2020年12月8日(火)
澪つくしキャスト
沢口靖子、川野太郎、織本順吉、鷲尾真知子、安藤一夫、高師美雪、浜田晃、岡本早生、草笛光子
澪つくし あらすじ ネタバレ
知らせを聞いてかをる(沢口靖子)も浜に駆けつけます。
事故に遭ったのは泳ぎの達者な鯉沼(岡本早生)で、漁師たちの間で、黒不浄を止めて漁に出た網主の判断を糾弾する声が高まります。
鯉沼の妹のアミちゃん(高師美雪)は善吉(安藤一夫)の幼なじみで、善吉も惣吉(川野太郎)に対して怒りをぶつけます。
漁に出たくないと酒浸りの若い漁師たちを叱責する船村(織本順吉)を止めに入った惣吉は、漁師たちと話し合おうとしてぶつかってしまいます。
参考:Yahoo!テレビ
前置きレビュー
悪い知らせは別の船の乗組員から伝えられましたが、遭難者の名前はわかりません。
かをる、とねさん、アミちゃんは、浜へ走ってかけつけます。
浜へ着くと、「黒不浄の祟りだ」とウワサ話が聞こえてきます。
亡くなったのは、アミちゃんのお兄さんでした。
亡くなったいきさつや葬式の段取りなどを話していると、乗組員の須貝が「この始末は、どうつけてくれる」と言って来ました。
惣吉は、その言葉に・・・
亡くなったアミちゃんの兄の鯉沼は、リウマチの母親と5人の弟や妹がいる一家の大黒柱です。
働き手がいなくなったアミちゃんの家は、これからどうなってしまうのでしょう。
すると、とねさんは、胸のすくような話を始めますが、それを打ち消すかの如く、乗組員の鯖江が、さもありなんなことを口にします。
かをるには、聞くに堪えないことです。
アミちゃんの家
このことで、網主と漁師たちの間に溝が出来てしまいます。
漁師たちは、鯉沼の家にかけつけると、みんな泣き叫んでいます。
そこへ知らせを聞きつけた善吉がやって来ます。
善吉とアミちゃんの仲を知っている松浦は・・・
学生服を着た善吉は、アミちゃんに声をかけるのが精一杯です。
祟りか
かをるは、自分が嫁いで来たことに責任を感じますが、とねさんは気丈にかをるを励まします。
惣吉は、今回の鯉沼が亡くなった件で、黒不浄で1週間と決めて休むのは、亡くなった人も浮かばれないのではと、おきてを信じることを疑問に思います。
惣吉は、鯉沼の事件は祟りか偶然か、はっきりさせたいと考えます。
善吉が、働き手のいなくなったアミちゃんの家は、地獄に落とされたようなモノだと、興奮して家に帰って来ます!
ここでの善吉の訴えは、律子が醤油屋に感じている疑問と似ています。
網主は、自分のことばかりで、船子が、どれほど貧乏しているかわからないと言うのです。
恋女房
かをるは、事故で死人が出たと聞いて、すぐに惣吉のことを思ったことを打ち明けます。
惣吉は、やっとめとった恋女房を残して死ねるかと、覚悟してますが、キレイごとばかりじゃすまされません。
漁師たちと網主との間に溝が出来、漁師たちは朝から酒を飲んで、ツエさんに「くるんずまるんず(子どもたちが色々なことをして遊ぶこと)」と言われるだらしのなさ。
かをるは、苦を苦とも思わず、健気に頑張っていますが、ツエさんは、そんなかをるを心配します。
かをるは、ツエさんの心配など、軽く交わしますが、胸の痛くなるような光景を目にすることになります。
重いストーリーです。
感想
痛い
空がいかにもな曇り空で、不吉な予感。
浜の女たちが「黒不浄の祟りだ」とウワサしていますが、「やっぱりねー」なんでしょうね。
惣吉が、「黒不浄は今夜で打ち切りだ」と言わなきゃ良かったのに・・・
亡くなったのは、アミちゃんのお兄さん。
まだ若いアミちゃんは、兄の遺体を見て泣きますが、かわいそう。。。
惣吉怒る!
乗組員たちが、黒不浄が2つも続いたのは、よそ者のせいに違いないと言うと、惣吉は「もう一編同じことを言ったらかっくらすぞ!」と激おこ!!
かをるを守るために、怒るのは当然だけど、かをるは肩身が狭いでしょうね。
祟りか偶然か
責任を感じるかをるに、とねさんは「ここら辺の漁師は口が悪い」と、かをるを大切に思っているのがわかります。
惣吉は、祟りか偶然かはっきりさせたいと話すと、源さんは、そういうことも大切だけれど、人の上に立つものは、周りとうまくやっていくことを優先した方が良いと、処世に長けている。
惣吉は、いつまでも黒不浄のおきてにこだわっているのは、江戸時代と変わらないと、意外と進歩的な人ですが、かをるは、本能的に惣吉の性質を感じ取っていたのかも。
惣吉のような考えも大切ですが、源さんの言っていることも「和をもって尊しとなす」でわかる。
善吉の訴え
漁師は、醤油屋とは世界が違うとは言え、実際の所は、網主がぬくぬくしていられるのは、船子が命がけで働いているお陰と、醤油屋と変わらないような。
善吉が興奮して訴えますが、とねさんも惣吉も、暗黙の了解を打ち破られた思いでしょうね。
恋女房
かをるに、惣吉は漁師に嫁いだことを後悔しているかと、正直に聞きます。
色々な覚悟がないと難しいなと思いますが、惣吉は、単刀直入に「漁師はバクチのようなものだ」と話します。
厳しい現実だと思うけれど、絆を強めるためにも、惣吉はしっかりしています。
するとかをるは惣吉の手を握りしめ「私は、惣吉さんと結婚をしたのです」
うわっ~こんなこと言われたら、男はメロメロだろうなー
かをるの覚悟を見た、惣吉の表情が良い!
惣吉の覚悟
漁師たちが漁に出ようとせず、鯉沼の二の舞になりたくないと、朝から酒を飲んでいます。
そんな漁師たちに、惣吉は、ちゃんと納得できるように話し合いをしようとする姿が、かっこいい!!!
男前!!
甘やかしたらつけあがると言う源さんに、惣吉が「ここは、俺に任せてくれ!」
きゃーツボ!!!
ツエさんが、漁師たちと惣吉が、やり合っていて「漁師って怖いですね。かをるさん、イヤになりませんか?」
おかしいww
かをるは呆れたように「いつでも本銚子に帰っていいのよ」と、この落ち着き加減!
素敵~
と思ったら、惣吉が漁師を説得させている姿が、切ないな~
引用元:
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