t.co/Ukp6bzNzKG— miko?? (@miko_chan1969) February 1, 2020
※二谷さんは、1977年当時47歳、こういうダンディなおじさまいなくなった。
母は、「ハケンの品格」や小津安二郎監督の映画にも出演したことのある女優の白川由美さん。
名花たちの初詣、1957(昭和32)年…左から白川由美、司葉子、岡田茉莉子、八千草薫、青山京子 pic.twitter.com/AvhheKC6Qp
— BON (@1632bdkrst) October 11, 2016
やっぱ白川由美さんキレイだよなぁ。
言葉遣いもキレイだもん。
日本語キレイな人、好きだなぁ… pic.twitter.com/v5FE6LiII0— まちゃゆ???? (@matyayu) April 15, 2020
白川由美さんも「はね駒」に出演します。
ドラマでは、学校を卒業すると、親の決めた陸軍少尉と結婚をすることになるのですが、現実では、1986年の「はね駒」の翌年、二谷友里恵さんは大学を卒業すると、ヒロミゴーと結婚!!!
「ムー一族」最終回のエンディング。郷ひろみ&樹木希林は当然ながら、凖レギュラーの荒井注や近田春夫までいるのに由利徹の不在がとっても寂しい(清水健太郎もいない)。しかし、この人気者を一同に会するのはスケジュールとして大変だったろう。 pic.twitter.com/PnSN4gQFQn
— やんやレコード (@yanya_record) November 18, 2019
1987年、女優業は引退します。
ドラマ放送時は、慶応義塾大学に通う女子大生で21歳です。
役どころは、明治9年生まれで、ドラマでは15歳から演じています。
やがて愛国婦人会のメンバーとなり、乃木希典を尊敬する「明治の貞女」で、軍人の妻として日本女性の典型として描かれます。
二谷友里恵さんは、ドラマではおとなしい役柄となりますが、実際はりんのようなタイプなのだそう。
確かに、二谷友里恵さんは結婚後、女優業を引退し、自信のファッションブランドを立ち上げたりなど、その後の活躍を見ると、りんに近い人生を送っています。
二谷友里恵(平田友里恵)現在は社長?娘はテレビ局勤務?再婚した夫?
感想
戸惑うりん
元気よく、宿屋に入るりんですが、家出娘に間違われたのか、女中と女将に良い顔をされません。
女将の良く通る声と思ったら、「おしん」で道子の母を演じた今井和子さんです!
顔見知りの客が来ると、あからさまに愛想よくする女将ですが、りんにはぞんざいに扱って失礼な人です。
そこへ”お蝶夫人”のような二谷友里恵さんが登場!
かわいらしいりんとは違い、大人っぽく落ち着いた雰囲気です。
女将は「お父上さまからご丁寧なお手紙を頂戴して。女学校の試験をお受けになるとか。たいへんですね」
と、りんは、自分への扱いとの差に、あ然としますが、下品な女将です。
なぜか、りんは相部屋に泊まることになりますが、飲んだくれた女と一緒に泊まらないといけないなんて、ツイませんね。
しかも女から勝手に、りんは奉公へ行くものだと思われるなんて・・・
女は「間違っても男に手を握らせたり、酒を注ぐような所へ奉公しちゃいけない。
一遍、汚い道に浸かっちまったら女もおしまいだからね。どんなにあがいても、浮かびあがりゃしない」
女学校の試験を受けに来ただけなのに、大変な人と相部屋になちゃいました。
女は、りんに酒をすすめ「袖すり合うも他生の縁」って、こういう人は、機嫌良くさせておかないと、逆恨みされそうです。
女は、くどくどと悪い男にハマって、こんな風になってしまったけれど、それでも男を待っていると話します。
りんは、いやいやながらでも相槌を打ちますが、つけあがった女は、りんに酒を進めると、さすがにりんは逃げました!
オバケも怖いですが、こんな飲んだくれた女と相部屋も勘弁です。
格差
りんは、部屋を替えて欲しいと女中に頼みますが「あんなのほっとけばいいんだ」
けんもほろろじゃないけれど、サービスの”サ”の字もありません。
ばあやに女中と間違えられるりんに、立派な着物を着た”お嬢さま”が、女中さんじゃないわと割って入ります。
お嬢さまも東北女学校を受けると聞いて喜んだりんは、自己紹介。
初めて、自分と志を同じくする人と会えて、うれしかったでしょうね。
そこへ女将が、お嬢さまが勉強をするためにと、素敵なランプを持ってきます。
りんは部屋に戻ると、飲んだくれた女の寝静まった隣で勉強・・・
こんなところで、格差を感じることになるなんて。
しかも酒臭いだろうに、それでもりんは、おとなしく勉強していると、風邪を引かないようにと気を利かせて、女に着物をかけてやると「あいつ迎えに来ると思う?」
あー寝た子を起こしちゃった!
動揺するやえ
りんは夕飯を食べていると、ふと実家のことを思います。
弘次郎は、りんのことを心配してか、ご飯が進まない様子です。
やえは気づいて、サッと盆を差し出し「りんは大丈夫だから」と、不安を解きますが、頑固な弘次郎は「関係ない!」と意地っ張りですね。
ことも、心配しているのか、食欲があまりない様子。
やえは動揺したのかつまずきますが、徳右衛門は、どこか澱んだ空気を一変させようと「かわいい子には旅をさせよ!」と、さすが心意気が違います!
弘次郎は、不器用な人なんですね。
仙台へ
翌朝、汽車に乗って仙台へ向かいますが、向いの席の女の人も仙台へ行くと言います。
りんは、仙台は初めてだと言うと、女は「そうか初めてなのか」
獲物を見つけた、おおかみかキツネのように見え、なんだか引っかかります。
「旅は道連れ世は情け」と、女は仙台を案内してやると言いますが、この女、怪しいかも。
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