はね駒 あらすじ ネタバレ第22週,第23週,第24週,第25週
明治36年(1903)10月、りん(斉藤由貴)が新聞記者になり3年目になりました。
前向きで熱心なおりんちゃんの姿に編集長から認められ、各界を代表する女性を取り上げた「二十世紀の女性」というコラムを担当するまでになりました。
また2人目の子どもの明子をもうけ、母としても充実する日々を送っていました。
西洋瓦で失敗した源造(渡辺謙)は、野球用具やテニス用具の販売事業をはじめ成功していました。
しかし家の中のことは、やえさんに任せきりで、弘次郎は、おりんちゃんと源造夫婦の仲を心配します。
おりんちゃんが以前から狙っていた「祇園のお雪」の取材の了解を取りつけ、京都へ出張に行くことになります。
しかし、おりんちゃんのお腹には3人目の子供を身ごもっており、源造をはじめ橘家の人たちは京都へ行くことを反対します。
おりんちゃんは、「女だから」と言われたくないからと、反対を押し切り京都へ出張に行きます。
ところが、肝心のお雪とは会えず、しかも京都では新聞記者という職業に対しての偏見を浴びせられ落ち込みます。
東京へ戻って来たおりんちゃんは、心身の疲れから流産をしてしまいます。
明治37年2月、日本はロシアに宣戦布告。
明治新報も、連日戦況を伝えるものが中心となり、おりんちゃんの担当する婦人蘭は縮小ぎみになります。
ある日、おりんちゃんは、泊まり込みで戦況に関わっている記者たちにまじって酒を飲み、泥酔して、夜中に家へ担ぎ込まれます。
源造は、怒りのあまり、おりんちゃんを頬をぶちますが、それ以降、夫婦仲が冷え込みます。
そんな中、嘉助がみどりちゃんを弘次郎のもとへ連れてきて、みどりちゃんとの結婚と、戦争の活動写真を撮るために、満州へ行くことを告げますが、当然のごとく、弘次郎ややえさんは反対します。
はね駒 最終回 あらすじ!
日露戦争から8年後、14歳の長男の弘は、おりんちゃんや源造の影響から外国へ留学したいと言い出します。
今になってやっとおりんちゃんは、相馬から東北女学校へ行くと言った時のやえさんや弘次郎の気持ちがわかるようになりました。
明治45年7月28日、一家は二本松へ向かいます。
弘次郎の店で、サムライの姿でコーヒーを飲んでいるのは、オープニング曲を作曲した三枝成彰さん!
テレビ番組で司会などしていましたね。
ちなみにエールの古関裕而さん、萩本欽一さんの番組「家族対抗歌合戦」で審査委員をしていたの覚えています。
(古関裕而さんが、難しい顔をしている時は、歌が本当にうまい時。)
橘家は、ばあさまとおみっちゃんと嘉助の法要です。
みんなで「故郷の空」を歌っているとおりんちゃんは、新聞に目がとまります。
そこには「聖上陛下御重態」とあり、源造は、おりんちゃんの仕事を考慮し、子供たちは自分が連れて帰るからと、おりんちゃんは先に東京へ戻ることになります。
子供たちに送られて行く途中で、ナレーションの細川俊之さんが!
おりんちゃんの記者としての仕事は、まだまだ続く・・・
完
前置きレビュー
モデルとなった磯村春子さんは、41歳の若さでお亡くなりになります。
その時、長男の英一さんは14歳ですが、実際は、留学どころか、家が大変だったそうです。
最終回では、おりんちゃんは4人の子供がいますが、実際は8人です。
磯村春子さんが亡くなった時、一番下の子は3歳でした。
感想
弘くんの成長
弘くんのしっかりした考えに、源造は留学を許してくれるのかと思ったら、もう少し地道な勉強を考えても良いのではと、現実的でしたね。
確かに、この当時、留学できるのなんて、よほどのお金持ちでないと、厳しいのではと思います。
志の高い息子に成長して、源造、うれしいでしょうね。
大人な源造は、おりんちゃんが相馬に嫁に行くのが嫌で、仙台の女学校へ親の反対を押し切って行ったことと弘くんの留学を重ね、良く理解しています。
おりんちゃんは、弘くんからの話しで、ようやく自分が女学校へ行くことを許してくれた両親の気持ちがわかりました。
自分から離れてしまう淋しさと、子供を精一杯信頼しようと努める、その気持ち。
親があってこそ、自由に羽ばたけると、気づいたのでしょうね。
おりんちゃんも源造も、今の弘くんと同じ14歳で、人生の転機を迎え、源造は「それではな駒に会った」なんて、良いセリフ・・・
源造は、自分を守ってくれた仏様を、弘くんが海外に行く時、持たせようと心に決める源造。
素敵すぎる・・・
弘次郎から、ばあさまの17回忌!嘉助の7回忌、おみつと弦一郎の法要をやると便りが届きます。
「御座候らえば・・・」
三枝成彰!
二本松の弘次郎の店に、三枝成彰さんが!
コーヒーを飲むとき、一瞬、香りを嗅ぎましたね!
さっすがー!!!
あえてちょんまげにしている所が、アーティストらしく反骨精神を現しておかしいwww
そこへ、おりんちゃんの昭和規格な元気な声!
弘次郎の元気そうな様子に、新橋時代のお姐さんのことを思ってからかうと、「なーにを言うか?バカもん!」
昔のおとっつあん!!
おりんちゃん「これこれ、これが聞きたくって!」と、良い表情です!
弘次郎とおりんちゃんの合間を、三枝さんが埋めている構図が、面白いwww
三枝さんのバックには、見事な松の盆栽は、三枝さんへの気配りか?
新之助と再会!
三枝さんと入れ替わりに、新之助が、フラッと店に入って来ました!
相変わらず、新之助、おりんちゃんを喰いつきそうな表情で、喜んで怖いwww
そこへ、新之助の嫁が!
嫁は、新之助が、そこらで鼻の下を伸ばしているのをわかっているのでしょうね。
余計な思いをさせないように子供を新之助に抱かして、扱いがうまい!
おみつちゃん!
じいさまが一人墓参りに行きますが、藤色の着物姿の女の人は、おみつちゃんだよね???
おそらく、そうだと思う!
きれいな着物を着ているので、ちゃんと成仏できたのでしょうね(涙
じいさまは、自分用に場所を開けてと話していますが、お元気そうなので、お迎えはまだだと思われ・・
法要
みどりちゃんと大吉くんの姿がありませんが、嘉助と一緒になって、すぐ未亡人になってしまったみどりちゃんには、橘家との縁を濃く持つよりも、新しい伴侶を得られるように配慮したのかなと勝手な想像です。
おきわさんが、源造にさりげなくお酌をしますが、自然と色香が滲んでいますね。
ここまでは、おりんちゃんは、まだまだかな?
弘次郎が淋しさを埋めるように「故郷の空」を歌い出します。
すると、それに合わせるようにみんなで合唱。
良い家族ですね。
現在放送の「エール」の古関裕而さんは、萩本欽一さんの「家族対抗歌合戦」で審査員をしていましたが、橘家も出られそう。
おりんちゃんが、ふと席をはずして一人涙を拭きますが、中年女性らしい振る舞いで、斉藤由貴ちゃん演技うまいと思います。
新聞に目をとめると「聖上陛下御重態」とあり、源造は、「子供たちは俺がつれて帰るから心配しなくていい」
源造がいるからこそ、おりんちゃんは、はねられるのです!
おりんちゃんが走ると、その後を4人の子供たちが追いかけて、かわいい!
そこへ、ナレーションではなく細川俊之さん登場!
待ってました!
「なんだべ?あのはね駒、たまげたない」
と、細川俊之さんのやさしさを含んだ表情が良いですねー
軽やかで、良い終わりだった!
最後まで、どうもありがとうございました!
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