2020年8月12日(水)
はね駒キャスト
斉藤由貴、樹木希林、小林稔侍、樋田慶子、伊藤克信、壤晴彦、松井範雄、石丸謙二郎、加藤純平、地井武男、渡辺謙
はね駒 あらすじ ネタバレ
りん(斉藤由貴)が見習い記者になって2か月になり、編集長の津村誠吾(地井武男)から記事の依頼を受けます。
「東京の町中にある11月をひろえ」というのです。
早速浅草の酉の市に出かけ取材をし、熊手を源造(渡辺謙)の店に買っていきます。
しかしそこで源造の留守中に、工場を手放し店も閉めるとのうわさを耳にしたりんは…。
前置きレビュー
おりんちゃんが記者になってから2月が経ちました。
早く出社して頼まれたえんぴつをナイフで削り、お茶を淹れたりと、おりんちゃんは、それも仕事の一つと割り切っています。
同じ見習の三島さんは、そんなおりんちゃんに、それではいつになっても英語が使えないと心配します。
北村は一高の取材に行ってくると出かけます。
編集長が入ってくると、おりんちゃんが飾った菊の花に気づきますが、これがおりんちゃんにとって幸運を呼ぶことになります。
編集長は、おりんちゃんの目線で、東京の11月霜月を探してみなさいと指示されると、おりんちゃん、飛び跳ねるように家に帰ります。
おりんちゃんは、やえさんから知恵を拝借しようとしますが、当てにならないとわかると、また出かけます。
すると熊手を持っている小川さんと出くわし、酉の市で、しかも今日は七五三でやっと買えたと聞きます。
おりんちゃんは源造の店に行くと、安藤から源造は、一高と外人倶楽部の野球の試合を見に行ったと聞きます。
そこへ客が現れ、安藤との話から、源造の店は閉めると知りますが、人の好い安藤は、源造をひたすら信じてくださいとしか言えません。
せっかくネタを仕入れたと思ったのに、源造の仕事がうまくいっていないことで、おりんちゃんは不安を感じます。
三島が内田さんに警察周りに連れて行ってもらったと話します。
三島さんが書いた事件の記事が採用になり、明日紙面に載ると喜びます。
チャンスを得たおりんちゃんにも期待したいところですが、結局ありきたりな文章だと、編集長から良い返事はもらえません。
編集長は、また子供や亭主のことで気もそぞろだったのかと見透かされます。
源造は、何もないかのように今日見た野球の話をしますが、おりんちゃんは源造を気遣い何も話しません。
源造は、おりんちゃんに心配させまいとしているのがわかっているから、何も言えないのだと思います。
しかし、自分の仕事がうまくいかない理由に源造の仕事のことがあり、それをぶつけるわけにもいかず、一人悶々とするおりんちゃん。
令和だったら「正直に、店であったこと話しちゃいなよー」かもしれませんね。
感想
見習いさん
おりんちゃんは、誰よりも早く出社して、鉛筆下刷りをしたりお茶の用意をしたりと、下働きをイヤな顔もせず、せっせとしています。
通い女中をしていたので、これくらいは大したことがないのかも。
先輩の記者は、小僧さんを「子供」と言ったり、おりんちゃんを「見習いさん」と言ったり、嫌みに聞こえるけれど、差別化したいのかもしれません。
そこへいくと、同じ見習の三島さんは、おりんちゃんのことを思いやってくれて好青年。
こんな人がいてくれるのもあって、おりんちゃんは気にせず頑張れるのかもしれませんね。
はねっぺはね駒
編集長が、おりんちゃんの活けた菊を見て、おりんちゃんに「町へ出て “東京の11月”を拾ってみないか?」と取材に行かしてくれることになりました!
ただ下働きをしているだけでなく、菊を活けたことで、編集長は、おりんちゃんの中に何か可能性を見出したのかもしれません。
おりんちゃんは、今こそ「はねっぺ!はね駒」で、飛び跳ねるように外へ出て行き笑っちゃいましたw
でも、おりんちゃんの向かった先は、やえさんのところでした。
確かに、やえさんの方が知恵がありそうですが、ちょっとガックリ。
やえさんは、おきわさんが”新のり”を持って来たというじゃないですか!
江戸前の海苔だろうに、おりんちゃんスルー!
おりんちゃんが出かけようとすると、ちょうど小川さんのおばさんと出くわします。
小川さんは、今日は二の酉で浅草で熊手を買ったと言います。
しかも七五三!
うまい具合に、小川さんが現れてくれて良かった!
気になったのは、小川さんは、熊手を買って来たのは、持参金つきのお嬢さんを嫁にって、そういう条件付けをしているところは、いつまでもお嫁さんの来てがないのでは?
やえさんのように放っておけば良いものを、やえさんが小川さんをイヤなのは、いつまでも息子を溺愛しているからでしょうね。
源造の店が
おりんちゃんが、源造の店を訪れると、源造は野球の試合を見に行ったと聞きます。
そこへお客がみえ、源造の工場を手放すと言うじゃないですか!
せっかくおりんちゃん、取材ができるようになって、好調だと思ったのに、源造の方はヤバい。
安藤は社長を信じていますと、健気に言っていますが、人が良さそうなだけに切ないな。
おりんちゃん、子供の次は、源造の店のことで、また記事が書けなくなりそう。
すると編集長は、また渋い顔です。
暦の行事表を見た方が早いと言われる始末。
感情のコントロールができないと、良い記事は書けないのでしょうね。
おりんちゃんには、また厳しい試練となってしまいました。
源造は、何事もないかのように家に帰ってきましたが、おりんちゃんは、聞くに聞けません。
おりんちゃんの怒りが、米とぎに集中されて、なんだか笑っちゃいます。
自分の未熟さと、源造のポーカーフェイスにいら立ったのかな。
引用元:
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