2020年5月18日(月)
はね駒キャスト
斉藤由貴、渡辺謙、ガッツ石松、二谷友里恵、中村美代子、岡寛恵、渡辺多美子、神末佳子、スザンナ・ボカージュ、ジュディ・サッカイム、白川由美、沢田研二
はね駒 あらすじ ネタバレ
明治27年(1894)、日清戦争勃発直前、りん(斉藤由貴)は18歳、東北女学校の本科4年生(最上級生)になっていました。
いまや下級生たちに慕われ、尊敬されるリーダー的存在です。
成長を認められ、校長からは卒業後も先生として学校に残らないかと誘われるほどになりました。
申し出を光栄に感じるりんですが、それには弘次郎の同意が必要になります。
一方、叔父・彌七(ガッツ石松)と小野寺源造(渡辺謙)は2年前に独立し、梅干しや漬物など保存食品の卸売り販売店を始める。手伝おうと店を訪れたりんでしたが…。
前置きレビュー
はね駒 沢田研二最後?
今回が、ジュリーの最終回なの?と思ってしまいますが、終盤(全話156話)148話から150話まで出演します。
なんでも、当初は、これで終わりの予定だったそうですが、視聴者から”死んだわけではないので、もう一度出演させて”と多数寄せられたそうです。
「おしん」の時の、浩太的な存在で、ちょくちょく出演するわけにはいかなかったのかな?
本放送では、この回は6月2日なので、約2か月間の出演ではありました。
ちなみに、1984年には大河ドラマに出演していて、
1984年の大河ドラマ「山河燃ゆ」を思い出した。三船敏郎の一家が強制収容所に送られて、米軍に志願した長男の松本幸四郎と、日本に戻っていた次男の西田敏行が戦場で再会する話。幸四郎の幼馴染で、白人になろうとして夢破れるチャーリー田宮を演じたジュリーが泣かせました。 pic.twitter.com/syjByDXgbm
— 長谷川町蔵 (@machizo3000) November 18, 2016
こちらはDVDが販売されています。
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1985年の作品で三島由紀夫を題材にした映画「Mishima: A Life In Four Chapters」に出演
リーダー的存在
ボイコットの意味もわからないくらいだったおりんちゃんですが、その後の頑張りもあって、下級生たちから慕われるような存在にまでなります。
おまけ
とってもリアルに思えるのは気のせい?(1984年)
感想
4年の月日
桃割れにしてたおりんちゃんが、4年という月日の中で、日本髪を結って、すっかりお姉さんらしくなりました。
下級生に「ミスブレイクは、お風邪でお休みでも、これ幸いと騒がないで、自習してください!」と、ずいぶんしっかりした口調です。
おりんちゃんは、まかないの手伝いも、いろいろ任されるようになったみたい。
おイネさんと、パン作りとは、さすがミッションスクール!
超~ハイカラさんです!
でも、おイネさんは、一緒にパン作りをしたりしてうれしいけれど、田島先生のように一生この学校では、つまらないと心配をします!
「ほんとの男知らず」
表現が、なんとも・・・
そこへ田島先生が現れますが、おイネさんの心配をよそに、白川由美さんの美貌が際立っています!
校長や田島先生から、この学校に残ってと言われ何よりですが、松浪先生の残した賛美歌集を胸に、松浪先生のことを思い出します。
松浪先生とのことが、一コマ一コマ思い出され、何にも替えられない宝物になっています。
節子に「この本、懐かしくない?」と言われ、おりんちゃんは英語の本を読み始めます。
松浪先生の特訓のおかげで、すっかり英語が得意になったのでしょうね。
と感心をしていると、節子は、陸軍夫人会で軍人の妻としての心得や作法を教えてもらうと、おりんちゃんより一歩先を進んでいました。
学校の中だけでなく、先を見て行動している節子、カッコいいです!
ふいにおりんちゃんは、篠原中尉も英語が出来るのかと聞くと、英語だけでなく、清国の言葉もお勉強していると言います。
敵国の言葉を勉強するとは、にゃるほど~
しかも篠原さんは、いつの間にか少尉から中尉に出世していました!
世間は、日清戦争に向けて意識が向いているみたいです。
気が強いおりんちゃん
彌七と源蔵は、2年前に物産会社を辞めて独立し、梅干しや漬物、するめなどの保存食品の販売を始めていました。
冷蔵庫など、まだ普及していなかったでしょうから、夏でも日持ちするものに目をつけたのは正解だと思います。
源造が、忙しくしていると、おりんちゃんが手伝うと言いますが、源造は「女には無理なんだ!」と、かなりぶっきらぼうに言います。
おりんちゃんは、まかないの手伝いをやってきているので、漬物樽くらいは、どうってことないと思ったのでしょうが、源造は「グズグズやられていたら、漬物の味が変っちまうんだよ!」
厳しい一言です。
おりんちゃんは憤慨して「怖くないんだよ!べーー」と、まぁ強気です。
源造は、キレイになったおりんちゃんには目もくれず、商売に打ち込んでいます。
と思っていたら、おりんちゃんが「変わるのは私だけか」と、つぶやくと、源造は「お嫁に行くの?」すかさず聞きます!
源造は、しっかりしていますねー
おりんちゃんは、女学校の先生の手伝いにならないかと言われていると話すと、彌七は「女のくせにして先生になったら嫁のもらい手がなくなる」
ちょうど「はね駒」が放送されていた1986年に男女雇用機会均等法が施行されましたが、当時でも、そんなニュアンスは、多少残っていたと思う。
明治のころに「お嫁になんて行かなくて良い」とは、相当進んだ考えだと思います。
源造は、何気に聞き耳を立て、渋い顔をしますが「もらい手がないなら、私がもらってやります!」
うわーーっ、はっきり言う!
おりんちゃんは「そんなの結構です!」と、これまたはっきりと拒絶しますが、源造の中では、おりんちゃんを嫁にもらうと決めているのでしょうね。
あ~ららっ!
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