2020年8月3日(月)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、渡辺謙、美保純、伊藤克信、松熊信義、光石研、矢島健一、小林稔侍、山内明
はね駒 あらすじ ネタバレ
明治34年(1901)5月5日。
りん(斉藤由貴)と源造(渡辺謙)の息子の弘は、3歳になり端午の節句のお祝いをしていました。
りんや弘次郎(小林稔侍)たちは、弘と遊ぶのが楽しくてしかたなかったのですが、源造だけは浮かぬ顔です。
工場で作った西洋瓦が雨漏りする不良品であることが発覚したのでした。
工場の設備投資分もあわせ、源造が高利貸しに借金の依頼をしていると、高木みどり(美保純)から聞き、心配するりんでしたが…。
前置きレビュー
息子の弘くんは、もう3歳になりました。
一番かわいい盛りですが、どんな子供に成長しているでしょうね。
初孫に喜ぶ弘次郎の顔を、つい想像してみたくなってしまいます。
徳右衛門には、ひ孫になりますが、ただただかわいくて仕方がないでしょうね。
そんな絵に描いたような幸せのように思えますが、源造の商売に暗雲が立ち込めます。
子供の誕生で、仕事をこれまで以上に頑張ってきた源造ですが、手掛けている西洋瓦に欠陥が見つかります。
ただ瓦を大量生産することだけを考えた結果、手作りの日本瓦には太刀打ちできなかったようです。
品質に大きな差が出来てしまうなんて、思いもしなかったのかもしれません。
原料費の支払いや不良品の取り替えとして、輸入瓦を購入することになったり、穴埋めのため、お金が必要となり、とうとう源造は、高利貸しからお金を借りることを依頼していると、高木みどりから聞かされることになります。
こんなところでも高木みどりの存在がスパイスになってきます。
俺様な源造は、おりんちゃんに心配をさせまいとしているのでしょうけれど、結婚したころ、お互い隠し事はしないと言っていたと思います。
おりんちゃんは、子供ができるまでは時間があるからと、源造の仕事の手伝いや、英語塾へ通っていたりしていましたが、まだ英語塾へは通っているのかな?
ともかく、のん気なことは言っていられないかもしれません。
感想
浮かない源造
成長した弘くんの節句のお祝いで、おりんちゃんや弘次郎たちが弘の相手をしてにぎやかです。
大人は大騒ぎですが、弘くんはおとなしい子ですね。
そんな中、源造は浮かない表情に見えますが、入り婿のようなもので、一緒に騒ぐのは控えているのかなと思っていると、仕事のことが原因でした。
源造の手掛けている西洋瓦に欠陥が見つかり、その原因を調べるようにと安藤と話しますが、安藤は現場の瓦を早く取り換えるのが先だと責められ、源造は、渋い表情です。
この時、渡辺謙さん26歳ですが、落ち着いていて渋いですね。
役柄のために、少しやせたかな?
みどりちゃんの料理屋で
源造は、店と土地を担保にお金を借りるようですが、とうとうそこまで自体が重くなってしまったんですね。
源造の表情に影が出来ていますが、不吉な予感。
そこへ現れたのは、高木みどり!
みどりちゃんは、料理屋の女将になっていますが、まるでルパン三世の峰不二子ちゃんのように変幻自在。
小悪魔的なのもナイスでございます。
柏餅
銭湯から帰って来たやえさんとおりんちゃんが、こっそり柏餅を食べていると、嗅覚のするどい下宿人たちがやって来ます!
管理人も食べたい!
柏餅で宴会状態に、弘次郎が気になり顔を出しますが、「福島の男!」と言われて「何言ってんだ?バカもん!」
出た!昔のお父さん!
複雑なおりんちゃん
みどりちゃんが、おりんちゃんを訪ねてきました。
権妻さんをやっていたのかと思っていたら、いつのまにか料理屋の
女将です。
「主人の顔色をうかがって生きるより、今の商売でバカな男たちからお金をたんまりいただいて、自分の好きに生きていく方が楽しい」
みどりちゃんほどの美貌の持ち主だから、叶えられるのでしょうね、、、
みどりちゃんは、源造が店に接待で来て、その相手は高利貸しだと言うのです。
それが質の悪い高利貸しで、みどりちゃんが化け込みで一度会ったことがある男だった!
源造は、よほど大変な状態に陥ってしまったようです。
知らぬが仏なのか、知っていた方が良いのか複雑です。
源造は、おりんちゃんの前では、西洋瓦の需要があるからと前向きな話をします。
源造の気持ちもわからなくはありません。
仕事が大変で苦境に陥っている時こそ、家の中は、何も変わらないようにしてもらいたいのだろうと思います。
源造にとって、何よりは弘の存在です。
源造、がんばれ!
それにしても源造のふんどし姿に、ドキッとしちゃったw
|
コメント