2020年9月26日(土)
澪つくしキャスト
沢口靖子、桜田淳子、柴田恭兵、根岸季衣、高品格、牟田悌三、高野嗣郎、葛西和雄、吉村直、加藤善博、加賀まりこ、津川雅彦
澪つくし あらすじ ネタバレ
年が明けると、すぐに昭和二年。かをる(沢口靖子)とるい(加賀まりこ)は二人で元旦を迎え、3日に入兆へ年明けの挨拶に出かけます。
入兆の旦那の坂東久兵衛(津川雅彦)から直接、今は離れて暮らすかをるを引き取りたいという思いを聞き、律子(桜田淳子)とも顔を合わせます。
律子は3つ年上の姉でした。
犬吠埼へ出かける、という律子に、道案内でかをると連れていけ、と久兵衛は言うが、律子は断ります。
参考:Yahoo!テレビ
前置きレビュー
昭和元年は12月25日から31日までの7日間しかありません。
そんな中、入兆の手代が、銀行振り込みなどないので、るいに月々のお手当を持ってきて、旦那さまにより、るいに正月の3日午前10時に来るようにと伝えます。
年が明けると、昭和2年です。
飯沼観音の初詣は、大正天皇の喪に服して人が少ないです。
女中のツエは実家へ帰っているので、かをるは、母のるいと二人きりの元旦です。
母のるいは、かをるが入兆の正式な娘として迎えらると考えているので、来年のお正月は、一人きりになると思っています。
かをるにとって一番大切なものは、母のるいなので、寂しい思いをさせたくないと話します。
銚子は醤油と漁業の町で、江戸時代に紀州(和歌山県)の人たちが移民したことにより、発展しました。
銚子の風土が醤油づくりに適しており、秋から冬にかけて、もろみを仕込み、その後は紀州に帰って家族と過ごします。
久兵衛のような醸造元の資産家が妾を持つのは、珍しい事ではありませんでした。
ところが大正時代になると経営の合理化により、紀州の本宅を手放す人が増えます。
母のるいとかをるが、約束の日、入兆へ出かけます。
かをるが小さい頃は、よく訪ねましたが、久兵衛が3号さんをつくったことを知り、遠のいてしまいました。
母のるいはかをるに振袖で来るようにと言ったのに、反発心からか袴姿です。
久兵衛は、大正天皇の喪に服して、盛大な正月を祝えないことが不満そう。
紀州の本宅を整理して、銚子に永住することにした久兵衛は、女学校を卒業したかをるを引き取り、正式な娘として認知することを話しますが、かをるは納得がいきません。
そこへ律子が現れ、久兵衛はかをるとは3つ違いの姉妹だと紹介します。
律子は、父の愛人の娘と愛人にあいさつをされますが、そっけない態度は想定内。
久兵衛は、かをるが律子と息子の3人が仲良くして欲しいと考えていますが、律子の態度に、るいは気にかけ、かをるもみじめな思いになってしまいます。
男の勝手が通用した時代の話しです。
感想
手代さんがお手当を
昭和元年は、わずか7日間しかありませんでしたが、昭和64年も7日間しかなかったなんて、すごい偶然ですね!
手代さんが、月々のお手当を手渡しでもってくるところに、時代を感じます。
新年
二人きりの新年とは言え、かをるちゃんのピンクの着物姿が、艶やかなこと!
立派な漆のお正月セットに、とっても贅沢に見えます☆
母のるいさんは、来年は一人のお正月になってしまうと言うと、母思いのかをるは、「お嫁に行く時は、お母さんも連れて行く」
かわいい。
その上、「お母さんをいじめるようなお婿さんなら、サッサと帰ってきちゃう!一番大切なものはお母さんだもの」
なんてかをるは、良い子なんでしょう。
艶やかな母娘
約束の新年の3日に、かをるとるいさんが、入兆に出かけます。
普段は、質素なるいさんですが、さすがに艶やかな着物姿で、ため息です。
神山さんの話しでは、入兆は会社になり、自分は製造部長になると言います。
時代は、流れていきます。
るいさんは、そのことを思ってか、道端で漁師の大八車とチャンチャンバラバラと、ケンカなどできなくなると、時代が違うと言いたいのですね。
すると若い衆が、かをるの姿に色めき立って、飢えているみたい。
るいさんは「広敷の人たちは、お正月なのに帰るところのない人」だからと、かをるに口をきいてはいけないと、流れ者ってところでしょうか。
久兵衛登場!
お妾さんを囲っている、久兵衛が登場しました!
津川雅彦さんですが艶福家という表現が、ピッタリ!
当時、津川雅彦さん46歳なんですね。
貫禄十分です!
そういえば「おしん」の次男の嫁の父親は、津川雅彦さんのお兄さん・長門裕之さんが演じていましたね。
これから、楽しみになってきます!
久兵衛は、かをるを入兆の正式の娘として迎えることを話しますが、かをるは納得できないようです。
久兵衛は、ただの女たらしというワケでなく、外に出来たかをるのことも、かわいく思っています。
本妻さんにはとんでもないことだけど、子供に対しての責任ある姿が良いです。
かをるは、母のるいさんが、一人になってしまうことを気にしていましたが、久兵衛は、るいさんは、ずっとお前の母親だと話し安心させ、かをるは納得できたようです。
そこへ義理の姉の律子が入って来ますが、冷たそうな表情。
そりゃあ、愛人の子供と仲良くしろと言われても、親の勝手な都合でしかない。
律子は、かをるには、何の興味もなさそう。
久兵衛が一人、満足していて寒いよー
犬吠埼にかをるも連れて行くようにと言うと、律子は、「一人で行く」と、冷たくあしらわれて、かをるちゃん、かわいそうに。
律子としたら、「愛人の子と一緒だなんて、ふざけるな!」だと思う。
久兵衛は、「いつもああだから」というけれど、愛人を囲って子供もいたとなれば、律子が、ああなってもしょうがない。
引用元:
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