こんにちは。きゃんでぃです。
今年は、坐骨神経痛になったり、不意な出費が続いたり、平穏とは言えない1年でした。
あと少しで、今年も終わりと言う時に、お腹が・・・
幸い、ノロではなさそうでしたけど。
個人的には、やれやれな年でした。
「報道特集」(2016/12/24放送)より、障害と社会についてまとめました。
栃木県にある障害者支援施設「かりいほ」は、窃盗や問題行動を繰り返してしまい社会の中で、居場所をなくした、障害のある人を受け入れ続けています。
かりいほ栃木にある障害者支援施設の住所場所は?
ここにいる人たちの理由は、障害があることが直接の理由ではありません。
物をとってしまったり暴力、はいかいなどの問題行為で、家庭や地域にいられなくなった人たちです。
知的障害者支援施設「かりいほ」は、社会福祉法人、つまり民間が運営しています。
20代~50代の男女約30人が入所しています。
建物には鍵がかかっておらず、出入りは自由です。
周囲を山で囲われていますが、塀もフェンスもありません。
職員と共に、農作業を中心とした生活を送っています。
「かりいほ」の施設長石川恒さんは、「本人の本当の姿を知ろう」と話します。
かりいほ
〒324-0231 栃木県大田原市北野上3952
東北新幹線那須塩原駅下車
タクシー約35分
東北道矢板ICから約45分
かりいほ栃木にある障害者支援施設の入所理由は?
かりいほに9年住んでいるAさんは、軽度の知的障害とADHD(注意欠陥多動性障害)を抱えており、歩き疲れると自転車を取ったり、置き引きなどの衝動的な行動が抑えられません。
小学生のころから、家族や友人の家からお財布を持ってきてしまうため、薬による治療をしましたが、状況は変わりませんでした。
親が力づくで抑えても、反発して家を飛び出してしまいます。
困り果てた父親がようやく辿り着いたのが、「かりいほ」でした。
月に1度面会にやってくる父親に帰省したいと訴えますが、父親と同じ行動がとれないようなら、できないと拒否します。
実は、以前にもAさんの地元に戻るための取り組みが行われたことがありましたが、そこでもまた、人の物をとってしまう行動があったのです。
問題行動を変える事は、かんたんではありません。
それでも暮らし続けられる場所を作るのが、福祉の本来の役割だと石川施設長は考えています。
人を困らせるようなことがあったとしても、そういうことを抱えながら、どう生き続けていくか。
いる場所をなくさないために、どうするか。
かりいほの職員の労力は、軽くはありません。
知的障害自体は軽度ですが、支援の手は、人一倍かかります。
住み込みの職員が多く、何かあったらすぐに駆け付ける体制はあります。
職員の一人Bさんは、子供と妻を施設の敷地内で暮らしています。
一緒に生活していることで、利用者(障碍者)の気持ちも、深くつきあえることで違ってきます。
もともとは、教育をして変えて、元の地域に戻す事を目標にしていましたが、実際には、その枠組みではうまくいかず、「かりいほ」では、本人を変える事の発想自体をやめて、本人がどう苦しんでいるか、もっと理解をして、なんとか現実と折り合いをつける。
そう言う方法を一緒になって探そうと言う考え方に変わってきているそうです。
まとめ
ご家族や職員の方のご苦労を思うと、なんとも言えません。
自立支援とか言いますが、信頼する職員がいなくなったとき。
容易に職員の補充は、できないと思います。
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