2020年5月4日(月)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、渡辺謙、小林稔侍、ガッツ石松、白川由美、美保純、山谷初男、高橋ひとみ、二谷友里恵、吉宮君子、菅原あき、山内明、丹阿弥谷津子、沢田研二
はね駒 あらすじ ネタバレ
夏休みになり、お盆の帰省を心待ちにしていたやえは、りんのためにご馳走を考えていました。
りん(斉藤由貴)から橘家に手紙が届きますが、祖父の徳右衛門(山内明)、祖母のこと(丹阿弥谷津子)、母のやえ(樹木希林)はがっかりします。りんは次の英語の試験で落第すると、給費が打ち切りになってしまうのです。
りんは、福島県相馬の実家には帰らず、仙台の叔父の彌七(ガッツ石松)の家で猛勉強するというのです。
りんは、松波先生のところへ行き、夏休みは叔父の家に行くとあいさつします。
りんが、彌七の家にやって来ました。
彌七は英語が得意だというのですが、りんは彌七を相手に英語を話すと、彌七も英語を話しますが・・・
同居する小野寺源造(渡辺謙)は首をかしげます。
前置きレビュー
橘家のみんなは、おりんちゃんが夏休みに帰ってくるのを楽しみにしていましたが、厳しい女学校の生活に、思うように勉強ができず、今度の試験によっては落第することになり、相馬へ帰るどころではありません。
そんなことを知ってか知らずか、叔父の彌七は、なんとかおりんちゃんのためにひと肌脱ごうと、英語のレッスンをしようとしますが、なんだか怪しそうです。
「グッドモーニング」以外にも英語を知っていそうですが、おりんちゃんと会話が成り立たないようです。
彌七の心意気は良いのですが、お花にしても英会話にしても、いまひとつです。
おりんちゃんの甘い部分もどうかと思いますけれど、一番まっとうなのは源造です。
語学はセンスも必要だと思いますが、教材と言ったら、書籍か、直接話せる人と会話するしかありません。
今は、グーグル先生がいれば単語を覚えなくて良いし、Youtubeがあるので、ほんとに便利になりました。
感想
がっかりする橘家の人たち
夏真っ盛り、涼しい顔でばあさまとおみっちゃんは浴衣を仕立てていると、やえが身欠きにしんをりんのためにと買ってきました。
汗を拭き拭き「甘辛く煮たの、りんが好きだから」と、脂ののった立派な身欠きにしんの甘辛煮、聞いただけで美味しそう。
おりんちゃんから手紙が来たと、徳右衛門はとってもうれしそうですが、中を見てみると、相馬には帰らないとあり、みんながっかりします。
そうとは知らないおりんちゃんは、相部屋のみんなに叔父のところに行って、おんちゃんが勉強を教えてくれると話します。
彌七は、外国の品物を仕入れたり売ったりするので、英語ができるなんて、うまく出来た話しです。
かと思えば、おりんちゃんの同級生の浜田くには、上級生の二宮しづに教えてもらうなんて、そっちの方が上達しそうでいいな。
お嬢さまの水野節子は、父よりもばあやが首を長くして米沢で待っていると、それぞれ予定があります。
そこへ高木みどりが現れますが、高木みどりの着物の柄が、ルイヴィトンの柄に見える!
高木みどりは「みなさん!規則正すぃ生活をしますよう」と田島先生のマネを始めると、本人登場!
先生は、厳しい口調で休み中の注意を促しますが、高木みどりがマネしたことで、真面目に聞けず笑っちゃいます。
同じことを思う弘次郎
弘次郎が家に帰ってくると、やえは、おりんちゃんが夏休みに帰ってこないことを知らせますが、口数の少ない弘次郎は、ぶ然と水を飲んで、外に出てしまいます。
やえは、そういう人だと承知しているだろうけれど、もう少し言葉が欲しいです。
つれないなー
と思っていると、弘次郎が持って来たカゴの中から、身欠きにしんが出てきた!
弘次郎も、おりんちゃんのことを思って、身欠きにしんを買ったんですね。
めんどくさい親父ですが、いい人ではあるんです。
松浪先生のところへ
おりんちゃんはご丁寧に、休みの間、叔父のところへ行くと、松浪先生に報告します。
二人きりの座敷で、少し厳しい視線で「給費生打ち切りになって欲しくない」と言われたら、頑張るしかありません。
そこへ、誰かが訪ねてきますが、松浪先生が、声をかけても反応がありません。
不穏なBGM、何かただならぬ気配を感じさせます。
すると花束を抱えた梅沢先生が現れ、おりんちゃん腰抜かす!
梅沢先生は、おりんちゃんの顔を見て「アンタか」と、つまらなさそう。
しかも「松浪先生は、ばあやさんが具合悪くておひとりなんですよー」と、ずいぶんといじわるっぽく聞こえる。
松浪先生が現れると「おひとりでご不自由じゃないかと、これでおさみしさをお慰めになったらと思って」
梅沢先生、しなっていっておかしいけれど、どことなく松浪先生から迷惑オーラが漂っている。
ビュッチフル
彌七と源造は、おりんちゃんのためにおもてなしの用意をしています。
彌七が花を活けますが、盛りに盛った花を見た源造は、徳利を持ってきて、一輪挿しに替えると、彌七「ビュッチフルだ」
ジャパニーズ&相馬弁イングリッシュですが、言いたいことは伝わります。
源造も負けじと「ビューライフじゃないですか?」
この当時の日本人の英語なんて、こんなものだったのかも・・・
おりんちゃんがやってくると英語のことで頭が一杯なのか、「このスメルは?」
「におい」とわかって良かったですが、ボケて「スルメイカ」のことを思い浮かべてしまった。
おりんちゃんは、夕ご飯の支度は自分がやると言うと、叔父の彌七は「英語の勉強をするためにウチに来たんだから、ウチの手伝いより、勉強をしっかりやらないとダメだよ」と、理解はあります。
彌七は「こういう話も、英語を入れてやった方がいいな」と自信満々ですが、源造は「だいじょうぶですか?」と疑っていておかしい。
おりんちゃんが「すみませんけれども、私に冷たい水を1杯くだっしょ」と英語で言うと、彌七は「Yes,OK!this time cold water one just morment」
すると源造「文章になってないじゃないですか!」
おかしいww
源造と彌七のやり取りに、おりんちゃん、きょとんしてしまいます。
浜田くにと一緒に、二宮しづに教えてもらったら良いのに。
コメント