2020年4月23日(木)
はね駒キャスト
斉藤由貴、美保純、二谷友里恵、山谷初男、菅原亜希代、スザンナ・ボカージュ、ガッツ石松、渡辺謙
はね駒 あらすじ ネタバレ
ついに、りん(斉藤由貴)が東北女学校の入学試験を受ける日が来ました。
ですが昨夜の騒ぎもあって寝過ごし、彌七は起きてくれません。
寝過ごしたことで、昼食用の弁当を作りそこねてしまいます。
試験は、東北女学校の教室で、高等小学校を卒業をして本科を受けるものは、国語、作文、算術の試験を受けることになっていました。
試験会場に行くと、宿で一緒になった水野節子がいました。
周りを見ると、みんな試験のために新しい鉛筆を用意しています。
そこへ、遅れて入って来た生徒が「浜田くにです。みんなで一緒に受かりましょう」とあいさつをします。
終生の友となる浜田くにとの出会いは、鮮烈な印象をりんの胸に焼きつけました。
りんが初めて見る、聡明で颯爽とした若い女性の姿です。
作文の題は「私は何故この学校を受験したのか」です。
試験会場の教室で、りんは高木みどり(美保純)と再会します。
最初の心の乱れが尾を引いて、次の算術の試験も何がなんだか無我夢中で終わってしまいます。
参考:Yahoo!テレビ
感想
寝過ごした
りんは、ぶどう酒を飲みすぎ、おまけに彌七の彼女との騒動で、すっかり調子が狂い寝過ごしてしまいます。
やえの手紙に、じいさまやばあさま、父ちゃん、母ちゃんの分まで、背中をたたくようにと言伝されたのに、彌七は酔いつぶれて起きないので、りんは自分で背中をたたき、気持ちを奮い立たせます。
切り替えの良さは、若さ故ですね。
試験
試験に来て、二日酔いになっているなんて、りんくらいのものでしょう。
やらかしちゃいました。
そこへ浜田くにと名乗る子が、さっそうとあいさつをし「みんなで一緒に受かりましょう」と、ライバルなんて考えがなく、のどかで良いですね。
それを聞いたみんなも、歓迎の意味で拍手をします。
りんは、浜田くにの清々しい姿に驚いたのか、一人出遅れ拍手をします。
こんな風に、正々堂々と言えたら素敵です。
梅沢先生が教室に入って来て、日程を説明します。
梅沢先生を演じる山谷初男さん、懐かしいなと思ったら、2019年10月31日に85歳で、お亡くなりになられていました。
俳優の山谷初男さん(仙北市・角館出身)が10月31日、秋田市内の病院で間質性肺炎のため亡くなっていたことが分かりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。【訃報】角館出身・#山谷初男 さん死去 その功績を振り返る|アキタミライ AKITA MIRAI 秋田未来 https://t.co/Ux6QP2aHsV
— 【公式】アキタミライ@秋田の観光地域情報メディア (@AKITA_MIRAI) November 3, 2019
梅沢先生が、作文の題を発表すると、浜田くには、サッと挙手して紙の裏も使って良いのか質問します。
いろいろ書きたいことが山ほどあるのか、積極的な人です。
そこへ行くと、りんは「この学校へ入りたいのは、いろんなことを知りたいことだけど、1行で終わってしまうべ」
競争をしてまで勉強することなど、なかったのだと思います。
のんびりしていて、笑っちゃいます。
そこへ高木みどりが「松浪先生からの伝言を持ってきた」と教室へ入って来ます。
試験中、りんは顔見知りの高木みどりが現れ、つい立ち上がって、みどりを呼び止めると、高木みどりも、試験などお構いなしに再会を喜びますが、周りから失笑をかいます。
このマイペース加減、良い時代ですね。
落ち込むりん
りんは、詰めが甘いと悟ったのか落ち込みますが、当時の入学試験など、よっぽどひどくなければ、受かってしまったんじゃないかな。
せめて松浪先生に会って帰ろうかと考えますが、高木みどりは、松浪先生は、男子のミッションスクールに出かけていると言います。
そこへ道で出会ったミスメアリーマーチンが「おりんさん!」と現れますが、「おしんさん」に聞こえる。
ミスマーチンは、この学校で英語を教えていると言い、高木みどりは、りんをこの学校に入れてくれるよう頼みます。
ミスマーチンは「そんな不公平なことは、神様がお喜びになりません!」と、いきなり厳しい口調ですが、りんが自分から頼んだわけじゃないのに、なんだかついてないです。
それはともかく、考えてみたら、試験科目に英語がないです。
今よりよっぽどゆるい時代ですが、もっとも戦前は、学校へ入ると、かなり勉強させられたらしいです。
源造現る
一人落ち込んでいると、源造が息を切らしてやって来ました!
彌七に聞いて、急いでりんのために弁当を持ってきたと言いますが「焼き芋」です。
りんは、一口口にして「美味しい」と笑顔を見せますが、けなげでかわいいです。
並んで腰かけて、無心に焼き芋を食べる源造は、ひたすらりんのことを思っていたのでしょうね。
ぶっきらぼうに手ぬぐいを渡して、すっかり良いカップルになっている!
りんは焼き芋を詰まらせせき込むと、源造は、りんの背中をたたいてやりますが、さらに距離が縮まった感じです。
新之助との関係は、距離が縮まることがありませんでしたが、源造には、どこか気持ちを許したのかもしれません。
何がなんだかわからぬうちに入学試験は終わったのでした。
細川俊之さんのナレーションで、うまく納まった感じですが、試験で落ち込んだところへ、源造が差し入れてくれた焼き芋を食べて元気になったことが、一番のポイントでした。
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