2020年6月19日(金)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、渡辺謙、小林稔侍、柳沢慎吾、丹阿弥谷津子、山内明
はね駒 あらすじ ネタバレ
日がたつ度に、かえって重く悲しみが橘家にのしかかっていました。
おりんちゃんは兄の嘉助(柳沢慎吾)に、帰ってしまうのかと尋ねます。
おりんちゃんは、ぼう然自失の弘次郎(小林稔侍)や母のやえ(樹木希林)のことが心配だったのです。
しかし自分がいても橘家のためにはならないと、嘉助は横浜に旅立ってしまいます。
仙台の女学校に自分も戻ってしまって大丈夫なのかと、おりんちゃんは祖父の徳右衛門(山内明)、祖母こと(丹阿弥谷津子)に相談しますが…。
前置きレビュー
弘次郎は、毎日、おみっちゃんの墓に行くのが日課となります。
おみっちゃんを吉川家へ嫁がせたことで、このような思いをすることになり、弘次郎は、自分の考えの浅さを責めて、黙々とおみっちゃんに詫びるのです。
やえさんも、明るく振る舞っていましたが、若い娘を亡くしたショックは大きく苦悩することになります。
おりんちゃんは、そんな両親の様子に戸惑い心配をします。
おそらく一番元気が良いのは嘉助ですが、薄情なのか、自分が家にいても役に立たないからと、横浜へ行ってしまい、まったく当てにはなりません。
どうなってしまうのかと思いますが、じいさまの徳右衛門は、しっかりしていました。
弘次郎は二本松少年隊で戦い、同じ戦で兄を亡くしてしまった時も苦しんだが、自分の生きる道を見つけて、これまでやってきました。
徳右衛門は、弘次郎の生きざまを見守って信頼しているので、おりんちゃんにも大丈夫だと諭します。
ばあさまもつけ足すように、おりんちゃんに、そんな意気地なしでないから、心配しないで、自分の道を歩みなさいと、おりんちゃんに告げます。
おみっちゃんは、可哀そうな運命となってしまいましたが、橘家の人々は、お互い、信頼して支え合って生きてきた良い人たちです。
もうすぐ、明るい光が差してくると良いのですが。
感想
心配するおりんちゃん
おみっちゃんが亡くなり、橘家は、火が消えてしまったかのようになってしまいました。
そうやすやすと悲しみが癒えることがなく、やえさんは、茶碗をこぼしてしまったりと動揺がおさまりそうにありません。
そんな様子に、おりんちゃんは心細くなったのか、嘉助になんとかして欲しいと頼みますが、嘉助は、自分がここにいれば、それで家の中が良くなるのかと現実的です。
冷たいように思えるけれど、やえさんも弘次郎も、まだそれほど年老いているとは言えません。
しっかり立ち直って欲しいのです。
弘次郎は、ただ無言で刀を見ていたかと思うと、いきなり庭に出て竹を斬ります!!
怒りの矛先を、竹を斬ることでしか発散できないのですが、それでおさまると良いのですけれど。
やえさんは、やえさんで、気持ちの整理がつかないのか、着ることのな着物に向かって話しかけています。
肝の据わった徳右衛門
やえさんと弘次郎の姿に、おりんちゃんは、このまま仙台へ帰って良いものかじいさまとばあさまに相談します。
徳右衛門やばあさまは、すでに弘次郎の兄を戦により、早くに亡くしてしまっていることもあってか、かわいい孫娘を亡くしてしまったとは言え、感情的にならずに肝が据わっています。
おりんちゃんに、自分たちのことは心配をしなくても良いから、自分の道を歩みなさいと言ってくれて、いい人たちです。
甘えて欲しかった
おりんちゃんが、今一つ踏ん切りがつかないでいると、源造が、彌七からおみっちゃんのことを聞いて訪ねてきました。
まだ結婚をしていないとは言え、おみっちゃんのために、医者を呼んでくれたりとしたのに、亡くなったと知って、無念な気持ちで来てくれたのだと思います。
しかし、本当なら、直接おりんちゃんから知らせを聞きたかった。甘えて欲しかったのですが、そうとう男気の強い人です。
おりんちゃんなりに、源造に気を使ったのですが、それよりも源造は、おりんちゃん甘えて欲しかった。
そうやって、少しでも絆を強くしていきたいのだと思います。
するとおりんちゃん「泣いてもいい?」と素直に告げます。
源造の真剣なまなざし、ひゃ~だわ~~~
とは言え、ちゃんとけじめをつけて抱きしめることなどしません!!!
うひゃ~~~
すごい包容力!
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